極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

桜は逃げません。

2020-03-20 16:28:23 | 日本社会

元国立感染症研究所研究員の白鴎大教授・岡田晴恵氏がTBS系「Nスタ」で花見の自粛を呼びかけていたのが印象的です。昨今、何かと岡田晴恵氏への風当たりも強いようにも思いますが、やはり限られた時間での対応策は的を得ていると思います。岡田晴恵氏が発言する通りで私達は未知のウイルスを甘く見ています!更に日本には憲法に緊急事態法がありません、急ごしらえの法は無いよりまし程度の法に思えます。海外旅行帰国者が感染しても国内を堂々と闊歩しています。日本は国家緊急時ですが一部は静かな無秩序状態になっているように思えます。

 

「花見が悪いんじゃないんです。人が集まって丸くなって宴会をする中、飛まつが飛んで感染リスクが高まると発言していました。今回だけはお控え下さいと一生懸命訴えていました。」私達はこの言葉を重く受け止めるべきです。

日本人にとって桜の季節=花見となりますが、花見参加者内で感染が表に出ていない感染者がいた場合、感染が広まってしまいます。今、私達が即出来ることの一つが“花見の自粛”だと思います、結果的には弱い立場の人達を助けていることになると思います。

多くの日本人には武士道の任(思いやり等)の心が生き続けていると思います。是非、多くの人達が任の心をもって、花見の自粛をしてもらいたいものです。

 

昨今、ドイツのメルケル首相は国民に向かい、歴史上、2次大戦以来の戦いが始まっていると発言、如何にこの未知のウイルスとの戦いが深刻であるか、自然発生には無理があるウイルスのため、過去の自然発生ウイルス参考が通用しなく国を上げて戦うことを明言しています。日独のワクチン開発の記事もありましたが、昨今の独米間のように、日独の2国間に開発の妨げの横槍が入れられることなく進んでほしいものですが、新型コロナ・ワクチンの開発は難しいと思いますが、日独が新型コロナ・ウイルス撲滅のために奮闘した証を歴史に留めたいものです。

 

日本には憲法に緊急事態条項が無く、新たな法も強制力には限界があり、最悪事に私達の安全を確保できるか疑問で、現状は無法に近い状態で、堂々と官憲の制止を振り切り感染者は国内を移動できます。

今、欧米等は待ったなしの状況下で、国民の安全を確保するため強制力を持った国家緊急事態策が実行されています。個人の人権が何よりも優先、罰則規定も無い日本の要請、指示等で本当に安全が確保できるか?希望的楽観論が闊歩していますが、可笑しな憲法のため甚大な犠牲者が出て日本の未来が大きく変わる可能性があると思います。

今後も世界の国難、非常時に日本を助ける国は皆無に近いと思います。ダイアモンド・プリンセス(米国・クルーズ船)の困難な状況での対応、一例として日本近海にいた多数のベット数を有する感染症対応可能の病院船、世界の多くの国はどのような支援を日本に行うかを見ていたようです。

今後、更に世界は自国ファーストとなるのは当然だと思います。私達は未知のウイルスに対し、貪欲な経済至上主義、希望的楽観論は再考すべきです。何時も最後に犠牲になるのは真面目な弱い立場の人達のように思います。

 

“花見の自粛”・・・桜達は私達の側から逃げません、私達が”任”の心を持って行動すれば、桜達は又来年、きっと今年の分をプラスして楽しい花見が出来るよう素晴らしい花を咲かせるでしょう。

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ダイアモンド・プリンセス対... | トップ | 気になる3つの記事 »
最新の画像もっと見る

日本社会」カテゴリの最新記事