「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

9月第1週 相場展望と予定

2009-08-30 22:21:37 | 相場展望

         
衆院選の開票が始まりましたが、事前予想通り「民主党圧勝」で320議席前後に
迫り、政権交代確実の情勢です。

民主党は、歴史的な大勝利の日になりました。

さて、~8/28週、8/26に年初来の高値を更新し、10639円となる場面も
ありました。結局、1週間で295円上昇の10534円で終了しました。

衆院選前である事と、NY市場が堅調であっても、中国上海市場の動きに左右
され、膠着感が出た感じ
です。

「鯨幕相場」は言い得て妙で、まさに上昇(白)と下落(黒)を繰り返す相場で、
商いが太らない分、先物主導の展開になった感があります。

衆院選の結果を受け、週明け市場は、外国人投資家の先物売買動向がキーに。

明日から9月第1週に向け主なイベントは、国内で8/31に7月鉱工業生産が
あり、前月比+1.4%程度
になりそうです。

海外は、米で、注目の経済指標があり、8/31に8月シカゴ購買部協会景気
指数(予想46.0)、9/1に8月ISM製造業景気指数(予想、50.1)、9/2に
8月ADP雇用統計(予想、-26.3万人)、7月製造業新規受注(予想、前月比
+1.0%)、9/3に8月ISM非製造業景気指数(予想、総合48.0)、9/4に
雇用統計(予想22.3万人減)
など 目白押しです。
若干の改善が予想されており、先高感が出る格好です。

政権交代の流れから政治/経済改革の期待感から、海外勢の好感も期待される
所です。

日経平均の8/31~9/4のレンジは、10400円~10750円程度を想定して
います。

1.~9月第1週 相場展望と予定(8/31~9/4)

 8/30
  日本  衆院選投開票 (8/31未明、大勢判明)
 8/31
  日本  7月鉱工業生産速報 (予想、前月比+1.4%、前年比-23%)
        7月大型小売店販売額速報
       7月小売業販売額速報
       7月自動車生産・輸出 
   米    8月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(予想、46.0)
   加    第2四半期カナダGDP
  EU    8月ユーロ圏消費者物価指数速報
   英   ロンドン休場(バンクホリデイ)
   米   サン・マイクロシステムズ 決算 
 9/1
   米   7月米建設支出
   米  8月ISM製造業景気指数(予想、50.1)
   米  7月米中古住宅販売指数 (予想、0.0%)

   独  8月ドイツ失業率、失業者数
   独  8月ドイツ・ユーロ圏製造業PMI
   英  8月CIPS製造業PMI
  EU  7月ユーロ圏失業率
 9/2
   米  MBA住宅ローン申請(~8/28週)
   米  8月ADP雇用統計 (予想、-26.3万人)
   米  7月製造業新規受注 (予想、前月比+1.0%)
  EU  第2四半期ユーロ圏GDP改定値
  EU  7月ユーロ圏生産者物価指数
 9/3
   米  FOMC議事録(8/11~12開催分、未明)
   米  米新規失業保険申請件数(~8/29までの週)
   米  8月ISM非製造業景気指数(予想、総合48.0)
   米  フィッシャー・ダラス連銀総裁 講演   
   独  8月ドイツ・ユーロ圏非製造業PMI確報
   英  8月CIPS非製造業PMI
  EU  7月ユーロ圏小売売上高
  EU  ECB政策金利
  EU  トリシェECB総裁 会見
 9/4
  日本  法人企業統計調査(4~6月期)
   米  8月雇用統計 (予想、非農業部門雇用者数-22.3万人、
                    失業率9.5%)
      G20財務相会合(~9/5、ロンドン)

2.NY株式市場結果(8/28)

 ダウ平均    9544.20(-36.43 -0.38%)
 S&P500   1028.93( -2.05 -0.20%)
 ナスダック   2028.77 ( +1.04 +0.05%)

 CME日経平均 10590  (大証比:+60 +0.57%)

 28日のNY株式市場は9日ぶりに反落。景気回復への期待感や、インテル
 が売上高見通しを上方修正したこともあり、買い先行で始まったものの、
 きのうまでの8日続伸で、ダウ平均は440ドル上昇しており、週末という事も
 あって、さすがに利益確定売りも強まった。
 ただ、9500ドルを下回ると押し目買い意欲も強い。

 ダウ採用銘柄でインテルは4%大幅に上昇した他、トラベラーズ、アメックスと
 いった消費者向け金融株が堅調に推移している。
 一方、エクソンモービル、シェブロンといった石油関連株は軟調。
 前日、大幅高となったボーイングは利益確定売りに押された。

 ナスダックは小幅にプラス。インテルの上昇が指数を支えた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47408 
3.NY為替、債券市場結果(8/28)

 24日の週は、ドル安傾向が支配的だった。バーナンキFRB議長が早くも再指名
 され、現状の低金利政策が長期化するとの見方が広がった。米経済指標はGDP、
 住宅関連、耐久財受注、消費者信頼感など予想を上回る結果が相次いだ。
 
 NYダウ平均は年初来高値を更新する動きが続くなど株式市場は堅調だった。
 しかし、中国株が不安定な動きをみせた事から円相場には円高圧力が掛かった。
 ポンドは前週から引き続き対ユーロで軟調に推移し、英景気回復への不透明感が
 根強かった。原油は高値をつけたものの調整に押され、カナダ中銀の発言も
 カナダ売り圧力となった。

  米国債利回り
    2年債   1.016(-0.024)
    10年債  3.446(-0.008)
    30年債  4.200(-0.023)

 28日のNY債券市場、利回りは小幅に低下した。朝方発表になった経済指標は
 消費の底堅さも示す内容だったものの、特に大きな反応も見せず、株式市場が
 軟調に推移していたことで、利回りも低下した。

 2-10年債の利回り格差は+243(前日+241)。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47414
4.NY原油先物10月限(WTI)、金先物12月限(COMEX)(8/28)

 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=72.74(+0.25 +0.34%)

 28日のNY原油先物相場は小幅に続伸。朝方発表された経済指標が好調な
 内容だったことから、買い戻しが先行した。NY株価が軟調に推移したや、為替
 市場で、ユーロドルが下落したことで、後半は伸び悩んだ。

 前日は瞬間70ドルを割り込むまで下落していたが、その後、急速に買い戻された
 ことで、利益確定の動きが一服したのではとの期待感もあるようだ。10月限は
 一時73ドルだ台まで回復している。

 米エネルギー情報局が発表した6月の米原油需要は、日量1842.3万バレルとなり、
 前年比4.65%減少したものの、EIAの事前予想より33.9万バレル上回った。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47412
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=958.80(+11.50 +1.21%)

 28日のNY金先物相場は続伸。買い戻しが先行し、12月限は一時960ドル台
 まで上昇したものの、終盤にユーロドルが下落したことや、株式市場も軟調
 だったことから、伸び悩んだ。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=47411

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相場格言1(あ行編)

2009-08-30 21:00:48 | ハッとする相場格言

          
相場格言集をピックアップしました。そのPart 1(あ行編)です。

「株は安く買って、高く売る。」に限ります。そうした投資のヒントが掴めたら
と思います。

迷ったり/悩んだり/困った時に、「道しるべ」として、お役立て下さい。
                                   (出典:東洋経済新報社)

1.あ行

【上がる株が優良株】

一般的には、優良株と呼ぶ場合は、収益力が高く、配当も立派な企業を指します。
しかし、内容がいいからといって、いつも値上がりするわけではありません。

確かに、内容のいい銘柄をじっくり持っていれば、報われる確率が高いことは事実
ですが、それは、どちらかといえば高度成長経済時代に当てはまったことであり、
現在のように少ないパイを奪い合う、競争の激しい時代においては、優良企業と
いえど安心できません。

「内容が良ければ必ず上がる」という思い込みの投資態度を戒めると同時に「今の
相場において」上がる銘柄こそいい銘柄である、という相場の流れ・変化を見極めた
投資スタンスを大切にしなさいという格言。

【商いは買い手がいるうちにやれ】

商いは、陽(ひ)の暮れるまでにやれ、ともいわれます。もう少し待てば、もっと高く
売れるだろうと欲を出しすぎると、折角の売買のチャンスを逃してしまうという教え
です。

とくに、株価が人気化して出来高が増加してきますと、もっと上がるだろうと思うのは
無理のないところですが、出来高が多いということは買い手がそれだけ多いことです
から、それ以上、さらに買い手が現れるどうかは、非常に疑問です。株価が一旦、
天井をつけますと、出来高は急速に減少します。つまり買い手がいなくなってしまい
ますので、出来高の活発な間に売ることを心がけるのがいい、といえるでしょう。

【頭と尻尾はくれてやる】

魚は、頭と尻尾を除いた真ん中のところが、脂がのって一番おいしい。株式投資は
最安値で買って最高値で売るのが理想だが、無理な話です。
不可能なことにエネルギーを注ぐより、一番おいしいところだけ、確実に儲けようと
いう教え。

【アナリストの説明できない相場がおもしろい】

相場は思った通りには動かない、相場は理外の理、相場は知ったらしまい、などと
同じ意味です。

アナリストは、夢とかロマンより、足下の数字が大事です。大きく変動した相場に
ついて、すっきりと説明できた時には相場は織り込み済みとなって、理屈通りには
動かないのが当たり前です。

今は、相場形成上でアナリストがすべてのように見られていますが、以前アナリスト
のことを調査マンといって、証券会社でも、どちらかといえば、相場観のない人が、
配属されていた部署で、多くの場合、株式部長の指示の下で材料取りをしていたの
です。

そうした当時を知っている人が、アナリストの理屈のつかない銘柄がおもしろいと
いっています。まだ日本のアナリストは人数も少なく、全銘柄のカバーは無理で、
全銘柄を厳しくチエックしている会社四季報のほうがいいという評価です。

【アメリカで起きていることは将来、日本でも起きる】

アメリカでの新しい産業や国民の生活スタイルなどは、必ずや日本でも広まるので、
アメリカの動向を大いに勉強していれば株で儲けるチャンスがあるという教えです。

国民性が違うので、すべて同じになる訳ではありませんが、資本主義の先輩国です
から、特に、産業構造や流通の変化などは時間を置いて、日本で同様の展開となる
ことが予想できます。

以前は、アメリカで起きることは10年後に日本で起きるといわれました。最近の
日本の郊外型大型店舗などは、アメリカで起きたこととそっくりです。

【勢いに乗れ】

勢いのいい銘柄は、値段の動きがよく、出来高も活発です。商売でも元気があって
威勢のいい店が繁盛します。「勢いだけで株を買うな」の格言もあり会社分析は大事
ですが、まず勢いのいい銘柄に着目することが、新鮮で時流に乗る銘柄を見つける
第一歩です。

【1銘柄で見るな、全体の中で見よ】

人間が、ひとりで生きることができないで、多くの人に囲まれて生きるように、銘柄も
多くの上場銘柄と共に存在しています。いくら内容がよくて、投資採算的に割安と
思われても、全般の相場地合いに抗することはできないという格言です。

もちろん、全般相場が弱い中で、大きく買われる銘柄は出ますが、それも置かれて
いる相場環境において登場する理由があるわけで、「たまたま」ではありません。
チャートで、できるだけ多くの銘柄の動き、特に、位置・方向などをつかんでおく
ことが大切です。

【1両にこだわって100両に泣く】

丹精込めて作った物については、「この値段では売れるはず」と思うのは今も昔も
変わりはありません。しかし、商いでは、物の値段は買い手側が決めるものです。

あと少し、値段を下げれば売れたものを、思い入れが強すぎたために、せっかくの
チャンスを逃して、後で,あの時に売っておけばよかったと後悔しないようにという
言葉です。

株式投資でもよくある話だと思います。銘柄研究に熱心すぎて、売り目標値段を
絶対に変えようとしなかったため、わずか1円の違いで利食いを逃し、逆に100円
以上の損となることは、珍しいケースではありません。

自分の相場観などを持つことは決して悪いことではありませんが、こだわりすぎて
現実の相場の動きを見失ってはいけないという格言です。

【今の姿ではない、今よりさらによくなるかを見よ】

日本人は、現状追従型と言われます。好調な姿が現実となって、買いに動きます。
しかし、株価は織り込んでいることがほとんどです。 「今よりさらによくなるのか」と
いう見方をすれば、高値掴みは避けられます。下げの場合も「今よりさらに悪くなる
のか」と冷静にみれば底値での売りも避けることができます。

【インフレでは買い方、デフレでは売り方が相場をつくる】

物の値段が上がるインフレの時は、企業の収益も伸びるので、好材料を探すほうが
効率はよく、カラ売りで入るより買いから入るのがいい。反対に、物の値段が下がる
デフレ時は、カラ売りの方が仕掛けやすい。コインの表裏の関係で、インフレの時は
買い8分、デフレの時は売り8分と説いています。

厳しいインフレもデフレも庶民の生活を脅かしますが、政府が毅然として立ち向かう
姿勢を示さないと、買い方、売り方の投機筋に狙われます。

【歌を忘れたカナリヤは裏のお山に捨てられ、
                 本業を忘れた企業は投資家に捨てられる】

カナリヤは、綺麗な声で歌うから存在感がありますが、それを忘れたら捨てられると
童謡にまで歌われています。カナリヤにかぎらず花、鳥、そして、われわれ人間にも
企業にも天命ともいうべき自ら選び、あるいは与えれた仕事があります。

それを通して、社会で生きさせてもらっているのだから、手抜きしないで一生懸命
役立ちなさいという教えです。

バブル経済で本業を忘れた安易さが、今日の経済の低迷につながっているのでは
ないでしょうか。また、過去の雪印食品行為は、社会における存在を自ら否定する
もので残念なことです。
投資家は本業をきっちりやっている企業に投資するのがいいという教えであります。

【売りは早かれ買いは遅かれ】

飛行機の離陸に時間とパワーがかかりますが、仮に上空で失速したら墜落します。
これと同じように株価が上がるときは、多くの人が注目するまで時間がかかるので
買いを急ぐ必要はないが、人気化した株は下げると大きいので、早めの売りがいい
という教え。

【江戸の仇は江戸で討たず、長崎で討つ】

憎い仇を討とうと思えば、忠臣蔵の様に、じっくり構え機が熟すのを待つ気持ちが
大切という教え。株でも、やられたからといって、すぐに取り換えそうと、かっかと
ならず、一旦は手仕舞って、なぜ損したかをじっくり考え、冷静になって再挑戦する
ことが大事である。

特に、相場は今日で終わりではないので、取り返すチャンスは十分にあるから、損を
出した時ほど、あせらないことが大切である。

【大回り三年、小回り三月】

人は目先の事は3ヶ月、大きい出来事でも3年も経つと忘れて、新たな動きに出る
ことからきた相場の日柄サイクル。バブル崩壊後の相場でも、下値のフシはピタリ
3年サイクルとなっています。
このように、相場経験者は日柄を非常に大切にするのです。

【鬼より怖い一文新値】

一文(いちもん)は、穴のあいた一文銭といわれる最小単位の貨幣で、今でいえば
一円です。
新値という場合、新高値と新安値がありますが、どちらかといえば高値更新で使う
ことが多い。徐々に人気を高めてきた銘柄が、ついに以前の高値を抜いたものの、
大きく抜くことができず、わずか一円だけ更新して、それ以上は上に行かなくなった
相場は鬼よりも怖い、強烈な株価の天井になるという教えです。

現在でも「2番天井」といって、天井形成パターンの中でも嫌がられています。

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