「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

5月金融経済月報公表も、相場の分水嶺!?

2010-05-24 23:32:51 | マ-ケット

        
今日、日銀は5月の金融経済月報を公表し、日本の景気は 「海外経済の改善を
起点として、緩やかに回復しつつある。」
と判断を下しました。

4月の 「国内民間需要の自律的回復力はなお弱いものの、海外経済の改善や
各種対策の効果などから、持ち直しを続けている。」と言う判断から上方修正した
格好です。   http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100524-00000655-reu-bus_all

景気の持ち直し局面で「回復」の文言が入るのは、03/10月以来となるが、
ギリシャの財政危機を発端とした欧州財政不安から、世界株式市場の時価総額は、
4月末に約4420兆円から、先週末(5/21)3800兆円になり、620兆円(14%
減少)吹き飛ばした試算
になります。

リスク資産回避の流れで、対ドルや対ユーロに対する円高が、売上高の輸出比率
の高い電機、精密、自動車と言った日本の主要企業にボデイブローの様に業績
悪化懸念にさらされている状況です。

日銀は、先行きについて 「回復は、緩やかに回復していくと考えられる。」 と判断
しましたが、これは、無策のような気がします。

先週末の日銀金融政策決定会合で、「政府と共に協力して、過度な円高になれば、
為替介入も辞さない。」程度のコメントを出せば、ユーロ安に若干歯止めをかける
効果があった
でしょう。

外要因の好転を待つだけでなく、最小費用で効果を上げる、リップ・サービスが
あれば、今日の日本株式市場、1万円台の回復があったかもしれませんね。

さて、日経平均は、小幅下落し、26円安の9758円の大引けでした。
(出来高 概算22億株の商いでした。)

週末のNY市場が大引け前に大きく反発し、反騰期待が高まった日本市場でした
が、為替がフラフラと動き、積極的な買いが控えられた格好です。
アジア市場が反発していても、日経平均は追随できませんでした。
それでも、TOPIXがわずかに+となり、新興市場もプラスに転じ、個人の食指が
少し動いたようです。

日経平均は、バンド幅の拡大したボリンジャーバンドの-2σレベルで、ここまでの
下振れは、昨年11月末を思い出させ、反発期待はあります。
明日、+での陽線引けとなるか、正念場です。

注目のNY市場、 経済指標は、4月中古住宅販売件数は、57.7万件(予想、
56.2万件)と上方修正
されました。

序盤のNY市場は、下落スタートも 持ち直しトレンドとなっています。

NY続伸となれば、明日の日経平均追い風でも、5日移動平均線(10000円)は
急勾配の下落で、25日移動平均線(10656円)と75日移動平均線とデッドクロス
も迫っている状況で、突っ込み狙いの心理はあるものの、踏み切れない状況で、
打診買いも一考。 売り買い両面でバランス重視で望む戦術でしょうか。

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