衆院選の開票が始まりましたが、事前予想通り「民主党圧勝」で320議席前後に
迫り、政権交代確実の情勢です。
民主党は、歴史的な大勝利の日になりました。
さて、~8/28週、8/26に年初来の高値を更新し、10639円となる場面も
ありました。結局、1週間で295円上昇の10534円で終了しました。
衆院選前である事と、NY市場が堅調であっても、中国上海市場の動きに左右
され、膠着感が出た感じです。
「鯨幕相場」は言い得て妙で、まさに上昇(白)と下落(黒)を繰り返す相場で、
商いが太らない分、先物主導の展開になった感があります。
衆院選の結果を受け、週明け市場は、外国人投資家の先物売買動向がキーに。
明日から9月第1週に向け主なイベントは、国内で8/31に7月鉱工業生産が
あり、前月比+1.4%程度になりそうです。
海外は、米で、注目の経済指標があり、8/31に8月シカゴ購買部協会景気
指数(予想46.0)、9/1に8月ISM製造業景気指数(予想、50.1)、9/2に
8月ADP雇用統計(予想、-26.3万人)、7月製造業新規受注(予想、前月比
+1.0%)、9/3に8月ISM非製造業景気指数(予想、総合48.0)、9/4に
雇用統計(予想22.3万人減)など 目白押しです。
若干の改善が予想されており、先高感が出る格好です。
政権交代の流れから政治/経済改革の期待感から、海外勢の好感も期待される
所です。
日経平均の8/31~9/4のレンジは、10400円~10750円程度を想定して
います。
1.~9月第1週 相場展望と予定(8/31~9/4)
8/30
日本 衆院選投開票 (8/31未明、大勢判明)
8/31
日本 7月鉱工業生産速報 (予想、前月比+1.4%、前年比-23%)
7月大型小売店販売額速報
7月小売業販売額速報
7月自動車生産・輸出
米 8月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(予想、46.0)
加 第2四半期カナダGDP
EU 8月ユーロ圏消費者物価指数速報
英 ロンドン休場(バンクホリデイ)
米 サン・マイクロシステムズ 決算
9/1
米 7月米建設支出
米 8月ISM製造業景気指数(予想、50.1)
米 7月米中古住宅販売指数 (予想、0.0%)
独 8月ドイツ失業率、失業者数
独 8月ドイツ・ユーロ圏製造業PMI
英 8月CIPS製造業PMI
EU 7月ユーロ圏失業率
9/2
米 MBA住宅ローン申請(~8/28週)
米 8月ADP雇用統計 (予想、-26.3万人)
米 7月製造業新規受注 (予想、前月比+1.0%)
EU 第2四半期ユーロ圏GDP改定値
EU 7月ユーロ圏生産者物価指数
9/3
米 FOMC議事録(8/11~12開催分、未明)
米 米新規失業保険申請件数(~8/29までの週)
米 8月ISM非製造業景気指数(予想、総合48.0)
米 フィッシャー・ダラス連銀総裁 講演
独 8月ドイツ・ユーロ圏非製造業PMI確報
英 8月CIPS非製造業PMI
EU 7月ユーロ圏小売売上高
EU ECB政策金利
EU トリシェECB総裁 会見
9/4
日本 法人企業統計調査(4~6月期)
米 8月雇用統計 (予想、非農業部門雇用者数-22.3万人、
失業率9.5%)
G20財務相会合(~9/5、ロンドン)
2.NY株式市場結果(8/28)
ダウ平均 9544.20(-36.43 -0.38%)
S&P500 1028.93( -2.05 -0.20%)
ナスダック 2028.77 ( +1.04 +0.05%)
CME日経平均 10590 (大証比:+60 +0.57%)
28日のNY株式市場は9日ぶりに反落。景気回復への期待感や、インテル
が売上高見通しを上方修正したこともあり、買い先行で始まったものの、
きのうまでの8日続伸で、ダウ平均は440ドル上昇しており、週末という事も
あって、さすがに利益確定売りも強まった。
ただ、9500ドルを下回ると押し目買い意欲も強い。
ダウ採用銘柄でインテルは4%大幅に上昇した他、トラベラーズ、アメックスと
いった消費者向け金融株が堅調に推移している。
一方、エクソンモービル、シェブロンといった石油関連株は軟調。
前日、大幅高となったボーイングは利益確定売りに押された。
ナスダックは小幅にプラス。インテルの上昇が指数を支えた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47408
3.NY為替、債券市場結果(8/28)
24日の週は、ドル安傾向が支配的だった。バーナンキFRB議長が早くも再指名
され、現状の低金利政策が長期化するとの見方が広がった。米経済指標はGDP、
住宅関連、耐久財受注、消費者信頼感など予想を上回る結果が相次いだ。
NYダウ平均は年初来高値を更新する動きが続くなど株式市場は堅調だった。
しかし、中国株が不安定な動きをみせた事から円相場には円高圧力が掛かった。
ポンドは前週から引き続き対ユーロで軟調に推移し、英景気回復への不透明感が
根強かった。原油は高値をつけたものの調整に押され、カナダ中銀の発言も
カナダ売り圧力となった。
米国債利回り
2年債 1.016(-0.024)
10年債 3.446(-0.008)
30年債 4.200(-0.023)
28日のNY債券市場、利回りは小幅に低下した。朝方発表になった経済指標は
消費の底堅さも示す内容だったものの、特に大きな反応も見せず、株式市場が
軟調に推移していたことで、利回りも低下した。
2-10年債の利回り格差は+243(前日+241)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47414
4.NY原油先物10月限(WTI)、金先物12月限(COMEX)(8/28)
NY原油先物10月限(WTI)
1バレル=72.74(+0.25 +0.34%)
28日のNY原油先物相場は小幅に続伸。朝方発表された経済指標が好調な
内容だったことから、買い戻しが先行した。NY株価が軟調に推移したや、為替
市場で、ユーロドルが下落したことで、後半は伸び悩んだ。
前日は瞬間70ドルを割り込むまで下落していたが、その後、急速に買い戻された
ことで、利益確定の動きが一服したのではとの期待感もあるようだ。10月限は
一時73ドルだ台まで回復している。
米エネルギー情報局が発表した6月の米原油需要は、日量1842.3万バレルとなり、
前年比4.65%減少したものの、EIAの事前予想より33.9万バレル上回った。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47412
NY金先物12月限(COMEX)
1オンス=958.80(+11.50 +1.21%)
28日のNY金先物相場は続伸。買い戻しが先行し、12月限は一時960ドル台
まで上昇したものの、終盤にユーロドルが下落したことや、株式市場も軟調
だったことから、伸び悩んだ。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47411
☆ 各1クリック、応援の協力を お願いします。☆
人気ブログランキングへ
株・投資ランキング