「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

相場格言2(か行編)

2009-08-23 21:00:52 | ハッとする相場格言

       
相場格言集をピックアップしました。そのPart 2(か行編)です。

「株は安く買って、高く売る。」に限ります。そうした投資のヒントが掴めたら
と思います。

迷ったり/悩んだり/困った時に、「道しるべ」として、お役立て下さい。


2.か行

【買いやすい時は深呼吸、買い難い時に勇気】

証券会社などの店頭で、周囲の投資家がそろって強気で、買わないと乗り遅れて
しまいそうな気持ちの時は、冷静さを欠いて飛びつき買いをしたくなるものです。

そういう時は、深呼吸をして冷静になりなさい。反対にテレビ、新聞などで報道される
内容が悪いことばかりで、とても買えそうにもない時にこそ儲けのチャンスがある
ので、買う勇気が大切という教えです。

言うは易し、行いは難しですが、結局は自分に克つことが投資で成功する秘訣と
いえるのではないでしょうか。

【買い難い相場は高い】

誰がみたって買えない相場というものはありますが、悪い中で上がってきたような
相場では、説明がつかない上自信が持てないため、買い難いが普通です。しかし、
うまく説明できないが、先行きのかすかな灯りを感じ取っているからこそ、相場が
上昇に転じてきているのです。

多くの投資家が、理路整然と説明ができ安心して買える相場は、景気や企業業績が
拡大期にある時位で、相場上昇の初期や相場が佳境にある時など買い難い物で、
その買い難い気持ちが強いほど相場は高くなるという教えです。

【買うべし、売るべし、休むべし】

以前は、今のようなネット取引きがなく、手数料も高かったため、しょっちゅう
売ったり買ったりばかりしていると、結局儲からない、時には、休みなさいという
教え。

【顔色の悪い社長の株は買うな】

大事なお金を投じるのですから、しっかりした経営の会社を選ぶのは当然です。
経営者も人の子ですから、意外と顔色や表情に経営の善し悪しが出るものです。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」 とも言われますが、「健全な経営は健康な
経営者にに宿る」 と言い換えることができるのではないでしょうか。ここで言う
顔色とは、単純に色白が悪いということではありません。表情に、精気とツヤが
あって生き生きしていることが大切ということです。

現在の様な不況では、どこの経営者も必死ですから表情は引き締まっていますが、
バブル経済の時の様に、好況にうかれて表情が緩んでいる時こそ要注意ですから、
先行き景気がよくなった時に役立つ言葉です。最近は、経営トップが直接投資家に
語りかける場面も増えていますので「いい表情」かどうかを見るのも投資の際の
ポイントのひとつでしょう。

【風が吹けば桶屋が儲かる】

材料を自分たちの都合のいいように解釈して取引きを勧める株屋、証券会社をから
かった言葉です。かつては、家の軒先や街の角に飲水用や火消し用に水を入れて
おく桶があちこちにあり、それが台風などの強い風が吹くと壊れて、桶屋が忙しく
なったことから引用されています。しつこい証券会社の営業は、困りものですが、
個人投資家は、出来事をぼんやり眺めるのではなく、こうした、たくましい連想は
大いに学びたいものです。

【形あるもの、動きあるものには訳がある】

この世に存在する物に、すべて、それなりの理由があります。原因と結果、つまり
因果関係です。3年前に比べ利益が大きく伸びていれば、3年前に何か手を打った
から好成績の結果となって表れているわけです。株価が高値から仮に5割も下げて
いれは、必ず、それに見合う理由があるはずです。株価の動きを単に眺めるだけで
なく、理由を見つける努力をすれば、次の一手が正しく打てるという言葉です。

【株で大きく儲けたければ売上をみよ】

企業は製品、サービスなどを社会に提供し、その結果として売上高によって社会と
繋がっています。もちろん、利益を上げることは大切ですが、仮に、経費削減に
よって利益を確保しようとすることには限界がありますから、やはり、売上の伸長
によって利益を確保することが本来の姿です。

不況になってきますと、競争力のある製品や時代にマッチした製品でないと売上は
増えませんから、銘柄選びは、売上を見ておけばよいわけです。

「テーマ」といわれる銘柄は、売上の増える企業の株ということです。利益だけに
目を向けるのではなく、売上に注目して銘柄を選べば大きく儲けるチャンスがある
という教えです。

【株買いの極まりは戦争かインフレである】

物騒な言葉ですが、資本主義の一面を表しているかもしれません。資本主義の
主体は、企業の活動です。

景気が良くなってくると、企業は競って生産を増やし、不景気になると生産を抑えて
貯まった在庫の整理を進めます。在庫整理で済めばいいのですが、道路、橋などの
社会資本が充実し、家庭にも耐久消費財が行き渡ると、数量の増加は中々期待
できなくなります。

企業の売上高は、数量と単価を掛け合せたものですから、数量増がだめなら戦争で
破壊して新規需要を作り出そう、あるいはインフレにして、製品価格の上昇によって
売上を増やそうというのです。豊かで物が充足した先進国では案外、政策の一つと
して、密かに考えられているのかもしれません。

【株価は売り手と買い手で決まる】

当たり前の事ですが、人気が「期待」や「悲観」の一方に偏りますと、この当たり
前の事が忘れられてしまいます。例えば、景気や企業業績などに対する悲観人気が
高まって、多くの投資家が処分売りに走り、マーケットで出来高が大きく増加した
場合など、相場付きの悪さばかりがクローズアップしますが、実は、その売り物を
買っている人がいることを、忘れてはいけないという格言です。

事実、1980年代後半のバブル景気に沸いた人気相場で、日本人投資家の熱狂的
な買いに対し、売っていたのは外国人投資家でしたし、90年代のバブル崩壊悲観
相場で日本人投資家の投げを買い拾ったのも外国人投資家でした。

500円玉に表と裏があるように相場も強気と慎重の両面から見ることが大切です。

【株に感情なく、真の主役は数字である】

株は、非情で冷淡なものという教えです。株の本などには、株は夢・ロマンを先取り
して動くと紹介され、株がいかにも感情豊かなもののように書かれていますが、最終
的に、将来の1株利益とか配当がどのようなものになるかという数字に収束されます。

奥さんに、将来は、給料が上がって家を建て海外旅行もしようといった夢を語るのは
男の常ですが、いつまでたっても実現しないと愛想をつかされてしまいます。
真の投資家は、夢・ロマンの実現性とその時の数字を予測、投資採算を弾き出して
いるのです。

【株は上げ下げ最後のところでは、止めようとしても止められない】

株は売り方と買い方の戦い、という側面を持っています。とくに、信用取引銘柄で、
取組が拮抗する程、売り方、買い方とも互いに建玉の利益拡大化と実現化を狙って
戦いは激しいものとなるという教えです。

戦国時代の戦いの様に、戦の最終局面で敵の本陣に迫り、相手側も必至で守ろう
としますから雌雄を決する非情に激しい戦いとなり、その段階でもはや戦いを止める
ことはでないからです。

かつて、大阪の中山製鋼の大仕手戦相場で、自殺者が出るところまでいきました。
今では、仕手的な動きは規制されて、いきつくところまで行くような相場は少なくなり
ましたが、それでも、2000年のIT相場は仕手的な相場で誰も止められないほどの
熱狂相場だったといえます。

【株は後を振り返りつつ先取るが、前だけみるようになったら危険】

株は今起きていることより、先がどうなるかを織り込んで動きます。しかし、仮に
30%上がれば、それにふさわしい内容が伴ってきているかどうかを見極めようと
します。そこで内容が向上する確信があれば一段高となるし、内容が伴なわない
ようなら調整します。

このように謙虚な動きの間は天井はつけませんが、89年頃のバブル当時のように、
謙虚さを失い都合のいい評価だけしかしなくなった時は危ないという教えです。

人間も相場も謙虚さがなくなったらだめということでしょう。

【株はインフレに強いが、デフレに弱い】

インフレ時に株買いに力を入れもいいが、デフレの時には株をやめて現金を持って
いるのがいいという教えです。

株は、企業の収益を反映する物ですから、企業にとって、株の値段が下がる時より
値段の上がる時のほうが儲けは大きくなるので、株も上がりやすくなります。つまり、
企業の売上=数量×単価ですから、インフレの時は、単価が上昇するため利益が
大きく増加します。反対にデフレでは単価が下がるため、その分、利益は減ります。
減った分を数量でカバーしようとして販売攻勢をかけるため、経費が膨らんで思った
ほど利益は出ません。

資本主義・市場主義のもとでは、長期的にはインフレとデフレの繰り返しで経済が
動いているわけですから、いつまでもインフレ、デフレのままということはありません
ので、「インフレ進行中は買い、デフレ進行中は売り」と言い換える事もできるでしょう。

【株は経済の先行きを映す鏡】

人は、鏡に映る自分の顔色や表情、姿などで、健康かどうかを判断することが多い
ものです。顔色がいいねと言われると嬉しく、反対に顔色が悪いといわれるとドキッ
とします。
これと同様に、経済・景気を人の顔色や姿に、株価と株式マーケットを鏡に見立てて
経済・景気の健康状態を論じる時に使います。例えば、株価の低落傾向や株式
マーケットで出来高が少なく沈滞している時は、経済の先行きがおもわしくないことを
表しているので、政策者は経済対策が必要ということです。

90年代半ばの証券不祥事の続いた時、鏡が曇って経済の姿を正しく映していない
との批判が高まりましたが、証券界はエリを正し、鏡を磨いたので、現在では鏡に
映っている経済は姿そのままといえるでしょう。

【株は世につれ、世は株につれ】

歌は世につれ・・・をもじった表現。人気となる曲は、その時々の世相を反映して
ヒットするのと同じように、株もまた社会変化、特に人々のニーズを映して人気株が
登場します。
過去、日本が豊かになったことで車、カラーテレビ、クーラーの“3C”株が人気と
なりました。難しいことを考えなくても、社会の動きを素直に観察していれば儲かる
銘柄を見付けることができるという言葉です。

【株を買うな時を買え】

2つの意味があります。ひとつは、好内容株でも天井圏で買ったのでは儲からない、
タイミングが大事という事です。もうひとつは社会ニ-ズにマッチしたテ-マ性の
ある銘柄は活躍が大きいので、そうした「時流」銘柄へ投資が大切という意味です。

【株屋殺すにや、刃物はいらぬ】

今は株屋ではなく、証券会社ですが、昭和20、30年代の株屋と呼ばれた時代に、
商人(あきんど)の旦那衆の中でも、株屋の主人は相場がよい時は羽振りが一際
よく、ときには目に余るほどだったようです。そのかわり、相場が沈滞して商いの
細る日が続くと意気消沈してしまい、その浮沈の激しさから株屋の旦那を揶揄した
言葉です。
個人投資家の方も、儲かった時に、あまり派手な遊びはしないほうがいいようです。

【閑散に売りなし】

出来高が少なくなって、株価の動きも何となく弱い状況では、買うよりも信用取引で
カラ売りしたくなる物です。しかし、売り物は枯れ切った状態であり、きっかけさえ
あれば、株価はむしろ上に行き易くなっているので、売りは慎むべきという格言です。

【罫線屋、罫線引き引き足をだし】

今ではケイ線とは呼ばないで、チャ-トといいますが、パソコンがなかった頃は
グラフ用紙に、鉛筆と定規で株価の動きを手作業で描いてました。当然、作業量に
限界があるため,、自分の好きな銘柄に偏ってしまいます。その結果、全体の相場の
動きに逆らった、自分に都合のいい解釈になって損をすることが多かったことから
出た言葉です。

いつの時代も、自分の持っている銘柄が、全体の相場展開の中でどのような位置に
あるのかを知ることは大切といえます。
そのための補助的な役割が、チャートといえるでしょう。

【国策には逆らうな】

国家があってこそ、企業も家庭生活も成り立つのだから、正しいとか正しくないでは
なく、国のその時の政策には逆らうことはできない、むしろ政策に関連した銘柄は、
前向きに評価して買ったほうがいいという教えです。

国策には、国自体の進路を決めるような大きな物から、各種産業政策など色々です
が、80年代後半から90年初め土地本位制を鮮明にしたバブル政策や、2000年
前後のIT育成などは代表的国策といえるでしょうし、最近では、カラ売り規制強化に
よる3月期末の株価維持政策も、金融不安を防ぐための国策だったとも言えるでしょう。

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