3/14の週は、11日に発生した東日本大震災が世界の金融市場を揺さぶった格好。
日本経済や主要国経済に及ぼす影響が不透明として、世界的に株式、商品などリスク
資産が急落しました。日経平均は、週前半で約1700円の大幅安となりました。
外資主導による先物主導の売り仕掛けで、パニック相場となりました。為替市場では
訳のわからん(リバトリ)円買いの動きが広がり、ドル円は一時76円台へと急落も
日銀の追加緩和措置や週後半のG7電話会談で協調介入で合意した事により、戻りを
試す展開となりました。
結局、日経平均は、1047円下落(↓10.2%)の9206円の大引けでした。
国連安保理が、リビア政府への制裁を決議し、軍事行動に出ておりますが、大震災の
影響で、懸念された原発問題も進展が見られ、戻りを試す展開もありそうです。
ただ、3/21、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、東日本大震災は「大きな
打撃」だが、震災は日本株を「買う機会」との見方を示しています。
日経平均、3月第4週(3/22~3/25)の想定レンジは、9200円~9600円程度を
想定しています。
1.3月第4週 主な予定とイベント
3/21
日本 春分の日
米 2月中古住宅販売件数
米 ティファニー 決算
EU ユーロ圏財務相会合
3/22
米 アドビ・システムズ 決算
英 2月消費者物価指数
3/23
日本 宮尾日銀審議委員 記者会見
米 2月新築住宅販売件数
米 バーナンキFRB議長 講演
英 MPC議事録(3月開催分)
3/24
日本 2月貿易統計
米 2月耐久財受注
米 週間新規失業保険申請件数
米 オラクル、ベストバイ 各決算
NZ 第4四半期GDP
独 3月ユーロ圏PMI
EU 首脳会議(~3/25)
3/25
日本 2月消費者物価指数
米 第4四半期GDP確報値
米 ロックハート・アトランタ連銀総裁 講演
米 プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁 講演
独 3月Ifo景況感指数
3/27
EU 欧州、夏時間に移行
2.NY市場、為替/債券 各結果(3/18)
18日のNY市場、協調介入で急反発していたドル円は後半にかけて戻りが
一服となった。朝方はG7の協調介入が米国、カナダでも実施され、円相場は
円安の動きとなった。国連安保理がリビア上空での飛行禁止区域の設定を盛り
込んだ追加制裁案を可決したことで、カタフィ大佐率いるリビア政府軍が即時
停戦を宣言したことも、円相場の戻りをサポートしていた。
しかし、停戦宣言を出したにもかかわらず、リビア政府軍が砲撃しているとの
報道や、日本の原発事故への懸念も根強く、後半にかけてドル円は80円台に
戻している。また、ユーロドルが上昇し、全体的にドル売りの雰囲気が強まった
こともドル円を圧迫した。
一時115円台に上昇していたユーロ円も114円台前半まで伸び悩み、ポンド円も
130円台に値を落としている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=103622
米国債利回り
2年債 0.585(0.000)
10年債 3.264(+0.009)
30年債 4.415(-0.021)
期待インフレ率 2.435(-0.009)
*期待インフレ率は10年債で算出
18日のNY債券市場、利回りは横ばい。リビア政府軍が停戦宣言を出したことや
G7の協調介入も材料視され、利回りは序盤に上昇した。しかし、後半にかけて前日の
水準まで戻している。停戦宣言を出したにもかかわらず、リビア政府軍が砲撃して
いるとの観測や、日本の原発事故への懸念も強いようだ。
2-10年債の利回り格差は+268(前日+267)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=103620
NY株式18日(NY時間16:17)
ダウ平均 11858.52 (+83.93 +0.71%)
S&P500 1279.21( +5.49 +0.43%)
ナスダック 2643.67 ( +7.62 +0.29%)
CME日経平均 9245 (大証比:+115 +1.25%)
出来高(億株)
NYSE 19.06
ナスダック 26.03
18日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。G7が協調介入を実施したことや、
リビア政府軍が国連安保理の制裁案可決を受けて、停戦宣言を出したこと、
そして、FRBが金融機関大手のストレステストの結果から金融機関の配当などを
許可したことなどから金融株上昇も相場をサポートした。
ダウ平均の上げ幅は一時150ドル超となったが、引けにかけて伸び悩む動きも
見られた。
停戦宣言を出したにもかかわらず、リビア政府軍が砲撃しているとの観測や、
日本の原発事故への懸念も強いようだ。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=103619
18日のNY原油先物相場は反落。G7による協調介入実施で市場の雰囲気は
改善していたものの、リビアが国連安保理の軍事オプションを含む制裁案可決を
受け、リビア政府軍が停戦を発表したことから、リビア情勢の沈静化への期待で
売りが優勢となった。
4月限は一時100ドル近辺まで下落する場面も見られたが、大台はサポートされて
いる。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=103612
4.NY金先物4月限、原油先物4月限 各結果(3/18)
NY金先物4月限(COMEX)
1オンス=1416.10(+11.90 +0.85%)
18日のNY金先物相場は3日続伸。G7による協調介入が実施されたことが材料
視され、市場全体のリスク資産回避の動きが後退している。ただ、不透明感も
依然として残る中、安全資産としての側面から、金に資金が最流入したようだ。
4月限は1400ドル台を回復。為替市場でユーロドルが強含んだことも金を後押し
した。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=103611
☆ 各1クリック 応援の協力を お願いします。☆
にほんブログ村
株式投資ランキング