日銀は7日、HP上で公表していた金融政策と長期金利の関係に対する
見解を修正した。
これまでは長期金利について日銀の金融市場調節で誘導することは「容易
ではない」としてたが、マイナス金利と大規模な国債買い入れの組み合わ
せが「長短金利全体に影響を与えるうえで有効」と証明されたとし、9月に
長期金利(10年国債金利)を誘導対象に含めた「長短金利操作付き量的・
質的金融緩和」を導入したと説明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161107-00000071-reut-bus_all
日銀では、9月の政策枠組み変更後も金融政策と長期金利の関係について
「オーバーナイト物金利の様に資金量を調節して誘導することは容易ではない」
「長期金利の形成は市場メカニズムに任せて、情報を読み取れるようにする
事がとても重要」などとする従来見解をホームページに掲載していた。
新たな見解は、日銀の業務や金融政策などをQ&A形式で説明している
「教えて!にちぎん」に掲載した。
「金融政策によって長期金利をコントロールすることは可能なのか」との
問いに対し、13年4月導入した大規模な国債買い入れを柱とした「量的・
質的金融緩和」、今年1月の「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」に
よって「マイナス金利と大規模な国債買入れの組み合わせが、長短金利
全体に影響を与える上で、有効であることがわかった」と解説。
こうした経験を踏まえて9月に導入した「長短金利操作付き量的・質的金融
緩和」では、長期金利(10年国債金利)を操作目標とし、「これを実現する
ように国債の買い入れオペを実施している」ことも紹介した。
未経験の金利誘導、長期金利(10年国債)を0%程度超にコントロールし、
今後、長短金利全体に影響を与える上で有効なことをHP上で表明した事、
日銀は、実施責任を問われる事になるので、後に引けない状況です。
日銀の手腕に注目しています。
さて、日経平均は反発し、271円高の17177円の大引けでした。
(出来高 概算17.6億株と、商い増えての上昇でした。)
週末NY市場が下落も、今朝方ヒラリー氏のメールをめぐる問題で、訴追
を求めない方向がリリースされると、「もしトラ」リスク後退し、為替の円高
是正が一気に進みリスクオンへ。日経平均は、大幅反発しました。
日経平均の大幅反発で、マドを空けて上昇から、25日線を回復しました。
ボリンジャーバンドは+1σと25日線レンジに移行。下押しのリスクを
回避した格好です。
注目のNY市場、訴追をしないリリースで大幅反発のスタート。終了時も
継続しそうな勢いです。
明日の日経平均、為替の円高是正も加え、底堅い上昇になりそうです。
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