■UPjog 9'00" 小松ドーム2階外部通路
1stバイク42km:1゜07'50"[12]
登山10km:2゜10'31"(1゜02'55"[3])
2ndバイク23km:2゜53'50"(43'09"[11])
ラン19.7km:4゜11'31"(1゜17'38"[1])
ドラフティングぺナルティ+30"
total 4゜12'" 鉄人の部 2/136位
今年は金曜が祝日での3連休。金曜の夕方まで会社にいて夜は早めに愛知帰省。土曜の朝から石川へ移動。土曜は走らず。
睡眠 21:45~4:30
4時間の長丁場のレースなので、どれだけ眠れるかが結果にかかわってくる。というのと、おそらく年間でも一番早く寝られる日なのでせっかくだから早く寝た。
4:35~朝食
5:30出発
5:50会場着
準備・スポーツマッサージ・アップ
エネルギーの補給が最優先で、アップは体操する前に体を温める目的で軽いjog。
7:15スタート地点へ。
7:30スタート。
事前にスタートリストをよく見ていなかったので、前日開会式で町田君から聞いて初めて北方さんの出場を知る。あとは昨年と同じく、町田君、若林さん、前口さんといった顔ぶれ。あとは今年初参加の有力選手が数名。2年前は全種目トップのラップタイムを狙って行って後半失速。今年はこのためにあまり練習してこなかった。高望みはしない。できるところまででいい、そんな心境でスタート。2列目に入れてもらって、スタート。第1集団の中盤から後半あたりに付ける。1kmで既にトップの選手が抜けだす。3名。たぶん北方さんもいる。あと2名はトライアスロンで上位レベルの初参加選手。付いていく気はない。力がないので自分が最初に潰れる。潰れたら失速して集団にも付けずに抜かれて終わり。1stバイクは集団と足並みをそろえる。焦らず、ミスの無いように。もし原田さんだったらどう進めていくだろうかと考えながら、じっくり廻りの動きをみる。赤瀬ダムへ向かう江指交差点で集団の上位につけていればいい。そこまでの下りで引き離されないようにするには、尾小屋折り返しの時点で集団の中にいなければ間に合わない。尾小屋直前で前に上がることを意識して進む。今年はマーシャルからの警告があり、トップ3人を除く上位集団20名ほどが集団走によるペナルティ+30"を宣告される。そういうルールを理解しないで出場しているほうも悪いが、ここは引けない。集団の前に出ても逃げ切れないずすぐに吸収されてしまう。かといって集団の後方に下がるのもしたくない。ペナルティを受けても集団と一緒に進んでおきたいというのがこの場の心境。かなり早い段階で一人が尾小屋から折り返してきた。というよりも手前で折り返してきたような感じ。何を落としてきて戻ったのか?続いてもう一人、ここが先頭。その次は、いなかった。一人が途中棄権したようで、先頭はこの時点で1人。それが北方さんかどうかはわからなかったが、思っていたほどは差を付けられていない。折り返し後は集団から離されないように下っていく。若林さん、前口さん、町田君、松浦さん、林さん、…の位置を見ながら焦らないように、エネルギーも切らさないように補給しながら付いていく。江指鋭角コーナーの直前で集団の上位まで上がって位置を確保。安全策を取ってペースをぐっと落として外に膨らみながら回る。転倒のリスクを避ける。でもその後の立ち上がりが遅い。これ以降はコーナーの度に立ち上がりが遅れて引き離される。たぶんチェンジのタイミングが下手だから。チェーを外すのが怖くてアウターギアのみ使って後輪のチェンジだけで対応。直線のうちに差を縮めてもまたコーナーで出遅れる。上位に上がるポイントと考えていた赤瀬ダム付近の上り坂、ギアを1速にして上体を起こして前に上がっていこうとしたが、今年は昨年のように抜け出さない。集団と同じペースのままだった。たぶん引き足を使えなかった。結局息を切らしながら登り切って、集団の後ろの方についたままでトランジッションへ。10~20位くらい。今年は計測がリストバンドからアンクルバンドに変わったことで時間のロスは無い。先頭はたぶん北方さん。序盤から飛び出す展開だったので後方の手段も1stバイクラップは昨年より速いはず。
登山に入り前方に見えるのは若林さん、100m間隔くらいで町田君、また100mくらいの差で数名を抜いて自分、ここがおそらく4位。舗装路のうちに2位に上がって先頭を追う体制を作るつもりだったが、若林さんを抜いた町田君のペースが思った以上に速い。ずっと詰めていった差が2kmくらいのところから逆に広がりかけた。更に後方から追い上げられた。福井の古定さん。速い。か、自分が遅いのか、しばらく併走。今年はなんとなく動きが鈍い。バイクを降りてから体が動き出すのに時間がかかる。トラック対応ばかりでロードを踏んでいないからか。しばらく併走をして町田君に詰め寄りながら、登りが始まるあたりで古定さんを引き離す。ここで走りながら補給。山道に入る直前で町田君の真後ろに付ける。スタッフに聞いて、この位置が2,3位争いであることを確認。先頭から7分の差。尾小屋からかなり差が開いた。やはり北方さんか。もしトップが北方さんでなければ山で追いつきたい。山道で町田君の背後に付けてプレッシャーを与えながらも実は自分も余裕度がない。早い段階で脚が止まる。走れずに歩いてしまう。膝に手をかけながら足を上げていく。3月,5月の猿投山が活かせなかった。一旦は町田君の前に出させてもらえたが、その後、引きなさせない。きつい登りで脚が止まり差を縮められる。今年はランも登山もダメな気がした。これも貧血を引きずっているのか。それとも練習不足で体が慣れていないだけなのか。唯一、緩い下り坂だけ飛ばせる状態。北方さんとはおそらく差が広がるばかり。この山で無理したら最後のランまで持たないかもしれない。この時点でもう諦めモード。町田君に先を譲る。山下りと2ndバイクでは自分に分がない。離された差をもしランで逆転できればそれでいい。追いつけず3位になっても今年は仕方ない。そんな考えになっていた。ゆっくり登り始めて暫くしたところで町田君が止まっていた。脚を攣った様子。大丈夫と言っていたので先に行かせてもらう。これでもう一度逃げてみようという気になった。少し差が開いて頂上。ここから急な下り。故障は絶対に避けたいので抜かれるのを覚悟で落りる。かなり進んだが、まだ後ろからの気配がない。降り始めてだいぶたったところで町田君。その少しあとから前口さん。ここは付かずに自分のペースで降りる。これは仕方のない差。でも抜かれ際に前口さんから声をかけてもらったことで、気を取り戻して前抜きにレースを続けることができた。最後まであきらめず行くことができたポイント。そこからはもう一度レースプランを考えた。下山して舗装道路でペースアップ。バイクでは町田君、前口さんが同じくらいの力、自分には分が無い。前口さんを抜いて、町田君から200mくらい、約1分の差で登山を終える。登山ラップでは町田君の方が上位。先頭とはここで8分差。開いているから北方さんの可能性が高い。
前口さんより先にトランジッションを出る。昨日の開会式で言われていたこともあって、登山シューズは持ち帰る。1stはシートポストに縛り付けたシューズを落とさず来れたが、2ndは縛っている時間がないので簡易バックに入れて背負って帰る。背負うと腰に疲労を溜めてランが走れなくなるのが怖いが、DHバーに掛けたら走りにくくてペースダウンしてしまいそう。2ndバイク、町田君は見えない。見えない差を極力広げられないように粘る。暫くして前口さんが後方からくる。ちょっと試したが付けなかった。ここからは視界から前口さんが消えないように粘る。でも徐々に離れる。あとはロングの部の選手を一人ひとり抜きながらペースダウンしないように進むしかない。山下りの抜かれ際に声をかけてもらったから、気持ちを切らさず追って行けた。ケイデンスを落さないように独りで追う。前口さんと町田君のところまでならランで逆転できる可能性はある。次のランも考えエネルギーを切らさないように気をつけながら、届かない差になってしまわないように漕ぐ。2ndバイク終盤、残り5kmくらいで立て続けに抜かれる。ロングの選手に。と思ったら鉄人の部の選手が二人ならんできた。小川さんと村本さん。付いていくことにした。ジワジワ離されかけたが残り3km付近で再度縮まる。ラスト2kmを切って緩い登りでまた差が開く。集中力が切れかける。次のランのために補給してもう一度集中。やや遅れての6位でバイク終了。トランジッションで二人より先に出る。ここで先頭との差10分と告げられる。北方さんだったら逆転はまず無理。むしろ離される。あとは町田君の位置まで届くかどうか。差は3分くらいだろうか。19.7kmの間に詰めることができるか。ランが始まって例年のように徐々に動きを慣らしていく。が、今回は前に見えるロングやチームリレーの選手を抜けない。ゆっくりとしか差が詰まっていかない。登山の時もそうだったが、やはり今年は走れない。スタミナがない。2km手前で村本さんに後方から追いつかれる。しばらく併走。2年前はこのあたりから原田さんと併走して引き離された。だから不安が増えたが抜かれなかったので冷静さを取り戻す。3,4kmの登りで少しペースを上げて再度差が開く。少しだが体が慣れてくる。でもペースは遅い。キロ表示があっているなら、ここまでキロ5をオーバーしている。80分もかかる計算。これだと2位まで行けない。町田君も昨年よりはトレーニングを積んできているようなのでこのペースではむしろ差を広げられている可能性がある。それ以前に、前口さんの姿も見えてこない。ようやく見えたのが6kmあたり(だったと思う)。今度は逆に自分から声をかけた。あとは町田君のところまで行きたい。ようやくキロ5分を切るペースまで上がってきたが、キロ4を切っていかないといつまでたっても差は縮まってこない。相手が止まっていればすぐ届くかもしれないが、似たようなペースで走っている。前口さんと町田君の差は2ndバイクではそんなに変わっていないはず。それなら1分程度のはず。ランのために2本持っていたショッツはラン19.7kmの1/3と2/3のあたりで使う。しかし東山のエイドステーションを越えても町田君の姿は見えない。もう残りは半分。アップダウンの続く長い直線でも町田君は見えない。今年は届かないか。忘れた頃、残り5km付近で見えた。2本目のショッツも効いてきた。2位に上がってまた少しだけペースアップ。残り距離5,4,3kmと減っていく。もし北方さんに届くとしたらなにかトラブルが起きた時。残り3kmで前方に緑のゼッケンをつけた選手が見える。まさかが起きた。諦めていたら届かなかった。粘っていたからこうやってチャンスが残された。残り2kmで300mくらいの差。このままだと詰まっても届かない。と思ったが差は詰まってきた。よく見ると緑のゼッケンではなくウェアの色だった。ここでまたペースが落ちる。やっぱり北方さんは遥か前。ランに入るときに10分差ならもうゴールしているだろう。例年なら残り2kmくらいからペースアップしていくのに、今年は動かない。というより動こうとしていない。やってきた分しか出せない。と開き直ってしまっていた。最後、ドームに入る応援の多いポイントだけペースを上げていた。
結局、ランは77'かかっていた。
欲がない、向上心がない、というか、やってきた以上のことは出せるはずがない、負けても仕方ない、と開き直っている部分があった。今年はそれがすべて。
計 21.3km