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日本は男尊社会か・詩織さん事件に思う。

2017-09-23 12:56:21 | 女性の尊厳・性犯罪等

以下文は、産経新聞(9/22)をコピー等、加筆等々した文ですが、法には素人でもあり解釈が可笑しい面が多々あるかも知れません。

 

元TBS記者が乱暴、被害届提出のフリー ジャーナリスト・詩織さんの申し立てに、検審・不起訴相当と議決

産経新聞(2017.9.22)

2016年5月29日、元TBSワシントン支局長でジャーナリスト・山口敬之氏(51)に酒を飲まされ乱暴されたとして、詩織さんは東京・霞が関の司法記者クラブで実名で会見しました。

警視庁に準強姦(ごうかん)(当時)容疑で書類送検された、元TBSワシントン支局長でジャーナリスト・山口敬之氏(51)を不起訴とした東京地検の処分について東京第6検察審査会が、不起訴相当と議決したことが2017年9月22日分かりました。議決は2017年9月21日付です。
議決書では、慎重に審査したが、検察官がした不起訴処分の裁定を覆すに足りる事由がなかったとしています。

議決書作成を補助した審査補助員の弁護士名が無かったとの説もあります。一般市民から選ばれる検察審の審査員は法律の素人だと思います。検察審査会では中立的の立場で法令の解釈、説明、問題点等を整理する弁護士を審査補助員に委嘱していると言われています。


警視庁に被害届を出した28才女性が「詩織という名前を公表」し、地検が「嫌疑不十分で不起訴」となったことを不服として、検察審査会(国民の中から選ばれた11人の検察審査員が検察官の不起訴処分の当否を審査するもので,検察官の職務の上に一般国民の良識を反映させ,その 適正な運営を図ろうとする目的から設けられたもの。)に審査を申し立てていました。

詩織さんは、平成27年4月に東京都内の飲食店で、元TBSワシントン支局長でジャーナリスト・山口氏と会って食事をした後に記憶をなくし、目覚めたらホテルの客室で裸にされ、山口氏が上にまたがっていたと明確に事実を訴えていました。

***詩織さんのコメント・・・
検察審査会の議決までにはもう少し時間がかかるものと、伺っていたので本日この結果を知り驚きました。

私たちが集め直した証言や証拠が、不起訴処分を覆すに足る事由がない・・・と判断されたことについて、何故そうなったのか?しっかり説明して頂きたかったと思います。

今回の結果にかかわらず、私が会見を行った理由である性犯罪・性暴力に関する司法・捜査のシステム、また社会の在り方を変える必要性については、引き続き伝えていきたいと考えています。3年後の刑法改正見直しまでに少しでも改善されるよう願っています。

 

この詩織さんの会見記事を見て、詩織さんが、被害と認識し被害届をだしたことに問題があったとは言えないと思います。相手方が法的に勝利しても、現実に詩織さんは被害であると認識し、被害届を出しています。勝利しても道徳、良心的にも大きな問題があると多くの国民は思うでしょう。

私の米国での勤務経験からして、これが米国であったら全く違った結果になったと思います。私が米国にいた時、若者がガールフレンドと飲食したさい際、睡眠薬等をふざけて入れて暴行する類の事件が多く発生していました。

私は法の専門家でもない素人です。米国は弱肉強食の社会ですが、米国人の多くは聖書を多く社会規範としており、法は当然ですが、道徳倫理観が重要視されているように思います。

被害と認識し被害届を出した場合、多くの性犯罪、性暴力等に対しては厳しい判決が下されています。性犯罪・性暴力に関する司法・捜査のシステム、米国社会の根底は聖書を基本としていると思いますので、このような判決が出来るかも知れません。

 

今後、勇気を出して被害届を出した人達が、社会から可笑しくもてあそばれないよう、国の女性へのフォロー等は極めて大切だと思います。

詩織さんが、実名で会見した勇気が、残念ながら逆に一部日本社会でもてあそばれた面は否定できないでしょう。

このような勇気ある人達に対する対する、性犯罪に対する日本社会の認識、日本社会は男尊社会の一面が見え隠れする発展途上国であると思います。

女性の尊厳に関する事案で有名なのは、元・ミス・インターナショナル・吉松育美さんです・・・この事件と詩織さん事件もダブって見えます。

    
***山口氏は代理人の弁護士を通じ次のコメント
2017年5月29日に検察審査会への不服申し立てを行った相手方女性を巡る案件で、検察庁の2006年7月の不起訴処分の判断に加え、今般検察審査会においても、当該不起訴処分の判断を相当とする不起訴相当の判断がなされました。

この案件に関しては、当該女性の記者会見の前後から、女性の主張を鵜呑みにし、私を犯罪者であると断定するかのような週刊誌や新聞、テレビの報道が大量に流布されました。しかし、11名の一般国民の方々により構成された独立性を有する組織である検察審査会は、当該女性の主張は勿論のこと、検察庁が保有する全ての証拠資料の提供を受け、3カ月以上の時間をかけて厳正に審査した結果、不起訴処分が相当であるという結論に立ち至ったわけです。

一連の経過において犯罪行為があったと認定されたことは一度もなく、今回不起訴処分が確定したことで、この案件は完全に終結しました。
しかし、これまで一部の報道機関や政治家、記者、コメンテーターなどは、当該女性の主張のみに依拠して私を犯罪者と断定するような報道や発言を行い、私の名誉は著しく傷つけられました。大変残念であり、事案によっては法的措置も検討しています。

今般の検察審査会の判断により、今後は私に関して誤った報道がなされることはないものと期待しております。万が一、私の名誉を傷つけるような報道が引き続きなされた場合には、そちらも法的措置の検討対象となることもご承知おきください。

 

この詩織さん事件は、何か日本社会のネガティブ(マイナス)な面が露呈してるように思える時があります。やはり詩織さんが言うように性犯罪・性暴力に関する司法・捜査のシステム、社会の在り方を変える必要性があると思います。

性犯罪・性暴力に関する司法・捜査のシステム、また社会の在り方を変える必要性については、引き続き伝えていきたいと考えています。3年後の刑法改正見直しまでに少しでも改善されるよう願っています。(詩織さん談)・・・弱い立場を代弁してるように思える、詩織さんの思いを是非改善してほしいものです。

この事件について一人々が、マスコミ報道を鵜呑みすることなく、多くの人達が自分なりの意見を持つことは、社会のあり方が変わるスタートラインに立てると思います。


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