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EMP兵器を保有する北朝鮮

2015-12-09 06:18:38 | 軍事

高高度EMP兵器(high altitude electromagnetic pulse weapon:EMP )核を越えた兵器と言われています。高度400km以上で核爆弾を爆発させ、対象地域のインフラ(電気・通信等々)を破壊する恐るべき兵器で人間、動物に対しては犠牲を出さないと言われております。

超巨大な太陽フレアやCME(コロナ質量放出)とほぼ同じ効果を達成することが出来ると言われています。高高度EMP兵器が使用された場合は一時的に(数十年間)文明がストップする可能性さえあります。高度400km以上と言う高高度の要撃等々手段は現在は無いようです。

EMPの参考になるような事態が1962年に起こっています。米国は太平洋上空400kmで核兵器の実験を行いました、結果1300kmも離れたハワイでも停電等が起き電子機器に大きな障害が出ました。現在は更にコンピューター依存社会で当時と比較できないような大障害を起こすでしょう。1963年以降は大気圏外の部分的核実験は禁止されています。現在も米、ロシア、中国、イスラエル等々はEMPの研究は続けていると言われています。EMPは恐るべき兵器です。

高高度EMP兵器の仕組み。
波長が非常に短い電子ガンマ線は、酸素原子や窒素原子などと衝突すると原子の外殻にある電子が分離される電離現象が起きます。
大気中で電離現象が起これば、電が巨大な電子雲を形成していく上で、電子雲が地球の磁場に引きつけられて、らせん運動をしながら超強力な電磁波を放出する。電子が大気中の酸素分子と結合するとマイナスイオンを生じ、この時にマイナスイオンが陽イオンと混合され、プラズマを生成し、そしてプラズマは電磁波を放出します。 電磁界から放射される電磁波とプラズマが放出した電磁波が地上に影響を与えてしまうことが高高度EMP兵器の動作原理と言われています。

一説では、北朝鮮を軍事、経済を支えてる勢力がいると言う現実、スイスと北朝鮮は極めて密接と言われています、スイスを本拠地にしてる巨大金融資本・・・トップの金正恩委員長は(横●め●●さん付き添い)も長年スイスで(特に核知識については、世界のリーダーでは断トツとも言われています。)多くを学んでいます。帰国後、巨大金融資本等々の巨額の資金支援等で高高度EMP兵器基本設計開発を完了したと言われ、後は製造、実験で高高度EMP兵器を実戦配備となると思いますが、北朝鮮を侮ってはならないでしょう。費用対効果でも優れており、近い将来実戦配備するでしょう。

過去、朝鮮中央通信は、平壌の人民文化宮殿で開かれた朝鮮人民軍建軍80周年を祝う中央報告大会で、総参謀長はこの日、人民文化宮殿を訪問した席で、移動式の兵器で米国を一撃で破壊することができると語っています、この発言が高高度EMP兵器を意味していると言われています。更に中国が開発中と言う個人プログがありましたが、信憑性は何ともいえませんが・・・これらが本当であれば、日本は更に大きな危機を秘めてることになります。

昨今の欧米のネット記事では、米国ボーイング社が、非核極超短波ミサイルを開発、テストに成功しています、小型ピンポイント・非核EMP兵器になると思いますが、相手国のインフラ等々上空で無人機等を用いてピンポイント攻撃・・・テロより始末が悪い兵器かも知れません。厄介なEMP兵器等が世界に登場した現在、今後、核兵器等とは違う新たな脅威と対峙しなければならない可能性があります。

過去、日経ニュース(今は、削除されています。)に・・・北朝鮮が、核爆発による強力電磁波で通信、兵器運用コンピューター網等を破壊する電磁パルス(EMP)爆弾の開発に成功した可能性が浮上・・・CIA(米中央情報局)で核問題の専門家として勤務したピーター・フライ氏が、米ラジオ、ボイス・オブ・アメリカに以下のように発言しています。
EMP爆弾を開発したロシアの科学者が、EMPデザイン情報が北朝鮮に流出したことを明らかにしました。2004年にロシアの科学者たちは、北朝鮮が数年以内にスーパーEMP爆弾を開発するだろうと言及し、2年後(06年、咸鏡北道吉州郡豊渓里で実施)に北朝鮮は1回目の核実験を行っています。

1回目の核実験の際の威力は1-3キロトン(当時のニュースでは、爆発の規模は高性能爆薬TNT換算で、USGSが0.5~5キロトン、日本の東京大学地震研究所が0.5~1.5キロトン程度ではないかとコメント、最も大きな見積もりでも15キロトン程度と見られています。北朝鮮は核実験の直前に中国に核実験実施を事前通報していますが、その時の設計計画爆発力は4キロトンとして中国に通知しています。)にとどまり、核実験は失敗したと判断した人が多かった。しかし威力が低いのは、スーパーEMP爆弾の特徴と語っています。
韓国統一ニュース(ネット等々の記事)では、統一学研究所所長のハンホソク氏が、高高度EMP兵器の見解を述べています。
前半は南北朝鮮と米国の間の軍事的関係の一般論、後半には米国を青銅器時代に戻す巨大な電子雲という部分があります。

高高度EMP兵器の特徴は、北朝鮮のような小さな国家でも米国を相手に対等に戦える武器と言えるでしょう。高高度EMP兵器が米国に使用された場合を非常に細かく記載されていて、被害想定を回復に約160兆円の費用、送電網の回復だけでも最短3年から最長10年かかるとしています。これは米国政府自らの試算した結果と言われています。

一般に高高度EMP兵器等の基本的対処事項は、電磁パルスの遮断、簡易ファラデーケージ( Faraday cageとは、導体に囲まれた空間、またはそのような 空間を作り出すために用いられる導体製の籠や器、導体に囲まれた 内部には電気力線が侵入できない)を用意、食糧と飲料水を確保等々・・・核兵器等と違い、高高度EMP兵器攻撃は、攻撃自体で人、動物等が死ぬわけではありませんが、インフラ等の被害は想像を絶するでしょう。

参考
韓国統一ニュース(2011.6.27)
北米大陸を覆う巨大な電子雲

米国の青銅器時代に戻す、巨大な電子雲
北朝鮮の核兵器、大陸間弾道ミサイル等の実験に対しての米国の高官や米国の軍事専門家たちは常にそれを過小評価していると思います。
この過小評価を打ち消す評価が最近出て、北朝鮮が2年前に実施した地下核実験を、最近新たな視点で眺めた結果、単なる地下核実験ではない可能性が浮上しています。

2009年6月15日、アメリカ政府内の16の情報機関を総括するホワイトハウスの国家情報局長室(ODNI)は、3つの章からなる短い声明を発表しました。
声明は北朝鮮側の地下核実験を続けて分析するという言葉で締めくくられていましたが、米国は北朝鮮の地下核実験の分析結果をついに公開しませんでした・・・なぜ公開しない?
北朝鮮の地下核実験に対する米国の分析結果が公開されていない理由を明らかにする手がかりは、CIA(アメリカ中央情報局)の核兵器分析の分析官を務めたピーター・プライ博士が、2011年6月23日、米国のボイス・オブ・アメリカの記者と行った対談の中に見つけることができます。

ピーター・プライ博士の言葉によると、北朝鮮側が2009年5月25日(午前9時54分頃、咸鏡北道吉州郡豊渓里付近・・・同日正午前、朝鮮中央通信は核実験を行い成功発表、朝鮮中央放送も正午の定時ニュースで地下核実験に成功したと報じました。北核実験、爆発は4キロ・トン程度…当時の米核専門家が分析)に実施した地下核実験は、3キロトン級の核爆発実験で、当時、米国は北朝鮮側が10~12キロトン級の核爆発実験を実施すると予想していましたが、北朝鮮側はそのような予想を覆し、3キロトン級の核弾頭を地下核実験を実施しました。

軍事専門家の発言に出てくる初歩的なレベルの核弾頭というものは、当時のアメリカが予想していた 10~12キロトン級の核弾頭でした、北朝鮮側は初歩的なレベルではなく、最先端の3キロトン級の小型核弾頭を地下核実験を実施しました。米国の軍事専門家たちは、北朝鮮の核弾頭は初歩的なレベルだと過小評価する発言を続けています。

10~12キロトン級の核弾頭と、3キロトン級の核弾頭はどのような相違があるのか?
小型の核兵器よりも中型の核兵器の破壊力のほうがより強く、そして、中型の核兵器よりも大型の核兵器の破壊力が強いという認識があるために、核兵器は爆発力が大きければ大きいほど威力的だと見るのが一般的です。核兵器の威力を、従来の核攻撃の形だけで判断すると、そのような一般認識も正しいと思われるますが、核兵器の威力を従来の核攻撃とは異なる新たな核攻撃の側面から判断すると、そのような常識はもはや通用しないのでしょう。新たな核攻撃とは、通常の核兵器との比較がされたことがなく、破壊力がより強い高高度EMP兵器を使用した核攻撃を意味します。

高高度EMP兵器は、400km以上の高高度で核爆発を起こす第2世代の核兵器と言われ、効果はアメリカ中央部のネブラスカ州オマハの上空400kmの高さから高高度電磁波兵器が爆発させると、その爆発と放射能は地上に達しません。その代わりに、巨大な電子雲が空中に形成され、その電子雲から強力な電磁波が放出されます。

1997年7月16日、米連邦下院国家安全委員会の公聴会に提出された資料によれば、電磁波兵器が北米大陸の中央部上空50kmの高さで爆発した場合、半径770kmに及ぶ地域が破壊、上空200kmの高さで爆発すれば半径1600kmに至る地域が破壊、上空480kmの高さで爆発すれば半径2360kmに及ぶ地域が破壊されることが明示されています。

アメリカ東西間の直線距離は4000km、北米大陸中央部の上空480kmの高さから高高度電磁波兵器が爆発すれば、北米大陸は巨大な電子雲に完全に覆われ、北米大陸を覆う巨大な電子雲は、アメリカ全土に点在する約5000カ所に及ぶ変電所から同時に電気スパークを起こし、発電所と変電施設を破壊、アメリカ全土にクモの巣のように広がっているいる送電網を破壊、破壊された変電所、送電網を回復するためだけに最初の年は2兆ドル(約160兆円)を費やし、回復期間は最短3年から最長10年かかると言われています。

送電網に接続されたあらゆるネットワークと交通網も破壊、半導体電子部品が組み込まれたあらゆる種類のミサイルや戦闘機や空母や戦艦も破壊され、コンピュータ、携帯電話等もすべて破壊、これらは米国の軍事力と産業システム、都市空間が全面的に破壊されることを意味します。送電網の回復だけでも最長10年かかると試算、軍事力や産業システムと都市空間の両方を回復するには、50年以上を要するでしょう。ハワイ、アラスカを除く米国全土では50年の間、青銅器時代に戻されるでしょう・・・ 回復期間を50年と推定しているのは数字上の計算なので、米国が50年間の修復事業を行いますが、21世紀のコンピュータ時代に戻れるかどうかは懐疑的だと言われています。回復の可能性より、米国が滅びる可能性があると言われています。

日本への攻撃
国土面積が狭い日本には大陸間弾道ミサイルは必要なく、中距離ミサイルに高高度EMP兵器を乗せて日本列島中央部の名古屋上空50kmの高さで爆発させた場合、九州西端の長崎から、青森まで日本列島が電子雲に完全に覆われると言われています。その結果は、米国同様インフラ等が破壊され絶望的な状況になるでしょう。

北朝鮮の西海にある衛星発射場を距離測定の基準点にするとそこから北米大陸中央部までの距離は9800kmで、名古屋までの距離は1200km、発射された高高度EMP兵器が北米大陸中央部上空に達するまでの時間は30分、名古屋上空に達する時間は4分と言われています。

高高度EMP兵器を開発する技術は、巨額の資金さえ確保すれば、小型核弾頭の製造技術、大陸間弾道ミサイルの製造技術があれば作り出すのは容易と言われています。高高度EMP兵器は、現在韓国軍が開発中の非核低高度EMP兵器とは比較などできないほど破壊力が強く、軍事戦略の拠点に設置された電磁波防護施設まで破壊してしまう恐るべき威力を発揮すると言われています。

米国を核兵器で攻撃した場合には、米国は直ちにその国に対して核兵器で反撃するでしょうが、高高度EMP兵器で米国を攻撃した時には、米国はすでに完全に麻痺状態、反撃能力が喪失しているため、反撃不可能となります。例え米国が攻撃を察知したとしても400km以上の高高度では要撃は不可能です、例え相手国に反撃したとしても、自国米国は壊滅的な社会となるでしょう。どちらにしても米国は北朝鮮と戦うことは極めて不利であると言われています。昨今の米国の北朝鮮への強攻策の激減理由が高高度EMP兵器配備が影響してると言う人もいるようです。

ピーター・プライ博士の指摘によると、北朝鮮が2009年5月25日に地下核実験で決めた3キロトン級の小型核兵器は、25メガトン級水素爆弾よりもはるかに多くのガンマ線を放出する超強力な電磁波兵器(スーパーEMP兵器 )だったということが言えるといえます。これらを勘案すれば米国が北朝鮮の地下核実験についての分析結果をついに公開しなかった理由が・・・

米国は3年前、北朝鮮側が3キロトン級の小型核兵器で実施した地下核実験を精密分析結果、北朝鮮側が高高度EMP兵器を保有したことを知って、その衝撃と恐怖の結果として北朝鮮の地下核実験について分析の結果をついに公開しなかったと言えるでしょう。
北朝鮮は2009年5月25日、地下核実験を実施する30日前の2009年4月5日に、人工衛星「光明星2号」を搭載したロケット銀河2号を打ち上げています。

北朝鮮側が宇宙発射体の発射、地下核実験を1ヶ月の間隔をおいて連続で行ったことは、3キロトン級の小型核弾頭を改良した第2世代の高高度EMP兵器を大陸間弾道ミサイルに乗せて、北米大陸の上空高くを持つものとして打ち上げる能力を実物に立証したものと考えられます。

これらの記事の信憑性は何とも言えませんが、これらの情報が事実だとしたら、日本は孫子の兵法に徹するのか・・・近い将来、北朝鮮はEMP兵器を実践配備するでしょうが、特に日本は核兵器とは違った極めて難しい問題になる可能性を秘めています。


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