
明日9/14週は、9/16に民主党 鳩山政権の閣僚人事も決まり、発足する
予定ですが、どんな顔ぶれになるか、ちょっと興味があります。
民主党圧勝から2週間余り、「期待と不安」の交錯する船出になりますが、
政権交代による期待が、勝っている状況とみます。
発足から最初の100日間で、マニフェストを実行に移す道筋を、国民に どう
示すか、試されるところです。
9/7週の日経平均は、円高進行となっても、1週間で257円上昇し10444円の
大引けでした。
週末にかけての円高は、911同時多発テロ8周年やオバマ大統領の医療制度
改革による支持率の低下などが、ドル売りを誘ったと言う識者の意見もあり、
円高一服し、若干でも円安の巻き戻しになるか、注目したい。
為替相場が円高一服し安定すれば、欧米やアジア市場の高値更新も散見され、
その出遅れから、資金流入も期待されるところです。
国内の主なイベントは、組閣以外で、9/17に日銀政策決定会合と白川日銀
総裁の会見があります。
また、海外は米で、9/15に9月NY連銀製造業景気指数や8月小売売上高、
9/16に8月消費者物価指数、7月対米証券投資収支、8月鉱工業生産や8月
設備稼働率、9/17に8月住宅着工や8月建設許可件数があります。
米8月小売売上高がどの程度で着地するか、各国の物価指標の発表も相次ぐ上、
ベストバイ、オラクル、フェデックスなど、大手企業決算もあります。思った程 悪く
なければ、日本の輸出関連株に追い風になりそうです。また、米の住宅関連指標
にも注目です。
翌週シルバーウイークを控え、為替の安定と鳩山政権発足の御祝儀相場となる
展開になれば、意外高も。
日経平均、9月第3週(9/14~9/18)は、10300円~10650円程度を
想定しています。
1.9月第3週 主なイベントと予定
9/14
日本 7月鉱工業生産
米 リッチモンド連銀総裁講演 「金融規制」について
EU 欧州委員会 経済見通し発表
米 ポールCo.決算
9/15
米 9月NY連銀製造業景気指数 (予想、12.75)
米 8月小売売上高 (予想、前月比+1.2%)
米 8月生産者物価指数
米 バーナンキFRB議長の講演「金融危機から1年」
英 8月消費者物価指数
独 9月ZEW景況感指数
米 アドビ・システムズ、ベストバイ、クローガー各決算
9/16
日本 日銀金融政策委員会(~9/17)
日本 特別国会召集、鳩山民主党代表が第93代首相に就任予定
米 第2四半期経常収支
米 8月消費者物価指数 (予想、前月比+0.3%
前年比-1.7%
コア 前月比+0.1%
前年比+1.5% )
米 7月対米証券投資収支
米 8月鉱工業生産 (予想、+0.6%)
8月設備稼働率 (予想、69.0)
英 8月雇用統計
EU 8月ユーロ圏消費者物価指数
米 オラクル 決算
9/17
日本 日銀金融政策委員会/金利発表
白川日銀総裁 会見
米 8月住宅着工 (予想、59万戸)
8月建設許可件数 (予想、58万戸)
英 8月小売売上高
ス スイス中銀金利発表
米 フェデックス、ディスカバー・ファイナンシャルS 各決算
9/18
日本 9月の日銀金融経済月報
米 カーニバルコープ、シンタス 各決算
2.NY為替、債券市場結果(9/11)
7日からの週は、ドル安の流れが鮮明だった。各主要通貨で年初来のドル
安値を更新する動きが相次いだ。ドル円も2月以来の90円台へと軟化した。
金相場が1000ドルの節目を上抜け、ユーロドルや資源国通貨を中心にドル
売りが強まった。
世界の株式市場は堅調に推移、中国株が再び上昇、欧州の主要株価指数が
年初来高値を更新、リスク選好の動きがドル安を誘う面もあった。また、
ニュージーランド、イギリス、カナダの政策金利が発表された。各中銀とも
景気刺激策の効果を見極めたいとして、現行の金利水準を維持した。
さらに、英中銀は資産買取枠を据え置いた。買取枠拡大を織り込んでいた
市場のサプライズにより、ポンド買いの反応を見せる場面もあった。
米国債利回り(NY時間16:36)
2年債 0.895(+0.016)
10年債 3.336(-0.011)
30年債 4.172(-0.027)
11日のNY債券市場、長期債利回りは低下した。
きょう発表になったミシガン大消費者信頼感指数で1年後のインフレ期待が
低下し、インフレ懸念が後退したことから、利回りは下げが先行。原油が
利益確定売りから急落したこともあり、利回りは下げ幅を拡大し、10年債
利回りは一時3.27%と約2ヵ月ぶりの水準まで低下した。
しかし、終盤にかけて原油下落が一服すると、株価も下げ渋ったことから、
利回りも下げ幅を縮小する動きとなった。
2-10年債の利回り格差は+244(前日+247)に縮小。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=48682
3.NY株式市場結果(9/11)
NY株式
ダウ平均 9605.41 (-22.07 -0.23%)
S&P500 1042.73 (-1.41 -0.14%)
ナスダック 2080.90 (-3.12 -0.15%)
CME日経先物 10445 (大証終比:+45 +0.43%)
出来高(億株)
NYSE 12.94
ナスダック 23.38
11日のNY株式市場は6日ぶりに反落。物流大手フェデックスが業績見通しの
上方修正を示したことや、9月のミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回る
など好材料も見られたものの、きのうまで5日続伸していただけに、利益確定
売りの動きも強く、売りが先行した。後半は原油が急落したことで、石油関連株
などに売りが膨らみ、ダウ平均は55ドル安まで下げ幅を広げたものの、原油
下落が一服すると、引けにかけて下げ渋る動きも見られ9600ドル台は維持して
いる。
6日ぶりに反落したものの、意外なほど株価は底堅い。
個人消費、雇用など先行きへの警戒感も強いが、下値では景気回復や企業
決算への期待感も根強いようだ。
ダウ採用銘柄ではバンカメ、JPモルガンといった金融株は下落。金融規制強化
への警戒感は強い。シェブロンやエクソン・モービルといった石油関連株も下落。
一方、コカコーラ、ボーイングが買われた。フェデックスは6%超大幅に上昇、
同業のUPSも4%超の連れ高となった。
ナスダックも反落。アップル、マイクロソフト、インテルが下落した。半導体
関連のクリーが商いを伴って大幅安。1100万株の公募増資を発表している。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=48681
4.NY原油先物10月限(WTI)、金先物12月限(COMEX)結果
NY原油先物10月限
1バレル=69.29(-2.65 -3.68%)
11日のNY原油先物相場は5日ぶりに急落。特に悪材料も出ていなかったが、
急速に売りが強まった。きのうまで4日続伸してきただけに、利益確定売りが
強まった模様で、72ドル台から一時68ドル台まで一気に下落した。原油は、
この3日間72ドル台で上値を抑えられる中、週末ということもあって、ロング勢の
見切売りが加速したものと思われる。きのう発表になった米週間石油在庫統計で
のガソリン在庫など製品在庫の増加を蒸し返す指摘も見られた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=48675
NY金先物12月限
1オンス=1006.40(+9.60 +0.96%)
11日のNY金先物相場は反発。為替市場でのドル安の動きが追い風となり、
NY時間に入って買いが優勢となった。原油が急落したことで、後半は伸び悩んだ
ものの、終値で昨年2月以来の1000ドル台乗せとなり、過去最高で通常取引を
終えている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=48676
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