今日は、後場にかけ「原発賠償法案」の閣議決定を受け、東電が急騰し
相場の雰囲気が好転したようです。
日銀は、相変わらずショボイ施策の小出しで、白川総裁の器量で歴史に
名を残すには、小粒すぎます。
ところで、今日 菅首相の指示を受け、政府は東日本大震災の被災者生活
支援などに絞った小規模な平成23年度第2次補正予算案の編成作業に
入ったようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000622-san-bus_all
原発事故や二重ローン問題への対応が柱になり、具体策は与野党の反発も
あり依然固まっていませんが、国債増発をしても、被災者救援が急務で、
超党派の対応でもOKです。
上記2次補正には、被災者の生活支援やがれきの処理をはじめ、東電の
福島第1原発事故の被害者救済のための費用や被災した企業や個人が
既存の債務に加えて新た債務を抱える二重ローン対策として創設する官民
ファンドへの出資金、地方自治体が自由に活用できる新たな一括交付金など
盛り込まれる見通しの様です。
野田財務相は、記者会見で、財源捻出のために追加の国債発行はしないとの
方針を表明していますが、10年/20年先を見据えた復旧復興を考えたら
次世代に渡るインフラ整備になると思うので、長期国債(日銀引受)もある
と考えるが、いかがでしょうか。
さて、日経平均は、反発し99円高の9547円の大引けでした。
(出来高 概算19.4億株の商いでした。)
NY市場の小動きな動きを受け、膠着相場が想定された東京市場ですが、原発
賠償法案の閣議決定や中国経済指標通過後の堅調な動きで、投資マインドを
好転させた格好です。
日経平均は急反発。5日移動平均線(約9485円)を奪回し、9500円台に
復帰しました。ただ、25日移動平均線(約9556円)にもう一歩でした。
注目のNY市場、経済指標では、5月小売売上高や5月生産者物価指数の発表
あります。
先ほど発表された5月小売売上高は、事前予想よりも強い内容になったことも
相場を支え、ダウ上昇をけん引している様です。
終了まで、継続しそうな雰囲気あります。
明日の日経平均、SQ値(約9554円)を上回って引ければ、上値追いも
あるかもしれません。
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