2:34:05 6位/159名出走
5km 18:26
10km 36:09(17:43)
15km 53:43(17:34)
20km 1:12:52(19:09)
中間 1:16:40
25km 1:30:14(17:22)
30km 1:48:22(18:08)
35km 2:07:15(18:53)
40km 2:25:56(18:41)
記録 2:34:05(8:09)
総合成績[敬省略]
1:阿部哲史 トーエネック 2:26:33
2:岩月 崇 館倶楽部 2:27:03
3:角田達彦 トーエネック 2:29:10
4:江本悟司 三菱自動車岡崎 2:33:49
5:原田高志 トヨタスポーツマンクラブ 2:33:59
6:井上圭人 TEAM KAKERU 2:34:05
7:伊藤 潤 三菱自動車岡崎 2:35:12
8:本行辰朗 TTランナーズ 2:35:40
9:松葉広司 守山自衛隊 2:36:25
10:百瀬永吉 長野陸協 2:36:26
5:00起床。朝食。雑煮餅4切れ。
6:42の電車で出発。7:15点鼻薬で鼻の通りを確保。
8:00豊橋駅で117kcal×3袋補給。もう既に勝負は開始されている。
8:20過ぎ、競技場で受付。準備を坦々と進める。水分補給は水又はSUPER VAAM。
9:00トイレを済ませてからアップ開始。あまり時間がないので1.2km付近まで行ったところで戻ってくる。もう何回も走っているので2.5km地点あたりまで見なくてもいいだろう。スタートまでにきっちり準備することが優先。市民駅伝・立川でも失敗はしていないから不安はない。焦る方が失敗に繋がる。競技場に戻って多少時間があったのでトラックをもう暫らく走る。9:35くらいに軽い流し3本程度をjogの中に織り交ぜてアップ終了。キレはないがマラソンでは十分。ここで117kcal×1袋補給。着替えて最終コール。その後、時間ギリギリだが不安を無くすため再度トイレへ。ウェアを脱いで他のランナーが既に並び終えている列の中に入る、9:55過ぎ。
10:00スタート。150名ほどのランナー。その3列目くらいでスタート。ゆっくり走り出す。周りに惑わされない。ホームストレートでインに入っていく。トラックは40位くらいで慎重に。最短コースを狙う。1周が84"オーバー。設定より遅いが、まぁいい。立川だってスロースタートだった。ここから徐々に前へ出ていける。500m走って競技場を出る。25位あたり。まだ集団は固まっている。1kmは3'40"を少し超える。設定は3'30"だったから遅め。でも誰も飛び出さない、ひとかたまり。ついていくだけ。ハーフじゃない、フルだ、長丁場の勝負だ、焦って余計な動きをするのは脳を疲れさせるだけ。
2・3km付近では集団の前のほうに館の岩月さん、トーエネック勢、TTランナーズ二人。中団に三菱岡崎江本さん、TPAC三人、トヨスポ原田さん。その後ろに三菱岡崎伊藤さんがいて真後ろに自分が位置する、左隣に館の稲葉さん。すぐ後ろに庄内の米田君、松見さん。ロードに出て多少の向かい風を感じる。昨日に比べたら風は無いらしい。確かに昨日の矢作川は強風だったが東三河も強かったそうだ。競技場内は風を感じなかったが、ロードに出て少し感じる。こうなると堤防沿いでは今年も結構吹いているかもしれない。25人くらいに絞られてからは依然としてひとかたまり。自分にとっては、先頭は実力者にもう少し速めに引いてもらって、付いていった選手がエネルギー切れを起こしてボロボロこぼれてくる展開がベスト。このまま進んだら他の選手も前半で力を溜めてしまう。
設定していた17'30"を過ぎても5km表示が見えてこない、スローペース。ようやく見えた。18'25"。2:30'を狙うペースより1分近く遅い。自分にとってはまだいいとしても、先頭にとっては遅すぎるだろ。みな勝負を意識して慎重なのか。間もなく給水、保険のつもりでできれば5kmからスペシャルを取っておきたい。左に寄って、前の選手との間隔もあけて位置を確保したが、自分のドリンクを見つけられなかった。止まってまでして探すつもりはなかったので、取らずに通過。エネルギーは予め多めに蓄えている、計算上2回は取らなくても全く問題ない。焦らず行こう。
5km給水で先頭集団から3人が前へ出た。岩月さん、と緑色(のジェルモ滝澤さん?)と白色(TWRC長谷さん?)のウェア。あとのメンバーは変わらない。TTランナーズ・トーエネックが集団の前側、江本さんが冷静に中団。原田さんは後方で伺う。一団の動きが見えるところに自分が付いていく。伊藤さんは自分のすぐ近く。堤防に出てからは左からの風がそれなりに強い。例年通り、みな風下側へ寄って走る。前の選手を風除けに使って、堤防の右隅いっぱいまで寄って位置をキープ。6・7kmあたりから先頭の3人を追って4位集団も徐々にペースアップ。徐々に集団から離されかける。ついて行くか、抑えるか、決断。ついていくことにする。決して速いペースではない。前半でエネルギーを使わないようにしたいが、最低限このくらいではついていかないと話にならない。
堤防道路から離れ、風が穏やかになる。20人ほどの集団、その最後尾。稲葉さん・庄内勢は視界にいない。江本さんがまだ中団なので動きがない。10km、ペースが上がってきた。ラップ17分台後半まで回復してきた。ここで給水を取っておきたかった。でもまた発見できず。仕方ない。取らずに通過。まだエネルギーの貯金はある。ゼネラルの水やスポンジは取らない。以降のスペシャルの吸収効率を落とすので、水腹にしたくはない。気温は多少上がってきている。しかし気になるほどではない、むしろ体がよく動く。自分は夏型タイプなので他の選手よりも有利なはず。気がつくと10km給水で集団は縦長になっていた。ほぼ縦一列。TTランナーズはその最前線。江本さんも前方に位置していた。原田さんも前側にいる。伊藤さんもすうっと前のほうへ。自分はここでかなり遅れてしまう。
まだ序盤、一気に詰める必要はない。コース的にも安定して楽な区間なので15kmまでにまた合流できればいいだろう。周囲には2・3人いる、その集団でペースを形成。しかし前方の集団は遠ざかっていく。風も穏やかなので自分から前に出て引いていく。緩いコーナーも最短コースで前の集団を追っていく。前方では、先行していた3人のうち1人(緑色)が脱落して集団に吸収されたようだ。ペースも安定し、縦長だったものがもう一団になっている。15km給水、ここでは遠くからゼッケンを確認してもらい手渡しでスペシャルを受け取る。ようやく取れた。確実に飲んで58.5kcalを補給。濃度も問題なくすっと飲めた。これで一安心、後半勝負できる。
一緒に走っていた2・3人は振り切って、自分ひとりで前を追う展開にしていた。が、思うように詰まらない。15kmでまた前方の集団は遠ざかっている。こうなると折り返してから追うしかないのか。昨年はこの辺りで集団から遅れてしまい、焦って自滅した。まだ焦るな、後半は絶対抜ける。16・17km辺りで集団の前に江本さんが立った。ペースアップしたように見える。ここからレースが動く。きっと集団から選手がこぼれてくるはず。そこを縫って上がっていこう。
期待していたほど急な展開は無く、まだ前方の集団は固まっている。が、なんかおかしい。止まった!?、戻ってきている!?、コースが違ったのか?予想外の事態。戻ってくる集団の手前に交差点がある。赤いカラーコーンが並べられている。警官が一般車両を規制している。コーンは交差点で左へ曲がっていくように見える。左には橋が見える。ここを左折だったか。橋は建て替えられたのか!?ちょっといつもと違うようだったが左折する。前方の集団が戻ってくるよりも先に自分が左折。これで順位変動!?左折した先の端のほうから黄色い垂れ幕をつけた大会関係車両が向かってくる。先頭の二人が折り返してきたんだな。と思っていると交差点の警官が「違う違う!」と。えっ、左折じゃない!?大会車両が左折した先から戻ってくるのに?続けざまに警官、「何年も前からここは真っ直ぐだ!」と。じゃあ何?あの車は間違えて左折したのか?。半信半疑で交差点へ戻り直進することにした。が、集団は自分のほうへ向かってくる。あれ、直進でもないのか?直進して集団を先導していたパトカーも戻ってきている。集団の選手の1人が戻ってくるパトカーの警官に問いただす。・・・先導するパトカーが間違えたようだ。やはり交差点は左折。集団と一緒になって、左折するため交差点に戻る。さらにここで交差点の警官、「何年も前からここは真っ直ぐだ!」。もう何が正しいかわからない。結局は直進が正しいということで全員で直進コースへ進む。このゴタゴタの間に、先行する約17人くらいの集団に自分や後続が追いついた。交差点付近100~200mの間で選手が右往左往して距離をロス、時間にしても集団にいた選手で少なくとも1分はロスしているだろう。自分もアタフタしてる間に米田君が直進で通過していき、抜かれた。大きな順位変動が起きた。30人くらいはここでロスを被っているに違いない。
200mくらいすると道も開けて両側沿道に応援する人たちが現れた。これでやっと直進コースが正しいと確信できた。それにしてもなぜ直進とわからないのか、先導車が。ちょっと先に進めばわかることなのに、毎年同じコースなのに。あれはカラーコーンの置き方がマズイ。直進なのに、交差点の警官がそれをわかっていてコーンを交差点の中央付近をふさぐように置くものだから、あれでは左折するように見えてしまう。トップを走っていた岩月さんたちがどこにいるか確認できなかった。遥か前方を正しいコースで先行しているのか、それとも誘導ミスに巻き込まれて
集団に吸収されてしまったのか。ちゃんとした勝負が付かないレースになってしまったのが残念。恐らくこれで調子を乱して失速してしまう選手もいるはず。自分はもともと後半勝負にかけているので、こんなトラブルで抜けたとしても素直に喜べない。(resultによるとこの5kmで自分ですら1分半くらいのロス、集団と同じくらいのロス。先頭の岩月さん・長谷さんは2分のロス〔17'18"→19'22"〕になっていた。)
集団はようやく正しいコースを進み、50mくらいに渡る縦長の列。20km給水、また人数が増えたことで取れなかった。これで3つ取れなかったことになる、そろそろ体内の貯金もなくなる、25km以降は全て取らないとエネルギーが切れる可能性がある。交差点で抜かれた後続選手はすぐに抜き返した。江本さん・原田さん・TTランナーズは前方にいるが、15km地点に比べるとかなり近くなっていた。隣に伊藤さん、交差点では冷静に対応して余計な動きをしなかった様子でここから徐々に追っていくように見えた。近くに市川監督や山本さんら三菱勢の応援団。20kmを過ぎてようやく正しい左折箇所にきた。こぼれている選手を抜きつつ前の集団を追う。
折り返してきた先頭は天白走友会(の小川さん)。100m以上離れたところに2位集団。岩月さん・トーエネック・江本さん・TTランナーズあたりの集団。TPACも。やや遅れて伊藤さん、原田さん。その次で折り返す。15位か。ここからジャンプアップしていく。前方では明らかに順位が変動している。岩月さんや江本さんがここから引き離しにかかるのだろう、姿が見えなくなっていく。でも焦らない。1,2,3位に入るような選手を追ったら自分が潰れる。入賞ラインに入るためには冷静に行かなければ。まずは目の前の伊藤さん・原田さんを目標にする。橋を渡って緩い登りで徐々に詰めていく。そして右折。原田さんがもうあと数秒というところに見えてくる。右から抜く。ついて来られると消耗するので出来ることならそのまま引き離したい、ややペースを上げる。が、原田さんも対応。並走が始まる。
25kmをほぼ同時に通過。ここで確実に58.5kcalを補給。これが終盤に必ず効くはず。並走しているうちに前方の選手が近づいてくる。天白(の小川さん)がスローダウンしており、抜く。折り返し後一旦は前方に離れてしまった伊藤さんがまた近づいてきた。守山(の松葉さん)にも急速に近づいた。25km過ぎてから4,5人が並ぶ。そのままペースは落とさずに、むしろ振り切る。ここからは自分がレースを作っていく、それが可能なだけのエネルギーは摂っている。自分と原田さん、伊藤さんの3人が抜け出す。これで9位集団。
暫らくその状態が続くかと思ったが、原田さんが前へ出る。伊藤さんも対応。意外と速い。ここに来て予想外の展開、自分が先に消耗していた。付いていくのが辛い。付いていけば30~35kmでスローダウンしてしまいそう。昨年の二の舞だ。確実に走り切れるという残り距離になるまでは無理できない。徐々に二人から離されてしまう。単独走になる。しかしまだ前方にスローダウンしている選手がいる。給水を確実に取っていけばまだ抜いていける。35km以降は走ってさえいれば必ず抜けるチャンスがやってくる。まずTPAC(の石橋選手)を抜く。
30km通過。ここも手渡しでスペシャルを受け取り、確実に58.5kcalを補給。前方の二人はまた遠くなっていたが、どうやら原田さんが伊藤さんを引き離した様子。やはり鉄人と言われているだけある、とても追いつけそうな感じがしない。(やはり30~35kmで5km毎のラップがいちばん悪かった。)自分は作戦通りほぼ完璧な補給でここまで来ているが、原田さんも同じようにスペシャルを工夫しているのか?、それとも体内のエネルギー蓄積能力が抜群に優れているのか?足の裏が少し痺れる、指先に力が入らなかった。一瞬ダメかとも思ったが、まだ頭は冷静だった。まだ残り距離はある、チャンスもある。まずは目の前から。伊藤さんを追う。昨年とは違う。
堤防道路に出て、原田さん、伊藤さん、自分。原田さんの前には緑色(ジェルモの滝澤さん)。その前にも赤色(長谷さん!?)。ほぼ等間隔。向かい風はあるがエネルギーは確実に補給している。他の選手より絶対にいけるはず。一歩一歩、まだ力を入れて走れる。追っていける。確実に詰める。35km給水も確実に摂る。すぐには抜けないが、でもこの堤防で確実に詰まった。残り5km。昨年のデッドポイントを通過。まだ意識ははっきりしている。視界もはっきりと見える。まだまだ体は動く。2時間40分は確実に切れる。まだ勝負はこれから。
堤防道路を終えて残り5km。伊藤さんに追いつく。三菱徳山くんが応援に来ている。並んでそのまま前に出る。ここで並走するつもりはない。自分のほうが勢いがあるのですぐに差を付けるつもりだったが、伊藤さんも反応。ちょっとペースアップして粘られる。35km過ぎてかなり消耗があるはずなのに。伊藤さんがこの順位ということは今回調整がうまくいかなかったのかもしれない。それでも反応できるなんてやっぱり2時間18分台の実力者。残り4km過ぎくらいで緑の選手(ジェルモ滝澤さん)を抜き、すぐに引き離す。伊藤さんはまだ並走。
残り3km。依然、原田さんとの差はなかなか詰まらない、強い。前方にもう1人見えてきた。40km手前の登り坂に差し掛かる青の選手、TTランナーズ(本行君)。勢いがない。一気に詰まる。登りはコーナーを最短ラインで追う。腕を振って、腰を落とさずに脚を真っ直ぐ振り出す。40km給水所で捕らえる。スペシャルを受け取ると同時に抜き去る。ここで加速し、すぐ後ろの伊藤さんも同時に引き離す。(過去の優勝者二人を一気に引き離す。ここからゴールまでの間に1分の差に広げていた。) これで6位。タイムとしては2時間32分台は難しい、でもセカンドベストは確実に出る。
残り2.195km。先方の原田さんに少し近づいた。普通なら40kmで給水は摂らないかもしれない。でも即効性があるので、ここで摂ればラスト勝負に活きてくるはず。なので迷わずスペシャルを摂った。ここまできて、流石にキレはないが、まだ一歩一歩進むごとに前へ詰め寄ることができた。すぐそこに原田さんが見えている。なのに速い、詰めているのに詰まらない。40kmの給水で役員がゼッケン41と叫ぶのが聞こえたのか?後ろに近づいていることに気が付いてペースアップしているのか?41km、また少し詰まる。でも残りが少ない、追いつけるか。抜けば5位。原田さんの前にもう1人見えてきた。黄色、江本さん。ちょうど右折するところだった。続いて原田さんも右折。自分も追って右折。ラスト1kmもない。見えたからには二人とも抜きたい。抜けば4位。でも残り少ない。届くか。江本さんが競技場へ。続いて原田さんも。トラックで勝負になる。江本さんは届かない。せめて原田さんのところまで。曲がった先で原田さんはまだ加速していない。自分が先にスパートすれば届くかもしれない。ラスト350m。タータンを目いっぱい使ってストライド・ピッチを上げる。バックストレート。ちょっと詰まる。でも原田さんは最終コーナーへ。速い、届かない。負けた。でも最小限の差にとどめたい、ホームストレートでラストをかけた。原田さんまで6秒、江本さんまではたったの16秒だった。
昨年は碧ACでの最終レースとして出場。15km過ぎで集団から遅れ、さらに消耗して25km過ぎにスローダウン、30kmでフラフラになった。それでも4月からのチーム結成が決まっており、何が何でも1年目で名岐を決めたかった。そのためにはこんなところで潰れていては話にならない。目もまともに開けられないような状態で走り続け35kmデッドポイントを乗り切った。耐えたその先でなんとか回復。再度走り続けたものの40km関門は封鎖。そのまま終わるのが悔しくて、最後尾車の指示を無視して走り続けた。走りながらゼッケンを外し、封鎖後のゴールに入りこんだ。記録なしの完走。3:09台。暫く立ち上がれず、後輩の介抱を受ける始末。
今回のレースはエネルギー摂取を最重要視した。フルマラソンはこれまで過去4回。全て豊橋。院1年の初レースは25km過ぎにフラフラになって歩き、33kmで自ら収容バスに乗り込んでしまった。一昨年は2:42台、でも30kmからスローダウン。昨年は35kmで止まりかけ40km関門。成功したのは院2年の2:32'54"の6位、そのたった1回だけ。スピードが無いのは元々。学生のときより練習量が減っているのでスタミナが無いのも事実。でもそんなことより、もっと根本的なところに問題があって、エネルギーが切れるから後半走れなくなっている。走り続けられれば勝負できる。厳密に言えば、体力が落ちて走れないというのではなく、思考が薄れて、視界が白く、眠くなってしまうのでレースが終了してしまう。頭が働いていれば体は動く。冷静な判断ができる状態に保てば脚もついてくる。そして脳を働かすにはエネルギー(糖)を摂るしかない。アミノ酸や脂肪は脳を動かせない。エネルギーでも即効性があって、かつ、低血糖を引き起こさないもの=マルトデキストリン。ただ、体内にあるエネルギーは1800kcal。1km走行するのに50~60kcalを消費する。フルを走るのには2600kcal必要。ということは2600-1800=800kcal足りない。それはレース中に摂っていくしかない。補給なしの1800kcalだけでは30kmでガス欠を起こす。
レース2時間前に351kcal,20分前に117kcalを摂取してスタート。5km毎のスペシャルドリンクで58.5kcalずつ摂取。1本のボトルに117/2kcal(45gの半分)を水25cc弱に溶かして補給。予定通りのレース運びをした。
きっと他の選手の多くも同じ状態。だから多くの選手にガス欠が起きるところで、ガス欠を起こさなければ必ず上位は狙える。今回のトップ3選手は後半もペースダウンしていないどころかペースアップしているので敵わないが、あとの選手とは対等以上に勝負できた気がする。江本さん・原田さんにも届かなかったがレース巧者の2人もまだ見える位置にいた。スペシャルドリンクが置ける・置けない、では全く違う競技となる。ゼネラルのみで走らなければいけないレースだったら、こうはいかない。ルール上可能な範囲でできることはめいっぱい利用した。純粋に走力だけの勝負になると現状では自分に歩がなかった。まともに走力で入賞するには平原40kmをキロ4で2,3回こなししておかなければならない。体を作り変えてエネルギー変換効率を上げないと走り切れない。単純な走力の勝負だけで勝てないのは虚しいが、そんなことは勝ってから考えることで、最後までまともに走り切れない身で言っていても話にならない。エネルギー摂取の工夫だけで2時間30分台前半まで届くことがわかった。あとはスタミナとロスの少ない走りetc、トレーニングで少し力をつければ30分切りは目の前。