深刻な人手不足を受け、雇用に関する経済指標の改善が目立つ。
厚生労働省が30日午前発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は前月
比0.03ポイント上昇1.48倍で、1990年7月に記録したバブル期の最高値
(1.46倍)を上回り、74年2月以来、43年2か月ぶりの高水準となった。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6241457
有効求人倍率とは、有効求職者数に対する有効求人数割合をいう。正社員の
有効求人倍率は前月比0.03ポイント増の0.97倍で、正社員を区分して
統計をとるようになった2004年11月以降で最高を更新した。
有効求人倍率の統計は、民間企業の求人票を受理したハローワーク毎の
「受理地別」と労働者が勤務する地域の実態を反映した「就業地別」があり、
そろって全都道府県で1倍を超えるのは、7か月連続。
売り手市場が続き、新卒者に取って、就活しやすい年となり、適職を見つける
チャンス。一方、中小企業に取っては厳しい採用環境を迎え、賃上げによって
人材確保をしようとする動きも出てきそうです。
さて、日経平均は続落して、約5円安の19677円の大引けでした。
(出来高 概算13.2億株の薄商いでした)
今朝方NY市場、メモリアルデーの祝日で休場となり、海外勢の資金投入が
限られる中、日経平均は小幅に続落してスタート。その後、為替市場がやや
円高シフトすると、先物主導の売りが入り、100円超下落する場面もあった
が、押し目が入り、小幅安で終了した。
日経平均は続落したが、25日線がサポートして踏ん張った格好でした。
ボリンジャーバンドは25日線辺りまで下がり、ここから浮上でできるか、
下値の堅さが意識されるものの、分水嶺です。
注目のNY市場、経済指標はマチマチも、原油安などを背景に売りスタート。
終了時プラス圏に浮上できるか、ポイントです。
明日の日経平均、為替が円高一服なら、逆に先物主導の買いに期待したい。