極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

防空識別圏-1

2013-11-29 09:55:18 | 日中

 中国の防空識別圏(公海上、自国の国内法管轄圏)設定、以後結構過熱し、(公海上の防空識別圏と領空が混同された記事がありました。)てますが冷静な目で見ることも必要ですね。
 米軍B52爆撃機が防空識別圏を進入飛行・・・フライトプラン無しの軍用機の場合、中国側は脅威判定し、状況に応じ、捕捉できればレーダー監視等のみか、戦闘機等で確認するかの判断をしたと思いますし、以後は中国側の判断(国内法処理要領等)に委ねられると思われます。
 
 フライトプラン無しの場合、明らかに自国本土から遠距離での防空識別圏を無脅威進入飛行であるなら、何の脅威も無いわけで軍用機であれ、識別済み(米軍機等)処置機となるだけで要監視機程度になると思います。領空侵犯の恐れがない限り、スクランブル、警告用緊急周波数、121.5Mhz(民間用)、243Mhz(軍用)等による警告も実施しないでしょう。
 
遠距離であっても中国本土の重要施設等に高速、直進コース等を取る等の場合は、脅威判定等々により、中国戦闘機のスクランブルを受ける可能性が高いでしょう、どのレンジ(距離)で受けるかは、中国の国内法等処理要領等々で定められていると考えるべきでしょう。
 
 軍、民間機であっても、防空識別圏内で脅威を与えないような飛行をすれば状況によっては要監視機?程度となると思われます。
 イラク戦争時は米軍はイラク外上空に戦術上の防空識別圏等を作ったように、自由任意に作ることが出来ます。
 
 自衛隊機も米軍機同様、当然中国の防空識別圏内で飛行するでしょうし、重なり合った部分の運用は、当事国の国内法等処理要領等々次第?で、「通常は紛争を避ける処理対応が一般論」と言われてますが・・・ 
 但し防空識別圏ではICAOでは相手国に従うよう求めているようです。領空とはまったく違う性質のものであると思います。中国の場合一番の問題は強制力を伴うことでしょう。
 
 防空識別圏と領空が混同されてる記事がありますね。
 常識として、防空識別圏内の識別内容等は国防上は発表はしないでしょう、今回のB52爆撃機の発表は其々自国の国益の思惑が絡んでるからでしょう。

 中国側は、今回のB52爆撃機2機の情報は、グアムから離陸した時点から、爆弾等未搭載、戦闘機のエスコート無し等、事前情報を確実に掴んでいたと見られています。
 
 戦後米軍は日本、韓国、台湾の防空識別圏を作りましたが、当然全て米軍、米国益第一を考えて作っていると言われています。3カ国も米軍から受け継いでいますが、自国バージョンに変更等は過去、現在、未来も許されないしょう、米国の●●権は当然継続、まあ敗戦国等に譲るわけですから・・・

 米軍の過去の極東地域政策等では、3カ国の防空識別圏変更は米国の許可がなければ変更不可という一面が存在していたと思われますし、現在も同様と思いますが、過去沖縄県の最西端、与那国島に一部かかっていた台湾の防空識別圏の一部も、数年前変更されましたが、当然●●が関与等して変更されたようです、日本、台湾の問題でも2国間協議で変更は不可能と捕らえるべきでしょう。 

 現在の防空識別圏内の識別業務は台湾は、台湾空軍のみで平時は識別(●●用確認ライン保有)してますが、韓国(識●部●、●●常駐)、日本(識●部●、●●常駐)の場合は●●の識別権限が極めて大きく反映されてることは間違いないでしょう。 極論で言えば●、●、●国の防空識別業務は最終的には、黒白は●●が決めると言うことに尽きるでしょう。

まあ公海上とはいえ、防空識別圏と言う相手国管轄に頭に来ていると言うのが真相では・・・


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする