極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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神社、仏閣に込められた、新型コロナの早期収束の祈り

2020-12-17 20:00:24 | 日記

以下文は、華厳宗大本山・東大寺のHP、ウィキペディア等の資料を参考に日頃の思い等を記した、まとまりのない雑文、日記です。

 

日々の報道を見る限り、菅首相を批判する内容ばかりですが、首相は私達一般人とは違うのは当然だと思います。非常事態条項なしの日本の憲法下で、政府の新型コロナ策を難しくしている面があると思います。

今後、感染重症者数激増等、状況等により感染者数よりも犠牲者を少なくする方向にシフトする覚悟も政府ばかりでなく、私達も必要だと思います。

世界の先進国を見た場合、国難、非常事態時の医療制度等はトップが決断し犠牲者を最小限に留める策が行われるようです。

勿論、全員を助けることは理想ですが、一例として、先進国では医療緊迫時、超高齢者等を限られた数の集中治療室、エクモ等を使用は例え空きがあっても使用しないのが一般的のようでメディアがほどするような大げさな医療崩壊は起きないようです。このような思想は日本では、ご法度のようですが今後重症者が激増した場合、参考にすべきだと思います。世界ではこのような医療行為は常識の範疇だと思います。

日本も治療医療機関の緊迫度が高くなっているようですが、患者をトリアージ(選別等)することが必要だと思います。政府は凛とした姿勢でトリアージの指示を出すべきですが・・・憲法には非常事態条項が無い日本は、多くの犠牲者が出て目が覚めるかも知れません。

重症化した場合、どんな高齢でも自分は助かりたいと思うのは自然だと思います。自分がトリアージの結果、十分な治療を受けることが出来なくなった場合でも、他人を助けることができるという思想は戦後日本では少なくなったと思いますが、これらの行為は、最終的には多くの国民益の確保に繋がると思います。勿論、マスコミ等、人権を何よりも標榜する人達からしたら許せないかも知れませんが、如何に国民益を確保するかには、国民の覚悟が必要だと思います。

スペイン風邪のように感染・重傷者、死亡者が爆発的に激増した場合、憲法に緊急事態条項が無い中での国民の安全確保は、一つの博打かも知れません。

日々感染者・重傷者数を更新する、昨今の厄介な新型コロナ感染拡大、感染症は1000年以上の昔から日本を襲っており、当時の人々には医療知識、対処方も無く、この大国難に如何に対処していたかを歴史書で一例を知ることが出来ます。

 

日本人に親しまれ、続く奈良の大仏様・・・

大仏さまと言えば、奈良の大仏さまが有名ですが、新型コロナ発症に伴い東大寺では、4月から毎日正午、新型コロナの早期終息などの祈りを込めて、大仏殿で僧侶が読経を上げておられます。

毎日、お昼12時から大仏殿壇上に於て、新型コロナの早期終息と罹患された方々の早期快復、並びに感染により亡くなられた方々の追福菩提を祈る勤行がを4月1日から行われています。僧侶の方が交代で華厳経・偈文と如心偈を唱えているそうです。

歴史書等を読むと、この奈良の大仏様の建立・由来の一つは感染症(天然痘)撲滅が込められていることが分ります。

当時の感染症(天然痘)は朝鮮半島の新羅(しらぎ)に派遣した、遣新羅使(けんしらぎし:日本が新羅に派遣した使節ですが、779年(宝亀10年)を最後に正規の遣新羅使は停止されました。)により感染症(天然痘)が持ち込まれたと言われています。

歴史書を読むと、現代のような医療が無い時代ですが、天皇を始め多くの人達が大国難の天然痘・感染症撲滅に必死であったことが分ります。

約1300年前、聖武天皇の時代は大地震、飢饉、疫病・感染症が流行しています。特に、天然痘・感染症は高熱、死亡率が高く、人々を苦しめたウイルス・感染症です。

都であった平城京にも蔓延、日本の当時の総人口の30%の100万~150万人が亡くなったとも言われています。

相次ぐ国難に悩んだ聖武天皇が743年(天平15年)、国家の安寧、国民が疫病から救われることを願って、大仏造立を行っています。

 

元号改元も感染症疫病と関わりがあるようです。

最初の年号、大化以降、令和は248番目の元号です。

この元号改元の理由で最も多いのは自然災害、戦乱、疫病等の災異改元で100回以上です。

新しい天皇即位改元の74回よりも多いです。

災異改元の3分の1の30数件は、疫病の流行で多くの死者が出た時の改元です。

疾病の中で一番多いのが天然痘、高熱、麻疹(はしか)です。

原因不明、治療法も無い時代、日本人は神、仏に祈りして、最後は改元し、精神的な安定、安らぎ求めたと思います。

疾病撲滅の願いを込めたものの一つが、節分の豆まきで、鬼は外・・・豆まきは室町時代の1425年位から行われてきたと言われていますが、目に見えない恐ろしいことを鬼に代えているとも言われています。

隅田川花火は1733年(享保18年)、8代将軍・徳川吉宗の時、大飢饉、江戸に流行した疫病による死者供養、災厄(さいやく)除去を祈願して両国川開き(水辺の納涼祭)が行われ、その初日に花火が打ち上げられたのを起源としているようです。

全国各地の神社、仏閣には昔から疫病退散を祈願してきた祭り、伝承が受け継がれ、天皇(レビ、祭司の最高長)、多くの神社、仏閣では新型コロナの収束を願い、お祈りが行われているそうです。

米、ジョンズ・ホプキンス大の集計では17日現在、世界全体の累計感染者数は7432.5万人、死亡者数は165.1万人・・・今後、ワクチン接種しても収束は難しいと言う専門家の方もいますが、行き着くとこまで行くような状態の新型コロナ感染状況、日本の新型コロナ策のキーワードは、「憲法に記載無き、緊急事態条項」 & 「国民の覚悟」に行き着くように思います。何時の日にか新型コロナが終焉し、マスクが要らない社会になることを願うばかりです。


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