10連休明けの東京市場は、トランプ関税引き上げショックで、続落続き
の週となり、週間で913円も下げる負の連鎖であった。
来週から自律反発を期待したいが、今週末の動きを確認して、令和初週
の備忘録としてトレーダーズ・ウェブの記事を、メモとしてアップして
おきます。
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10日の日経平均は5日続落。米国株安を受けても上昇して始まり、前場
では上げ幅を3桁に広げる展開。米中交渉にらみの地合いではあったが、
上海株に強い買いが入ったことなどから押し目買いが優勢となった。
10日の日経平均は5日続落。米国株安を受けても上昇して始まり、前場
では上げ幅を3桁に広げる展開。米中交渉にらみの地合いではあったが、
上海株に強い買いが入ったことなどから押し目買いが優勢となった。
しかし、昼休みに入ると先物が急速に値を消した上に、円安に傾いていた
ドル円も失速。後場は早々にマイナス圏に沈むと、下げ幅を200円超に
広げた。一方、いったんしぼんだ上海株に改めて買いが入ったことから、
取引終盤にかけては値を戻した。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190511-00000009-dzh-fx
ドル円も失速。後場は早々にマイナス圏に沈むと、下げ幅を200円超に
広げた。一方、いったんしぼんだ上海株に改めて買いが入ったことから、
取引終盤にかけては値を戻した。
https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20190511-00000009-dzh-fx
東証1部の売買代金は概算で3兆1300億円。業種別では医薬品や石油・
石炭、電気・ガスなどが上昇した一方、非鉄金属や精密機器、食料品など
下落した。
前期の利益が従来計画を上振れた味の素が後場急騰。反面、今期が2桁の
営業減益計画となった三菱自動車が急落し、年初来安値を更新した。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1055/値下がり1004と、日経平均
下落したものの値上がりが値下がりを上回った。ZOZOやSUMCOが
大幅上昇。
下落したものの値上がりが値下がりを上回った。ZOZOやSUMCOが
大幅上昇。
安心感のある決算が確認できたダイキンが買いを集めた。上方修正を発表
したヴィンクスや大幅増益着地となったユナイテッドが急伸。
1Q大幅増益の富士ソフトはストップ高まで買われた。またドライアイ治療
薬事業の売却を発表した武田が強い動きとなった。
一方、ソフトバンクGが大幅安。
株式分割を材料に買いが先行したものの、出資している米ウーバーの公開
価格が失望を誘ったことなどから売りに押された。
東海カーボンは下方修正がネガティブサプライズとなり急落。昭和電工や
日本カーボンなど黒鉛電極関連が連れ安した。
今期大幅増益計画のパナソニックや1Q決算が失望を誘ったGMOクラウド
売りに押され、決算発表の延期を発表した日立キャピタルが値を崩した。
日経平均は前場では買いが入ったものの、外部環境に変調が見られると一気
に崩れ、上海株が堅調を保っているのを横目で見ながらも、プラス圏を回復
することができなかった。
今週は弱気ムードを払拭できず全敗。令和初の上昇も翌週以降に持ち越しと
なった。8日25日線を割り込み、サポートとなるかと期待された75日線
(21368円、10日時点、以下同)も週末値(21344円)では若干
下回った。
来週は26週線(21244円)サポートに、早々に13週線(21465円)
を上回ることができるかが注目点となる。セクターでは今週の動きが弱かった
ガラス・土石、非鉄金属、海運、機械、鉱業などに調整一巡感が出てくるかに
注目しておきたい。
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