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日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

5Sを極める

2012-06-04 | 経営改善
整理(SEIRI)とは捨てること
必要なものと必要でない者を分別し
要らないものは捨てる事が整理だとずっと言い続けてきました。
しかし舌っ足らずでした。

要るもののお話をしていませんでした。
要るものとして残しておいたものの使い方です。
「要るものをより活かした使い方が出来るようにすること」という言葉が必要でした。
5Sが現場改善の手法であるという原点を見るべきでした。

整頓(SEITON)とは
いつでも同じ場所から出せて
同じ場所に返せる状態にしておくこととずっと言い続けてきました。
これまた舌っ足らずでした。

「常に使える状態にしておくこと」という言葉が抜けていました。
同じ場所から出そうが
同じ場所へ戻そうがそれは当たり前のことであって
そこに「なぜ整頓が必要なのか」という部分を入れていませんでした。
使ってはじめての道具ですものね。

清掃(SEISOU)とはきれいにすることと言い続けてきました。
これまたもう一言が必要です。
「より効果的な方法を工夫しながらきれいにすること」としなければなりません。
きれいには際限がありません。
だからといって一日中清掃ばかりしている訳にも行きません。
必要なのはより質の高い仕事をするという根本精神ですね。

清潔(SEIKETU)とは整理整頓清掃した状態を保つことと言い続けてきました。
これまた舌っ足らずでした。

「汚さない仕組み、乱れない仕組みを考えること」が必要でした。
これを前提としないと、何のための5Sかわからなくなってしまいますよね。

躾(SITUKE)とは、上記4Sが習慣になるようにすることと言い続けてきました。
しかし、これまた舌っ足らずです。

「押しつけられるのではなく自ら進んで習慣にする」という
長続きするための原則が必要です。
人に言われてイヤイヤやる5Sは自分のものにはなりませんよね。

という訳で、掃除の神様鍵山秀三郎さんの仰っている中から発見した
5Sの極め方をご紹介しました。

明日からの5S活動に取り入れて行きたいものです。
コメント
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