ギリシャ財政不安に端を発した世界同時株安へ、暗雲が立ち込めてますが、
それとは、裏腹に皐月晴れの日曜でした。
5/9は、知る人ぞ知る「アイスクリームの日」で、横浜市中区馬車道で「2010
アイスクリーム発祥記念イベント」 として、タカナシ乳業協力による「横濱馬車道
あいす」のフリー配付(5千個)が行われたようです。
1869年(明治2年)5月9日に、日本で初めてアイスクリームが製造/販売
(発売したのは、横浜の町田房蔵)され、それを記念にした日でした。
さて、週末のNY市場、ダウは4日続落で、139ドル安の10380ドルで終了と
なりました。米雇用統計で、失業率は若干増加も、雇用者数は大幅の増加の
改善で、利回りは上昇する場面もありましたが、NY市場が下げ足を早めると、
米国債に逃避的な買いが入りました。
その後、NY株式市場への売り圧力の低下から、利回りは再び上昇して終了。
商品市況に目をやると、原油先物は、欧州債務危機が、景気回復に水を差し、
石油需要を押し下げるとの懸念から4日続落しました。
逆に、金先物は、逃避的資金の回避先として、年初来高値を更新しました。
結局、日経平均は、1週間で692円(↓6.3%)下落の10364円の大引け。
5/10週明けの主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週初の日経平均は、週末NY市場の結果から下落スタートも、チャート的に三空を
形成しており、ユーロ圏臨時首脳会議によるギリシャ支援の承認や、欧州「安定化
基金」の創設などにより、さらなる混乱というよりは、危機の回避へ向けた金融市場
の落ち着きに期待したいところである。
また、週末に国内企業の決算ピークとSQを控える事になるが、海外市場や為替
市場の動向を見ながら、ボトムからのリバウンドを探るナーバスな展開になりそう。
明日からの週は、真の押し目買い好機となる場面がありそう。
5月第3週(5/10~5/14)の日経平均レンジは、10150円~10600円程度を
想定しています。
1.5月第3週(5/10~5/14)主なイベントと予定
5/10
日本 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月分)
日本 マルハニチロ、味の素、帝人、東レ、旭化成、塩野義薬、スクリーン
ホトニクス 各決算
中国 4月貿易収支
独 3月貿易・経常収支
仏 3月鉱工業生産・製造業生産指数
英 中銀政策金利発表
5/11
日本 ソネット、ロート、参天製薬、CCC、太平洋セメント、住友鉱業
日立、ローム、トヨタ、島津製、タカラトミー 各決算
米 3月卸売在庫
米 ウォルト・ディズニー
中国 4月生産者・消費者物価指数
中国 4月小売売上高・鉱工業生産
独 4月消費者物価指数確報値
英 3月鉱工業生産
5/12
日本 3月景気動向指数(内閣府)
日本 国際帝石、大和ハウス、ミクシィ、グンゼ、日清紡HD、ダイワボウ
日化成、武田薬、アステラス薬、田辺三菱、浜ゴム、太陽インキ、
ガイシ、大平金、三菱マテリアル、SANKYO、大崎電、エルピーダ
GSユアサ、NEC、日信号、カシオ、日産自、ワタミ、ゼンショー
住友不、NTT都市開発 各決算
米 3月貿易収支・財政収支
米 シスコシステムズ、メーシーズ、ホールフーズ・マーケット
加 3月新築住宅価格指数・国際商品貿易
独 第1四半期GDP速報値
仏 第1四半期GDP速報値
英 4月失業率
英 中銀四半期インフレ報告
EU 3月ユーロ圏鉱工業生産
EU 第1四半期ユーロ圏GDP速報値
5/13
日本 経常収支(国交省)
日本 4月マネーストック(日銀)
日本 4月貸出動向(財務省)
日本 海洋掘削、大成建、大林組、清水建、長谷工、鹿島、新日空調、日清粉
グリコ、不二家、明治HD、丸大食、カカクコム、博報堂DY、日清食
三越伊勢丹、王子紙、レンゴー、三菱ケミHD、ゼオン、フジHD、
コニカミノル、黒崎播磨、DOWA、アサヒHD、ツガミ、千代化建、
ソニー、パイオニア、共同印、TBS、日テレ、コナミ、ドワンゴ
米 4月輸入物価
米 新規失業保険申請件数
米 エヌビディア
英 3月商品貿易収支
豪 4月雇用統計
南ア 政策金利発表
EU 休場(フランクフルト、パリ(~5/14)、チューリッヒ)
5/14
日本 オプションSQ算出
日本 森永乳、ヤクルト、日ハム、永谷園、マツモトキヨ、日曹達、セ硝子
日軽金、住友電工、ホッカンHD、横河ブHD、旭ダイヤ、JUKI
セガサミーH、サンリオ、丸井G、クレセゾン、りそなHD、三井住友
第一生命、明治海、テレビ東京、NTT、東映、トーカイ、ホソミクロン
コナカ 各決算
米 3月企業在庫
米 4月小売売上高
米 4月鉱工業生産・設備稼働率
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 JCペニー
NZ 3月小売売上高指数
香 香港第1四半期GDP
5/15
ギ ギリシャが債務削減計画をEUに提出
2.NY市場、為替/債券結果(5/7)
ドル円は、強い米雇用統計発表後に93.19辺りまで上昇した後、90.83辺り迄
反落。
米株式市場で、ダウ平均株価が一時270ドル程度下げたことが背景。米主要
株価指数が、下げ渋った場面でドル円は91.92辺りまで戻したが上値は重く、
終盤にかけては91円台前半で推移。
クロス円もドル円と同様に米株式市場の動向に左右された。
ユーロ円は118.73辺りから114.53辺りまで反落した後、117.38辺り迄戻した。
終盤にかけては116円ちょうど前後で取引された。ポンド円は136.92辺りから
133.11辺りへ軟化した後、134.59-136.26辺りでもみ合い。
ユーロドルは1.27台中盤から1.2607辺りまで反落。強い米雇用統計を受けた
ドル買いや株安を背景としたリスク回避パターンに押された。
政府系や準政府系のユーロ売り・ドル買い観測もあった。その後、欧州中央
銀行(ECB)が域内の金融機関に対して緊急資金供給を行うとの噂も流れ、ユーロ
ドルの下値はサポートされ、1.27台へ戻した。
ポンドドルは1.46台中盤から1.4820辺りまで堅調推移。ドルカナダは1.03台前半
から1.05台中盤までドル高・カナダ安推移した後、1.04台前半でもみ合った。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=70764
米国債利回り
2年債 0.808(+0.023)
10年債 3.416(+0.022)
30年債 4.268(+0.067)
7日の米国債市場は昨日に引き続き荒っぽい展開だった。NY午前は強い米雇用
統計を背景に利回りは上昇する場面もあったが、株式市場が下げ足を早めると、
米国債に逃避的な買いが強まった。
その後、米株式市場への売り圧力がやや緩むと、利回りは再び上昇した。
2-10年債の利回り格差は+260(前日+261)へ縮小。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=70762
3.NY株式市場結果(5/7)
NY株式7日
ダウ平均 10380.43(-139.89 -1.33%)
S&P500 1110.88( -17.27 -1.53%)
ナスダック 2265.64( -54.00 -2.33%)
CME日経平均 10185 (大証比:-245 -2.34%)
出来高(億株)
NYSE 24.17
ナスダック 42.32
7日のNY株式市場は続落。ダウ平均は一時270ドル超下げた。欧州発の債務
危機を受けて信用収縮の兆候も出始めており、世界的な景気回復に懐疑的な
見方が増えた。
この日発表された米雇用統計の内容は強かったものの、過去の数字として
捉えられ、値動きにほとんど値動きに影響はなかった。
ダウ採用では26銘柄が下落。アメリカン・エクスプレスやHP、シスコなどの
下げが目立った。上昇したのは、クラフト、コカコーラ、ベライゾン、アルコア。
クラフトは決算内容が好感された。
ナスダックもほぼ全面安。ノキアが提訴したアップルは4.2%安。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=70761
4.NY原油先物6月限、金先物6月限 各結果(5/7)
NY原油先物6月限(WTI)
1バレル=75.11(-2.00 -2.59%)
7日NY原油先物6月限は4日続落。欧州債務危機が世界的な景気回復を阻害に
石油需要を押し下げるとの懸念から本日も売られた。米株式市場の反発はなく、
続落の動きだったことも原油に売りを誘った。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=70758
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1210.40(+13.10 +1.09%)
7日のNY金先物6月限は連日で年初来高値を更新した。前日終値前後でもみ
合った後、終盤になると買いが強まった。欧州初の信用収縮の気配も出てくる中、
逃避的な資金の流れが続いた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=70754
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