「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

AIを業務改善に活用する村田製作所、押し目!?

2019-05-16 23:59:13 | 企業を斬る

      
村田製作所は、人工知能(AI)を活用した感情やストレス分析を、企業活動や
生産性の改善につなげるサービスの実証実験を始める。みずほ情報総研(東京)、
イスラエルのベンチャー企業との協力で複数の事業者で実験し、新規ビジネスと
して2019年末ごろから販売を始める。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000020-kyt-bus_all

実証実験に村田製作所とイスラエル「ザ エレガント モンキーズ(TEM)」が
開発した感情・ストレス分析の独自システムを活用。みずほ情報総研がそのデータ
を使い、企業の組織・業務プロセスの改善を図るためのコンサルティングを行う。

このシステムは、身につけるウエアラブル機器を通じて心拍数や発汗量など生体
情報を収集。AIを用い、リアルタイムで客観的な感情測定値に変換します。
村田製とTEMは17年から業務提携し、村田製のセンサーを使い、イスラエル
やドイツの学術・医療機関と協力して開発にあたった。


最近の村田製の株価は、スマホ向けデバイスで、アップルの失速や中国需要減速
などにより、出荷量が当初計画から大幅に下振れして、下落。

また、トランプ政権によるファーウェイへの事実上の輸出規制を決めたことから、
電子部品大手であるゆえ、突っ込み安の対象となっています。

株価は下落傾向で、予想に届かなかったが、増収増益を確保しています、連休前
5960円の株価は、今日4856円まで売られており、半年後6000円程度
になっても良い銘柄。明日、下押しする様なら押し目を拾いたい銘柄。 

さて、日経平均は反落して、125円安の21062円の大引でした。
(出来高 概算14.6億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は続伸。4月小売り売上高はマイナス成長も、対中国の自動車
関税引上げ等の延長報道で上昇した格好。日経平均は、荷中貿易戦争の泥沼化を
嫌気して小幅安でスタートとすると、一時20950円台迄下押ししたが、上海
株が堅調で、何とか21000円台を確保した格好でした。もみ合いの中、小幅
上昇しても良い状況の中、先物の売りに押された格好。

日経平均は下落も21000円台をキープして、ボリンジャーバンドは-2σ辺り。
自律反発して良い水準です。、

今晩のNY市場、続伸してのスタートで、好調な経済指標や企業決算でどこまで
上昇するかポイントです。

明日の日経平均、週末でも、早速の反発を期待しています。

 

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70歳迄就業への動きは、年金受給開始年齢の繰り下げへの布石!?

2019-05-15 23:58:06 | 政治に物申す

      
今日、政府は未来投資会議(議長・安倍晋三首相)で、高齢者の就業拡大に
向けた方針を示した。
70歳までの雇用確保のため、企業に対して継続雇用や起業支援等の選択肢
を提示。努力義務として実施を求める。
来年の通常国会に高年齢者雇用安定法の改正案を提出し、成立を目指す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-00000130-jij-pol

65歳までの雇用確保では既に、定年の廃止や延長、継続雇用のいずれかを
企業に義務付けている。70歳では自社による雇用に加え、他社への再就職
フリーランス契約への資金提供など、高齢者の特性や健康状態に応じた選択
肢を用意した。

安倍首相は「元気で意欲がある高齢者の方々に、経験や知恵を社会で発揮して
いただく」と強調した。 


定年の廃止や延長、継続雇用の70歳への引き上げは、現状の70歳を見ると
納得できます。頭も働き、体もまだまだ動かせます。30~40年前の60歳
に相当し、10歳位若返っています。やる気や元気があるならば、経験や知恵
を社会に還元する意味で70歳までの就労は、賛成です。

ただ、真の狙いは、年金財政の確保のため、厚生/共済年金を納付してもらい、
年金受給開始年齢の繰り下げの布石であることがわかります。

おそらく、この2、3年の内に年金受給開始年齢を2、3歳繰り下げると思い
ますが、その施策の発表時期に注目しています。

さて、日経平均は8日ぶり反発して、121円高の21188円の大引でした。
(出来高 概算15.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は反動高。米中の報復関税合戦に対しトランプ大統領が、G20
での協議継続をツイートしたことにより、さらなる世界経済悪化を緩和した形。
日経平均は、上昇して始まった。しかし米中貿易戦争勃発を意識して、値を下げ、
一時21000円割れする場面もあったが、上海株等の上昇もあり戻りを試した。

日経平均は、8日続落を回避し自律反発の21100円台をキープして終了した。
日経平均は8日ぶり反発。2日続けての下ヒゲ陽線引け。ボリンジャーバンドは
-2σ~ー1レンジの-2σを上回ってきた。突っ込み下げからどこまで戻すか、
NY株式の追い風がほしいところ。

今晩のNY市場、下落してのスタートですが、どこまで戻し上昇して終了できるか
ポイントです。

明日の日経平均、続伸期待もあるが、戻り待ちの売りから下ヒゲ陽線引けを想定
しています。

 

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トヨタ好業績から役員賞与2.7%増も、社長は危機感!?

2019-05-14 23:58:02 | 企業を斬る

         
今日、トヨタ自動車が、豊田章男社長ら6人の取締役に対する2019年3月期の
役員賞与を前期比2.7%増の総額12億5700万円としたことが、分かった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190514-00000103-kyodonews-bus_all

1人当たり平均は2億950万円で、前期を550万円上回る。19年3月期
連結売上高が国内企業で初めて30兆円を突破するなど好調な業績を反映した。

社外取締役と退任者を含む計13人の賞与と役員報酬の総額は、1.5%増の
19億4500万円でした。6/13に開く定時株主総会の招集通知に記載。
総会では、取締役に対する報酬総額の上限を現在の年間40億円から70億円
に引き上げることも提案する。


日本企業として、初めて売上高が30兆円台に乗り、ホンダの約2倍、日産の
3倍の売上高です。トヨタ社長は、令和時代に突入しても、車産業の未来に
危機感を抱いている様で、「トヨタなら大丈夫!と皆が言うようになったら、
危ない」と、先行き見通せない市場の中で、手綱を引き締めコメントしてます。

幹部には、役員報酬に見合う経営手腕を発揮してもらいたいと思います。

さて、日経平均は6日続落して、153円安の21191円の大引でした。
(出来高 概算14.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は大幅安。米中の報復関税合戦に、世界経済悪化懸念が再燃
日経平均は、大きく下落し、寄り付き直後20700円台をつける場面もあった。
ただ日経平均は、7日続落の動きの売られ過ぎ感から、自律反発のベクトルで
後場にかけて下げ渋り、何とか21100円台をキープして終了した。

日経平均は7日続落。ギャップダウンからの下げも、昨日迄下げを半分先取り
しており、売られ過ぎ商状。ボリンジャーバンド-3σレベルまで下げる場面も、
終値で、-2σ辺り迄戻した格好。下方トレンドから脱却するため、8日続落を
回避するか、NY株式市場の反転に期待したいところ。

今晩のNY市場、昨日の突っ込み安もあり、自律反発から上昇スタート。どこまで
上値を取れるかポイント。

明日の日経平均、そろそろ令和初めての上昇、自律反発に期待したい。
 

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景気動向指数が悪化!今秋の増税は、再延期か!?

2019-05-13 23:58:26 | 政治に物申す

         
今日、3月分の景気動向指数の基調判断について、内閣府は、これまでの
「下方への局面変化」から「悪化」に引き下げた。景気が、後退している
可能性がより高い事を示しており、「悪化」の判断は2013年1月以来、
6年2カ月ぶり。中国経済の減速が大きく影響した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000030-asahi-brf

政府は昨年から、「景気は緩やかに回復してる」との公式見解を維持して
きた。客観的な指標に基づく今回の判断引き下げを受け、見方を変えるか
どうかが焦点となる。

内閣府が13日公表した景気動向指数の速報値は、景気の現状を示す一致
指数(2015年=100)が、前月より0.9ポイント低い99.6。
算出のもととなる指標の中で、鉱工業生産など5つが悪化要因となった。
中国向け輸出が鈍り、国内企業の生産や出荷が落ち込んでいることが主な
原因。


今秋10月に予定している消費税率10%の引き上げは、再考されるべき
内容です。米中貿易協議は、報復関税の応酬合戦で、景気動向指数の結果
から景気後退の可能性を示唆しており、増税の再延期が正論の様に思う。
この決断を安倍政権でできるか、注目しています。

さて、日経平均は6日続落して、153円安の21191円の大引でした。
(出来高 概算14.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は底堅い状況であったが、米で対中3000憶ドルの追加
関税施するとのリリースが伝わり、東京市場は売り優勢の展開となった。
週明けNY市場の警戒感を先取りした下落で、景気動向指数の悪化も、日本
経済の減速懸念を示した格好。結局21200円台を下回り、終了した。

日経平均は6日続落し、弱気トレンドが示現。ボリンジャーバンド-2σの
レンジを下回り、売られ過ぎ商状。

今晩のNY市場、中国の報復関税表明で、大幅安スタートし下げ基調です。
どこで下げ止まるかポイント。

明日の日経平均、今日の下落で、NY市場の下落を半分織り込んでれば、
今度こそ、下ヒゲ陽線引けを想定したい。


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5月第3週 相場展望と予定

2019-05-12 23:55:26 | 相場展望

         
令和時代に突入、5月第2週の日経平均は、平成最終から5連敗と大きく下落した
週となった。東京市場10連休中の欧米市場は、比較的堅調であったが、連休最後
に、トランプ大統領が中国への関税引き上げ10%→25%の表明で米中通商協議
先行き懸念が再燃し、大幅安。

その流れを受けた日経平均は、連休中の米雇用統計好感を取り消して軟調と、節目
22000円を割り込むと、為替の円高もあり突っ込み安となった。

結局、日経平均は、週間で913円下落(↓4.11%)21344円だった。

さて、5月第3週(5/13~5/17)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

連休明けの東京市場は、トランプ大統領が中国への全品目25%関税を表明しており、
突っ込み安から戻りを試す下ヒゲ陽線引けのスタートを想定したい。

経済指標で、国内は、決算ピーク後半のヤマ場。好業績を発表した個別銘柄で、
中・小型株の妙味がありそうである。

また、海外では、米で5/14の4月輸出入物価指数、5/15の4月小売売上高、
5/16の4月住宅着工件数などが注目される。中国では、5/15の4月鉱工業
生産、4月小売売上高。EUでは、5/15の域内GDP改定値がある。

為替がやや円高になっており、ここからの下振れは限定的と捉え、自律反発に期待
したい。

日経平均、5月第3週(5/13~5/17)レンジ、21050円~21650円
程度を想定しています。

1.5月第3週(5/13~5/17)主なイベントと予定
 5/13
 日本 3月景気動向指数
 日本 デサント、デンカ、大林組、エーザイ、大正薬、王子HD、LIXIL、東芝
    安藤ハザマ、大和ハウス、明治HD、三菱ガス、東急、国際帝石、ハウス食、
    TIS、ガンホー、太陽日酸、ブリヂストン、三菱マ、ホトニクス、太陽誘電
    いす々、ユニ・チャーム、スズケン、グリコ、ユー・エス・エス、スクエニ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、挨拶
 5/14
 日本 3月国際収支
 日本 Gウイン、日揮、IIJ、日水、三菱ケミ、大塚HD、ヤクルト、東レ、日軽金
    近鉄G、協和エクシオ、森永、カルビー、クレハ、宇部興産、沢井製薬、資生堂
    太平洋セ、JFE、フジクラ、アマダHD、ルネサス、堀場製、カシオ、ゼンショー
    パラベッド、大日印、三菱地、西武G、TBS、日本製粉、宝G、飯田HD
    マンダム、古河電、サンリオ、日産、博報堂、リクルート 各決算
  米 4月輸入物価指数
  米 ラルフローレン 決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  英 3月失業率
  独 5月ZEW景況感指数
 5/15
 日本 4月工作機械受注 
 日本 鹿島、DIC、日ハム、クラレ、三井化学、日本紙、クレセゾン、東映、パーソル
    アルフレッサ、すかいHD、ワコール、住友化学、電通、日ぺ、フジHD
    出光興産、三浦工業、日本郵政、SMC、かんぽ、郵貯、メディパル、みずほ
    ソニーFG、T&D、KDDI、共立メンテ、アサヒインテック、日産化学
    洋缶HD、三菱UFJ、第一生命、コカ・コーラ、三井住友、ホシザキ
    フクダ電、三井トラスト 各決算
  米 4月小売売上高
  米 4月鉱工業生産
  米 3月対米証券投資
  米 週間原油在庫統計
  米 クラフト・ハインツ・フーズ、シスコシステムズ、メーシーズ 各決算
  米 国債償還 3年債 (294億ドル)
         10年債(644億ドル)
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
 中国 4月小売売上高
 中国 4月鉱工業生産
  独 第1四半期GDP速報値
  仏 クレディ・アグリコル 決算
 5/16
 日本 4月企業物価指数
 日本 住友不動産、JRE、日テレ、おおぞら、タカラレーベン 各決算
  米 4月住宅着工件数
  米 ウォルマート、アプライド・マテリアルズ、エヌビディア 各決算
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演 
  豪 4月雇用統計
 EU ユーロ圏財務相会合
 5/17
 日本 3月第3次産業活動指数
 日本 光通信、北越コーポ、オオハシテクニカ 各決算
  米 4月景気先行指数
 NZ 第1四半期生産者物価指数
 EU 財務相理事会
 5/18
  豪  豪州総選挙
 5/19
  印 インド総選挙投票最終日

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/10)
 今日のNY為替市場、序盤はドル売り・円買いが優勢となった。トランプ政権は
 2000億ドルの中国輸入品に対する関税を10%から25%への引き上げを発動
 した。トランプ大統領は「慌てる必要はない」と述べていた。
 
 中国がどのような対応を取ってくるか見極めたい雰囲気もある中、米中貿易協議が
 長引くのではとの懸念から、きょうもリスク回避の雰囲気が強まった。
 
 米株式市場でダウ平均が一時358ドル安まで下げ幅を広げる中、ドル円は昨日に
 引き続き109.50円を割り込む場面も見られた。
 ただ、昼過ぎになってドル円は買い戻されている。2日目の米中貿易協議が午前で
 終了し、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、
 ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は
 「協議は非常に順調にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、
 一旦悪材料出尽し感が出ているのかもしれない。中国の環球時報は、米中は北京で、
 次の協議を継続することで合意したと伝えていた。米株も買い戻しが強まる中、ドル
 円は110円台に戻す場面も見られた。
 
 ユーロドルは上に往って来いの展開。序盤は買いが強まり1.1250ドル近辺まで
 上昇。完全に米株睨みの中、米株に買い戻しが入るとユーロドルは1.1230ドル
 近辺に伸び悩んでいる。1.1250ドル付近の売り圧力は強かった模様。
 ポンドドルも1.3050ドル手前まで上昇後、1.30ドルちょうど付近に戻した。 
 https://fx.minkabu.jp/news/102844
 
 米国債利回り
  2年債        2.268(+0.010)
  10年債      2.469(+0.027)
  30年債      2.887(+0.026)
  期待インフレ率   1.885(+0.029)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回り上昇。朝方発表の米消費者物価指数(CPI)が
 予想を下回ったことや、トランプ政権が対中関税を引き上げたことで序盤はリスク回避
 の雰囲気が強まり、利回りは下げて始まった。
 
 しかし、後半になるとムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わり、米
 株も急速に下げを取り戻す中、米国債利回りもプラスに転じている。ムニューシン米
 財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調に
 いった」と述べていた。
 
 米10年債は一時2.42%まで低下後に2.47%付近まで戻した。
 2-10年債の利回り格差は20(前日19)とフラット化解消が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102843

3.NY株式市場 結果(5/10)
 NY株式10日
  ダウ平均       25942.37(+114.01 +0.44%)
  S&P500       2881.40( + 10.68 +0.37%)
  ナスダック         7916.94(  +  6.35 +0.08%)
  CME日経平均    21495     (大証比:+185 +0.86%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。トランプ政権は2000億ドルの中国輸入品に
 対する関税を10%から25%への引き上げを発動し、トランプ大統領は「慌てる必要
 はない」と述べていた。市場では何を期待したらよいのかわからず、中国がどのような
 対応を取ってくるのか見極めたい雰囲気のようだ。そのような中、米中貿易協議が長引
 くのではとの懸念から、きょうも売りが優勢となり、ダウ平均は一時358ドル安まで
 下げ幅を広げる場面も見られた。
 
 ただ、昼過ぎから買い戻しが見られている。2日目の米中貿易協議が午前で終了し、
 ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴副首相の発言が伝わっていたが、ムニューシン
 米財務長官は「協議は建設的だった」と述べた一方、劉鶴副首相は「協議は非常に順調
 にいった」と述べていた。具体的な進展は何も見えていないが、一旦悪材料出尽し感が
 出ているのか、ショートカバーが入っているようだ。中国の環球時報は、米中は北京で、
 次の協議を継続することで合意したと伝えていた。
 
 終盤に入ってダウ平均はプラスに転じ一時190ドル高まで上昇し、2万6000ドル
 台を回復する場面も見られた。
 
 ダウ採用銘柄ではダウ・インク、ウォルマート、ユナイテッド・ヘルス、コカコーラが
 上昇に転じた。一方、アップルやインテルが下落している他、ウォルグリーン、メルクが
 マイナス圏で推移。
 
 ナスダックは横ばい。アマゾンやアップル、エヌビディアが下落しているほか、インテル、
 テスラも軟調。一方、マイクロソフト、AMDがプラスに転じている。
 配車サービスのウーバーがきょう上場。IPO価格の45ドルに対して初値は42ドルと
 IPOより低い水準で寄り付いた。結局、41ドル台半ばに下落して初日の取引を終えて
 いる。
 
 不動産サイト運営のジローが上昇。1-3月期決算を発表しており、売上高が予想を上
 回った。昨年立ち上げた不動産売買部門が予想以上に好調だった。
 シマンテックが大幅安。決算が不調でクラークCEOの即日退任が発表された。ヒル氏を
 暫定CEOに起用。
 https://fx.minkabu.jp/news/102840

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/10)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=61.66(-0.04 -0.06%)
 
 期近6月限は時間外取引は小高く推移。日中取引も序盤から中盤は小高く推移したが、
 日本時間の10日午後1時1分に、米国が中国からの輸入品2,000億ドル分についての
 関税を10%から25%に引き上げられ、世界景気減速に伴う石油需要の減少が警戒された。
 
 米株が一時、大幅下落からリスク回避の動きも強く、上げ幅を削り、弱含みとなったが
 下値堅く推移。米国・イラン間の緊張による地政学的リスクが下支え要因となったが、
 方向性を欠く展開となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/102845

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1287.40(+2.20 +0.17%)

 金6月限は続伸。時間外取引では、米中の通商協議の1日目が終了、リスク回避の動きが
 一服する場面も見られたが、米国の対中関税引き上げによる株安再開を受けて堅調と
 なった。日中取引では、予想以下の米消費者物価指数を受けて買い優勢となった。
 その後は米中の通商協議が建設的とされ、株高に振れたことを受けて上げ一服となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/102837

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令和、最初の週は全敗も、自律反発の準備整う!?

2019-05-11 18:39:09 | マ-ケット

        
10連休明けの東京市場は、トランプ関税引き上げショックで、続落続き
の週となり、
週間で913円も下げる負の連鎖であった。

来週から自律
反発を期待したいが、今週末の動きを確認して、令和初週
の備忘録
してトレーダーズ・ウェブの記事を、メモとしてアップして
おきます。

===================================
10日の日経平均は5日続落。米国株安を受けても上昇して始まり、前場
では上げ幅を3桁に広げる展開。米中交渉にらみの地合いではあったが、
上海株に強い買いが入ったことなどから押し目買いが優勢となった。
しかし、昼休みに入ると先物が急速に値を消した上に、円安に傾いていた
ドル円も失速。後場は早々にマイナス圏に沈むと、下げ幅を200円超に
広げた。一方、いったんしぼんだ上海株に改めて買いが入ったことから、
取引終盤にかけては値を戻した。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190511-00000009-dzh-fx

東証1部の売買代金は概算で3兆1300億円。業種別では医薬品や石油・
石炭、電気・ガスなどが上昇した一方、非鉄金属や精密機器、食料品など
下落した。

前期の利益が従来計画を上振れた味の素が後場急騰。反面、今期が2桁の
営業減益計画となった三菱自動車が急落し、年初来安値を更新した。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1055/値下がり1004と、日経平均
下落したものの値上がりが値下がりを上回った。ZOZOやSUMCOが
大幅上昇。

安心感のある決算が確認できたダイキンが買いを集めた。上方修正を発表
したヴィンクスや大幅増益着地となったユナイテッドが急伸。

1Q大幅増益の富士ソフトはストップ高まで買われた。またドライアイ治療
薬事業の売却を発表した武田が強い動きとなった。

一方、ソフトバンクGが大幅安。
株式分割を材料に買いが先行したものの、出資している米ウーバーの公開
価格が失望を誘ったことなどから売りに押された。

東海カーボンは下方修正がネガティブサプライズとなり急落。昭和電工や
日本カーボンなど黒鉛電極関連が連れ安した。

今期大幅増益計画のパナソニックや1Q決算が失望を誘ったGMOクラウド
売りに押され、決算発表の延期を発表した日立キャピタルが値を崩した。

日経平均は前場では買いが入ったものの、外部環境に変調が見られると一気
に崩れ、上海株が堅調を保っているのを横目で見ながらも、プラス圏を回復
することができなかった。

今週は弱気ムードを払拭できず全敗。令和初の上昇も翌週以降に持ち越しと
なった。8日25日線を割り込み、サポートとなるかと期待された75日線
(21368円、10日時点、以下同)も週末値(21344円)では若干
下回った。

来週は26週線(21244円)サポートに、早々に13週線(21465円)
を上回ることができるかが注目点となる。セクターでは今週の動きが弱かった
ガラス・土石、非鉄金属、海運、機械、鉱業などに調整一巡感が出てくるかに
注目しておきたい。
===================================

 

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火災保険、10月から5~9%値上げ!?

2019-05-09 23:56:04 | ニュ-スからひと言

        
東京海上日動火災保険など損害保険大手4社が、火災保険料を10月に全国
平均で5~9%値上げする方針を固めたことが8日、分かった。値上げは、
2015年以来、4年ぶり。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00000175-kyodonews-bus_all

昨年は大型台風や豪雨が相次ぎ、各社の保険金支払いが増加したため、料金
改定で収益を改善する。10月には消費税増税も控えており、家計の負担が
増えそう。

値上げ幅は全国平均で東京海上が6~7%、損保ジャパン日本興亜が5~7%
三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が6~9%。保険料は
建物が木造か鉄筋コンクリートかどうかや用途などによって変わる。


昨年は、西日本ゲリラ豪雨や台風など、自然災害の発生で保険金の支払いが
増加し、火災保険の収益率が悪化したと推察できます。損保各社の値上げの
動きは避けられない様で、今秋から家計の負担で、購買意欲が低下しないか
気になります。

さて、日経平均は4日続落して、200円安の21402円の大引でした。
(出来高 概算16.8億株の商いでした。)

今朝方のNY市場は続落した。東京市場は4日続落と中国への関税引き上げ
に対する世界経済減速懸念を如実に示した格好。一時21300円台迄下落
する場面もあった。ただ引けにかけて買い戻しあり21400円台で終了。

令和時代に突入し、下落相場続きで、明日の日中会談の行方が気になるが、
「下げ続ける株はなし」で、自津反発して良い水準。買いのサインが出てる
銘柄も散見され、明日ミニSQ通過後のアク抜けに注目です。

日経平均は4日続落し陰線引け。ボリンジャーバンド-2σレンジ~ー1σへ
移行しチャート形状悪化。為替の円高も追い打ちです。

今晩のNY市場、下落スタートし、下落の負の連鎖が止まるかポイント。

明日の日経平均、平成から令和で900円余り下げており、明日は米中
交渉の結果に関わらず、アク抜けとなってほしい。
イベントとSQ通過の自律反発に期待したいが、先物やいかに。

 

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トランプ発言の衝撃、世界市場で株安連鎖!?

2019-05-08 23:58:03 | マ-ケット

       
米中貿易戦争激化の懸念を背景に、世界市場で株安が連鎖している。8日は
前日の欧米市場の流れを引き継いで東京市場で株価が続落、中国などアジア
各国でも軒並み下落した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190508-00000088-mai-brf

トランプ米大統領の表明通りに中国製品に対する関税が引き上げられれば更
なる混乱を招く恐れがあり、市場関係者は9~10日にワシントンで開かれる
閣僚級の米中貿易協議の行方に神経をとがらせている。【後藤豪、高橋祐貴】

8日の東京株式市場は、東証1部上場企業のうち8割超の銘柄が値を下げる
全面安の展開となった。韓国やシンガポール市場の株価指数が約1カ月ぶり
安値をつけるなど、アジア各国にも株安が波及した。

貿易交渉を巡る中国側の対応に不満を募らせたトランプ氏は、米国時間の5日
中国製品に対する関税引き上げをツイッターで表明。その後、中国の上海総合
指数は計5.9%下落し、日経平均も2.9%値を下げた。米国や英国でも7日
終値時点で2%程度下落している。


連休明の東京市場は、米中貿易戦争の懸念再発で、株安/円高にシフトして
東京市場は、連休中の米株上昇を織り込まず、やや下げ過ぎの感がある。
トランプ大統領の25%関税引き上げコメント、明日実行に移すのか、注目
しています。
 
さて、日経平均は大幅続落して、321円安の21602円の大引でした。
(出来高 概算14.9億株の商いでした。)
 
今朝方のNY市場が大きく下落した影響で、東京市場は3日続落と、米の中国
への関税引き上げに対する世界的経済減速懸念を先取りして、一時400円も
下落する場面もあった。ただ引けにかけて買い戻しあり21600円台で終了。
 
トランプ大統領の対中国へ25%関税をかける表明をし、米中関係の悪化から
それを先取りしており、やや下げ過ぎの感ある東京市場であった。
 
日経平均は3日続落し陰線引け。ボリンジャーバンド-1σレンジ~25日線
へ移行しチャート形状悪化。為替も円高も追い打ちとなり、東京市場が開くと
円高へ株式市場の重石となった格好。明日以降の戻りがあるのか、注目です。
 
今晩のNY市場、もみあいスタートし、下落の負の連鎖が止まるかポイント。

明日の日経平均、下落してのスタートを想定。トランプコメントを織り込み、
押し目のチャンスになるか注目しています。

 

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ヤマト、宅配値上げ受け入れられ増収増益!?

2019-05-07 23:58:19 | 企業を斬る

       
国内大手物流会社の業績が拡大している。ヤマト運輸を傘下に持つヤマト
ホールディングスと佐川急便を傘下に持つSGホールディングスの2019年
3月期通期業績はともに増収増益だった。ヤマトが「人手不足」を理由に
近年進めてきた宅配値上げを受け入れる顧客企業が増え、その動きが業界に
波及した格好だ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190507-59539025-business-bus_all

ヤマトが4/26に発表した19年3月期通期連結決算は、売上高にあたる
営業収益が前の期に比べ5.6%増の1兆6253億1500万円、純利益
同40.9%増の256億8200万円でした。

ドライバーの増員などで人件費が増加したが、それを補って余りあるのが
宅配値上げに伴う単価上昇。ヤマトによると19年3月期の宅配の平均単価、
今年1月末時点の予想を2円上回る664円で着地したという。

宅配業界最大手のヤマトの動きは他社にも“波及効果”を及ぼす。その1社
SGホールディングス。同社の19年3月期の連結営業収益が7.0%増の
1兆1180億9400万円、連結純利益が同20.7%増の434億強。
平均単価が613円と前の期に比べて11.5%伸びたのに加え、荷物の
取扱個数も約2%増加したという。


今やネット上の店舗で、食品/衣類/雑貨/家電/書籍etcを購入する消費者も
多く、それを販売するEコマース(インターネット上で商品やサービスの売買を
行う電子商取引)事業者も多い。
販売者、購入者にとって、宅配値上げを受けてもメリットがあれば、利用する
頻度は増加します。今後は、遅配などしない、さらなるサービス向上が
維持
すれば、宅配業界は、まだ伸びる余地ありそうです。

さて、日経平均は大幅下落して、335円安の21923円の大引でした。
(出来高 概算15.6億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、小幅下落。トランプ大統領の対中国へ25%関税をかける
表明をして、米中関係の悪化から日経平均は急落した。やや下げ過ぎの感ある
も、節目22000円を割り込んで、終了した。

日経平均は大幅続落し陰線引け。ボリンジャーバンド25日線~+1σレンジ
へ移行し、チャート形状悪化しました。為替も円高と、東京市場は令和の逆風
となっています。

今晩のNY市場、大幅下落スタートして、どこまで戻すかポイント。

明日の日経平均、NY市場の下落を半分織り込んでいても、3日続落しそう。
下値踏み止まりの兆候となるか、注目しています。

 

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5月第2週 相場展望と予定

2019-05-06 23:58:34 | 相場展望

     
令和時代の最初の取引は、10連休中の欧米市場イベント結果を受けての取引である。
注目の米雇用統計は、市場予想を上回る結果で、週末のNY株式市場を上昇させた。

ただ、週明け月曜日、トランプ大統領が中国製品に関税25%をかけると表明すると、
上海市場が5%強の下落、EU市場も1%強の下落で、さきほど始まったNY市場も
米中貿易戦争の勃発と捉え、大幅安スタートしている。

為替もドル/円で110円台後半と、前月から円高にシフトしている。
因みに4/27の日経平均は、22258円で終了している。NY市場の株価推移を
4/Eから見ると、底堅い状況であった。

さて、5月第2週(5/6~5/10)主なイベントと予定は、下記1.の通りである。

連休明けの東京市場は、明朝のNY市場の結果次第だが、どこまで戻すかポイント。

名実ともに「令和相場」が始まるというムードに水を注すトランプ発言であったが、
過剰な悲観は慎みたい。

国内は、決算ピーク週で業績に目が向けられ、週末5/10がオプションSQ日。

海外で、5/8に米中閣僚級貿易協議(ワシントン)、5/12に菅官房長官の訪米
などが注目されます。

為替がやや円高になっているが、過剰な下振れは、押し目のチャンスと捉えたい。

日経平均、5月第2週(5/7~5/10)レンジは、22000円~22700円
程度を想定しています。

1.5月第2週(5/6~5/10)主なイベントと予定
 5/6
 日本 振替休日
  米 AIG、タイソン・フーズ、モザイク 各決算
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
 中国 4月財新サービス業PMI
 5/7
 日本 ジョイ本田、HOYA、ミルボン、ニチアス、アトム、オリックス、カプコン
    長瀬産、ヤマハ発  各決算
  米 アラガン、リジェネロン、エレクトロニック・アーツ、マイラン、
    トリップアドバイザー  各決算
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  豪 中銀政策金利
 EU 欧州委員会経済見通し
  米 3月求人件数
 5/8
 日本 日銀議事録(3/14、15開催分)
 日本 三洋化、トヨタ、ローム、日触媒、アサヒ、サントリー、不二油、カゴメ、
    SUMCO、協和キリン、ラウンドワン、富士フィルム、ディスコ、住友重
    ブラザー、ミネベア、シスメックス、IHI、ワークマン、アシックス
    パルタック、ソフトバンク、ベネワン、ヒロセ電、ホンダ、スクリーン 各決算
  米 ウォルト・ディズニー、フォックス、コティ、チェサピーク・エナジー
    ウェンディーズ、オフィス・デポ 各決算
  米 国債入札 10年債(270億ドル)
 米中 貿易協議(ワシントン)
 NZ 中銀政策金利
  独 コメルツ銀行 決算
  南ア 南アフリカ総選挙
 5/9
 日本 菅官房長官、訪米
 日本 リンナイ、カカクコム、キリンHD、小野薬品、日清食品、ダイセル、塩野義
    三菱重工、住友商、東ソー、日油、丸紅、三菱商、京阪HD,サッポロHD
    GMOPG、昭和工、メルカリ、参天、テルモ、トレンド、ライオン、アース
    日本製鉄、住友鉱、ダイキン、日精工、OKI,パナソニック、シャープ
    三菱食品、ニコン、リコー、バンナム、日本ユニシス、オリコ、NTTデータ
    コナミ、ソフトバンクG、住友ゴム、ヤマハ、ミスミG、三菱自、コスモエネ 各決算
  米 3月貿易収支
  米 4月生産者物価指数
  米 ブッキング、クラフト・ハインツ、シマンテック、タペストリー 各決算
  米 国債入札 30年債(190億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 4月消費者物価指数
 中国 4月生産者物価指数
  仏 ナティクシス投資銀行
  伊 ウニクレディト銀行 決算
 EU EU非公式首脳会議
 5/10
 日本 オプションSQ
 日本 日銀主な意見(4/24、25開催分)
 日本 有明、清水建、東洋水産、ALSOK、旭化成、レンゴー、大日住薬、SUBARU
    ニフコ、山九、大成建、長谷工、味の素、田辺三菱、空港ビル、コムシス、DeNA
    マック、マツキヨ、東急不、ネクソン、ロート、関ペ、楽天、住友電、クボタ
    平和、アズビル、スズキ、島津、オリンパス、イオン、三井不、京急、名鉄、NTT
    ベネッセ、サンドラック、ダイフク、りそなHD、ホシザキ 各決算
  米 4月財政収支
  米  4月消費者物価指数
  米 マリオット、バイアコム 各決算
  米  アトランタ連銀総裁、講演
  英 第1四半期GDP速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(5/3)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となっており、ドル円は111円台前半に下落
 した。今日の下げでドル円は21日線で上値を抑えられ、200日線を下放れる展開を
 見せており、来週以降の動きが警戒される。
 
 ただ、朝方発表の米雇用統計は強い内容であった。非農業部門雇用者数(NFP)は
 26.3万人増と予想を大きく上回り、失業率も3.6%と過去最低水準に低下して
 いる。
 
 一方、注目の平均時給は予想こそ下回ったものの、前年比で3%台の伸びをしっかりと
 維持していた。製造業の雇用が依然として弱い事や、小売りが減少しているなど弱点を
 指摘すればきりが無いが、今回の米雇用統計は米労働市場が力強さを堅持している事は
 明らか。
 
 しかし、為替市場の反応はドル売り。理由は不明だが、今回の強い雇用統計をもってして
 も利上げのシナリオが台頭する可能性はまだ低く、水曜日パウエルFRB議長のFOMC
 後の会見以降、ドル買いが進んでいたことから、材料出尽し感のほうが強かったのかも
 しれない。市場ではドルのバリュエーションが高過ぎるとの見方も少なくなく、絶好の
 利益確定売りのタイミングとなってしまった可能性もありそうだ。
 
 ユーロドルは買い戻しが強まり1.12ドル台を回復。きょうはロンドン時間に4月の
 ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が発表されていたが、コアインフレは前年比
 1.2%と予想を上回る内容となった。ただ、そのときのユーロの反応は限定的だった。
 ユーロ圏GDPやドイツ消費者物価指数(HICP)など、今週発表のユーロ圏の指標は
 予想を上回る内容が多かったことから、きょうのHICPも事前に強い内容が期待されて
 いたことがあったのかもしれない。それ以上に米雇用統計の強さへの期待が勝っていた
 可能性もありそうだ。
 
 何れにしろ、今週発表のユーロ圏の経済指標からは、景気減速が一服しつつありECBが
 指摘する下期の回復を期待させる内容が多く見受けられてた。ユーロも来週以降、ボトム
 アウトを期待する声が高まる可能性もありそうだ。
 
 今日はポンド買いが目立っている。ポンドドルはロンドン時間には1.30ドルを割り込
 んでいたが、NY時間に入って1.3175ドル付近まで上昇。ドル円は下落してるもの
 のポンド円は上昇しており、146円台を回復している。
 
 きのうイングランドと北アイルランドで統一地方選の投票が実施されたが、与党保守党の
 大敗が確実な情勢となっている。また、野党労働党も苦戦。英BBCの集計によると、
 イングランドで保守党は433議席、労働党は81議席をそれぞれ失った模様。
 
 一方、EU残留を訴えた自由民主党が議席を増やした。EU離脱の議会での混迷が今回の
 統一地方選に響いたようだ。ただ、選挙に対するポンドの反応は限定的となっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102107

 米国債利回り
  2年債        2.333(-0.012)
  10年債      2.529(-0.013)
  30年債      2.922(-0.008)
  期待インフレ率   1.911(+0.016)
             ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計は強い内容と
 なったものの、平均時給が予想を下回ったことで、利回りは下げの反応を見せている。
 
 米10年債は2.51%台まで低下し、政策金利に敏感な2年債は2.31%台まで一時
 低下した。
 2-10年債の利回り格差は20(前日20)
 https://fx.minkabu.jp/news/102106

3.NY株式市場 結果(5/3)
 NY株式3日)
  ダウ平均     26504.95(+197.16 +0.75%)
  S&P500       2945.62(  +28.10 +0.96%)
  ナスダック        8164.00(+127.22 +1.58%)
  CME日経平均     22490    (大証比:+240 +1.07%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。朝方発表された米雇用統計が力強い内容だった
 事から、景気の先行き不安が後退している。一方で平均時給は予想を下回る伸びとなった
 ことから、FRBの利上げ期待までは高まっていない。適温相場への期待から今日の株式
 市場は堅調な動きを見せていたようだ。
 
 エネルギー株や銀行、産業など幅広いセクターに買いが入り、ダウ平均は一時227ドル
 高まで上げ幅を広げた。
 
 来週以降、決算もピークアウトして行くが、S&P500採用銘柄のうち約8割が発表を
 終えている。そのうちの75%が予想を上回る決算を発表していた。4月時点では今回の
 決算は減益が見込まれていたが、増益に転じている模様。
 
 ダウ採用銘柄は28銘柄が上昇。キャタピラーやマイクロソフト、インテルが上昇してる
 ほか、シェブロン、エクソンモービル、マクドナルド、ゴールドマン、インテルも堅調。
 
 一方、シスコシステムズとユナイテッド・ヘルスが下げてる。シスコシステムズはクラウド
 企業の冴えない決算を嫌気している模様。
 
 ナスダックは1%超の大幅高。アマゾンとテスラが上げを牽引してるほか、フェイスブック、
 アルファベット、マイクロソフトが堅調。
 
 アマゾンは著名投資家のバフェット氏がテレビインタビューで、アマゾンのベゾスCEOを
 過小評価していたことを認めアマゾン株を買い入れていることを明らかにした。
 
 ディスプレイ開発のユニバーサル・ディスプレイが大幅高。1-3月期決算を発表しており、
 1株利益が予想の2倍以上だったほか、売上高が前年比で2倍以上拡大した。
 エナジー飲料のモンスタービバレッジが大幅高。1-3月期決算を発表しており、1株利益、
 売上高とも予想を上回った。
 
 USスチールが大幅高。前日引け後に1-3月期決算を発表して、1株利益が予想を大きく
 上回ったほか、売上高、EBITDAも予想を上回った。1株利益は予想の約2.5倍へ。
 クラウド・ネットワークなどを手掛けるアリスタネットワークスが大幅安。1-3月期決算
 を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの、第2四半期の売上高見通しが予想を
 下回ったことが嫌気されている。得意先の大口顧客が予想外に発注を全て延期したことを
 明らかにし懸念を強めている。
 https://fx.minkabu.jp/news/102102

4.NY市場、原油先物6月限/金先物6月限 各結果(5/3)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=61.94(+0.13 +0.21%)

 NY原油の期近は小反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.13~0.14ドル高。
 その他の限月は0.17ドル安~0.13ドル高。
 4月の米雇用統計が堅調だったことが、景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念を後退させた。
 ただ、米国がイランに対する石油制裁を強化した後の供給ひっ迫懸念が限定的であることは
 上値を抑えている。

 時間外取引で6月限は61.30ドルまで軟調に推移したが、通常取引開始を控えてプラス
 転換し、通常取引開始後には62.52ドルまで上げた。ただ、引けにかけては高値圏から
 押し戻された。
 https://fx.minkabu.jp/news/102104

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1281.30(+9.30 +0.73%)
 
 金6月限はドル安で反発。4月の米雇用統計は堅調な内容だったものの、賃金上昇率は
 依然として加速しておらず、利上げの必要性が乏しいとしているFRB)の認識を裏付
 ける結果だったことがドル売りにつながった。

 米経済の安定感を背景として世界的な景気減速懸念が和らぎ、安全資産を求める雰囲気が
 後退していることも逃避通貨であるドルを圧迫した。
 https://fx.minkabu.jp/news/102105

 

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