極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

今回のミサイル攻撃に対するロシア側の対応・言い分

2022-11-19 11:53:01 | ウクライナ

ついに米国から事実上の「和平勧告」がウクライナに向けて発せられた。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が11月16日(現地時間)の記者会見で、ウクライナとロシア双方に決定的な勝利は期待できず「交渉は、自分が強く、相手が弱い時に臨むものだ」と、ロシアとの和平交渉を促しました。(M&A online 11月19日の記事より)

ウクライナ・ゼレンスキー大統領(一説では3重国籍保有)は停戦交渉のテーブルに着くべきです。自分の家族(3重国籍保有)はウクライナ国内は危険であるためイスラエルに生活拠点を移し、何不自由なく生活されています。更に米国フロリダにも豪邸があり、パナマ文書等では数千億の資産を保有しています。ウクライナ国民の民意は問答無用で国民のことは眼中にないでしょう。

ウクライナの雲上人

 

以下動画はマタタビの羅針盤3さんの動画紹介です。

マタタビの羅針盤3さんの動画は、圧力がかかり無収益化されています・・・リンク先は下に張っておきます。

ハリウッドの中でトランプ大統領の支持表明をしている、俳優ジョン・ヴォイド氏のメッセージです。ジョン・ヴォイド氏は1969年に出演した、真夜中のカーボーイで知名度を上げ、1978年の、帰郷でアカデミー主演男優賞受賞、現在もベテラン俳優として活躍しています。

マタタビの羅針盤3

 

ロシア側の対応・考え、言い分

ポーランドに落下したミサイルの一件は、ロシアを挑発する試み NATOの次の一手は?

Wojtek Radwanski, Damien Simonart

ポーランド東部に落下したミサイルに関する詳細を把握した同国のマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、ポーランド政府は北大西洋条約機構(NATO)の第4条は適用しないと発表した。これで、この事件に対する反応は変わるのだろうか?一方で、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は、ミサイル落下はこれまで通りロシアに責任があると述べた。ポーランドに落下したミサイルがウクライナによって発射されたことを示すすべての事実を踏まえて、ドゥダ大統領の発言はどれほど的を得たものなのだろうか?西側諸国は「エスカレートは望まない」という発言を機械的に繰り返しているが、この言葉とどう折り合いをつけるのだろうか?

ポーランド・メディアは15日、2発の「ミサイル」がポーランド東部ルブリン県に着弾したと報じた。これにより民間人、2人の死亡が明らかになっている。ルブリン県はウクライナとベラルーシの国境と接している。ミサイル落下についてウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシアを非難し、欧米に「行動を開始する」ように求めた。

しかし、ドゥダ大統領は16日、ポーランド当局は落下したミサイルはウクライナの防空システムによるものと推測していると明らかにした。ロシア外務省は、この事件に関するウクライナ政府の発言は「重大な挑発行為」であるとの見方を示した。

 

スプートニクの取材に応じた軍事アナリストで米海兵隊の元情報将校・元国連武器査察官スコット・リッター氏によると、この出来事は、(エスカレーションを求めていないというNATOの主張の)信憑性を損ねたという。

「これらの報告が最初に出た際、断片的で不完全なデータに基づいて、ポーランドとバルト諸国はNATOに第5条と第4条の手続きを検討してほしいと叫び、事実上NATOがウクライナ紛争に干渉することを要求していた」

リッター氏は、ポーランドとバルト諸国は、紛争をエスカレートさせるためにどんな口実でも使う用意ができているとみている。

「もちろん、彼らは引き下がらざるを得ない。なぜなら、これらはロシアのミサイルではなく、ウクライナのミサイルであるという明白な証拠があるからだ。このような経験から、彼らはこの危機をエスカレートさせるためならどんな口実でも探していることが分かる。実際、ポーランドを攻撃したミサイルは、ウクライナの防空ミサイル『S-300』であると認められたにもかかわらず、ロシアのウクライナへの軍事介入がなければこれらのミサイルは発射されなかったと主張するNATO加盟国は、ロシアに責任を転嫁しているようにみえる。それゆえに、ロシアには責任があるということなのだ」

 

ロシアはこれにどう反応するべきなのだろうか?(西側の)メディアはどのように報道しているのだろうか?

「ロシアを代弁することはできないが、ロシアは今後もウクライナでの軍事目標を淡々と実行し続け、ロシア軍当局の意思決定は、西側メディアで何が起こっても変わることはないだろうと感じている。ロシアは、ウクライナのミサイルが発射された際に攻撃を受けた施設は正当な軍事目標であり、今後も攻撃し続けると言っている。だから、ロシアが何かを変えるとは思えない」

リッター氏によると、欧米メディアの名誉回復は、もはや不可能なのだそうだ。ミサイルの報道が出るやいなや、欧米のメディアはすぐに、ポーランドで爆発したのはロシアのミサイルであるという説を流布し始めたのだ。

「ロシアの軍事機器に詳しい専門家なら、破片を見ただけで、これがウクライナのミサイル『S-300』であることが分かったはずだ。これはメディアが報道すべきことであり、報道できたはずなのに、ロシアを非難する誇大広告に巻き込まれたのだ。メディアは文字通りポーランドやバルト三国の当局と協力して、NATO介入のための事例を作ろうとしていたのだ。メディアを更生させることはできない」

 

このミサイル事件は、ウクライナ危機をめぐる情勢にどのような影響を与えるのだろうか?

リッター氏によれば、この話題は数週間もすれば忘れ去られ、西側諸国はこの事件を信じられないほど大きく膨らませたという。

「NATOは、もちろん会議を開くだろう。防空を強化するという議論も出てくるかもしれないが、最終的にはロシアには罪はなく、NATOが通常行っていることを超えていき、いずれにしてもロシアに責任があるということになる。この骨には肉はついていない。いつもの容疑者たちが少しずつその骨をかじるようなことが長く続くだろうが、結局のところ、今後数週間のうちにウクライナでこの話題を新聞の一面から追い出すようなことが起こるのではないかと思う」

では、NATOは次に何をするのだろうか?

リッター氏は、NATOはウクライナに数十億ドル規模の軍事支援を継続し、おそらくは防空能力に重点を置くとみている。

「今回のミサイル事件が政治的な注目を集めたことを考えると、ウクライナとポーランドの防空能力を高めることにさらなる注意が払われるかもしれない。しかし、全体的に見て、NATOの対ウクライナ政策は変わらないだろう」

NATOのストルテンベルグ事務総長が述べたように、ウクライナとロシアの紛争に外交面での解決策はなく、解決策は戦場で決まる。だからNATOは資金援助や軍事支援を行い、ウクライナの勝利のために全力を尽くすことになる。

誰がなぜ、それを必要とするのか?

これよりも前、リッター氏はこのミサイル事件はロシアを挑発するための真の試みであるとの考えを示した。ウクライナで動いている軌道が変わることがなければ、2023年にロシアがウクライナで勝利することにつながるというのが彼の見解だ。そしてNATOは、今後の展開について心配し始めているという。

「私は、ウクライナの立場が弱くなり、ロシアの立場が強くなっている現実を見て、NATOの多くの加盟国は、今後どうなるのか不安に感じていると思う。全てがこのままであれば、ウクライナで動いているように見える軌道は、来年のある時点でロシアが完全に勝利する軌道なのだ。このため、古くからのNATO加盟国が外交面での解決について語り、ウクライナに圧力をかけ、軍事的敗北の必然性を避け、見るからに決定的な場面になる前に外交的解決を図ろうとしている。しかし、これはポーランドやバルト諸国など、ロシアの勝利によってNATOがさらに弱体化することを恐れる国々にとっては不満の残る結果となる。そして、現時点では、NATOをウクライナに深く関与させることがこれらの国々の利益となる。彼らはNATOが2023年にこの件(ウクライナ問題)を放棄することがないように用心している。だから、ポーランドとバルト諸国は、他のNATO加盟国が外交的な提案を求めているのに、ウクライナに巻き込んでNATOがエスカレートする環境を作ろうとする、極めて無責任で極めて危険な行動をしていると私は見ている。」

 

以下動画はRecord China記事

欧州に厳冬が迫る中、中国メディアは米国がウクライナ危機で深刻なエネルギー不足に見舞われている欧州各国にLNG(液化天然ガス)を売り付けて荒稼ぎしている、と報じた。記事は「火事場泥棒をし、ひたすら利益を追求」とも非難した。

「米国、ウクライナ危機でエネルギー不足の欧州にLNG売り付け荒稼ぎ」

中国網によると、企業のエネルギーコストを引き下げるため、イタリア中部のセラミック工場の労働者は、作業時間をエネルギー価格が割安な早朝に調整した。子どもたちがまだぐっすり眠っているころ、両親が仕事のため家を出る。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長は「欧州人のエネルギー危機対応の『模範ケース』であり、欧州人の苦しい実情でもある」と語った。

フランスのル・メール経済・財務相は「今回のエネルギー危機は1970年代の第一次オイルショックに相当する」と指摘。ハンガリーのオルバーン首相は「欧州は大規模なエネルギー危機により、徐々に出血し、死にひんしている」と訴えた。

こうした中、記事は「LNG船が欧州に向かっている。天然ガス価格の急騰を受け、米国のエネルギー企業と貿易会社が大もうけしている」と言及。

「業界のデータによると、9月には87隻のタンカーがLNGを積載し米国の港を出発しており、その70%の目的地が欧州だった」と伝えた。

英コンサルティング会社ボルテックスのエネルギーアナリストであるフェリックス・ブース氏は「クレイジーだ」「信じられないほどの利益だ」と述べた。

計算によると、欧州の天然ガス価格がピークとなった8月に、LNGタンカー1隻だけで1回で1~2億ドル(約140億~280億円)も稼ぐことができたという。

欧州諸国の置かれた現状について、中国網は「エネルギー供給不足に伴い物価が過去最高を更新し、伸び率が2桁台になっている」と説明。「景気後退に陥ろうとしている。

対ロシア制裁の反作用の顕在化で欧州諸国は米国に追随した深刻な結果を認めざるを得なくなった」として、「マクロン仏大統領は国内で石油を安く売りながら、欧州に対しては値段をつり上げる米国の手法を公の場で批判し、米国が地政学的な争いから過度に利益をせしめていると述べた」と紹介した。

さらに「米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げの影響を受け、ユーロの対ドルレートが20年ぶりの低い水準をつけ、ドル建ての大口商品価格を押し上げ、欧州に高額の請求書をもたらした」と批判。「エネルギー危機により、欧州は企業と産業の移転という苦境に陥っている。米国は安いエネルギー価格と補助措置により、生産能力の主な受け入れ先になっている」と強調し、米国が“漁夫の利”を得ていると主張した。

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 偽旗作戦終了か?国連はウク... | トップ | 世界の良識は元気です! »
最新の画像もっと見る

ウクライナ」カテゴリの最新記事