広島カープの快進撃

プロ野球が開幕し、各チームの対戦が一巡して、戦力が見えてきた。
セ・リーグは、巨人が好スタートを切り、予想通り、巨人と広島の争いと思わせたが、広島が、なんと巨人に３連勝して、連勝を１０に伸ばし、絶好調である。
勝ち方も、粘り強く、若い選手が伸び伸びとプレーしているのは、巨人とは大違いだ。
選手層の厚さは、巨人が上と見たが、昨年の優勝で自信をつけた広島は侮れない。
阪神は、先発投手陣が弱体で、大きな期待は出来そうにない今シーズンであるが、今のところ、予想外の健闘をしている。
パ・リーグは、ソフトバンクが、予想外に苦戦しているのは意外だ。
選手層の厚さから見て、いずれ出てくるであろうが、少しもたついた方が、ペナント・レースは面白くなるかもしれない。
昨年チャンピオンの日ハムは、大谷がケガで投げられないのでは、かなり苦しいし、彼の活躍が見られないのは、プロ野球全体の損失だ。
セ・パ交流戦で、流れが変わるかもしれない。

不思議な国、北朝鮮

アメリカのシリア攻撃でキナ臭くなってきた。
シリアは遠いので、なんとなく他人ごとのようであるが、もし、北朝鮮をアメリカが攻撃したら、報復攻撃で、韓国、日本に被害が出るのは、目に見えている。
森友問題に代わって連日、ＴＶでも報道されているが、先が見えない。
ところが、平壌を訪れている海外特派員からの報道を見る限り、とても平和な雰囲気であるから不思議だ。
長期の経済制裁を受けて、少しは影響が出ているかと思いきや、新しい高層ビルが建ち、夜間は綺麗にライトアップされ、市場には商品があふれている。
もちろん、許可したところだけ、宣伝用に写真を許可しているのだから、当然ともいえるが、先入観なしに見れば、ごく普通の国に見える。
イラク戦争後の混乱、シリアの現状を見る限り、アメリカの責任は重い。
平和裏に解決するには、やはり中国の本気度しかないのだろうか。

さすがマスターズ・ゴルフ

今年のマスターズは、松山が、ランク４位で、優勝争いに絡んでくると期待されていたが、初日に早くも脱落してしまった。
マスターズは、４大トーナメントの中でも特別で、開催コースが同じであることから、ほとんどのホールについての知識もあり、他のトーナメントとは異なる面白さがある。
道具の改良で、飛距離が伸びていることで、多少の改修が行われているが、ホールの特徴は変わらない。
最終組の２人が、１８ホールまで優勝争いを続けるのは珍しい。
１８番ホールで、スタンディング・オーベーションの中をグリーンへ向かって歩くのは特別の気分だろうが、今回は、そんなわけには行かなかっただろう。
結局、プレー・オフにもつれ込み、ガルシアが念願の初タイトルをものにした。
それにしても、１３番の苦境を脱しての勝利は神の子か。
早くからの期待の選手でありながら、メジャーで優勝できず、このタイトルは格別だろう。
松山がメジャーで優勝するのは、いつのことになるのだろう。

あ・ら・ら ？ クラシック

４月になると、放送番組が変わる。
クラシック番組は数が少なく、長寿番組の「題名のない音楽会」、「Ｎ響アワー」「ら・ら・ら・クラシック」「深夜の音楽会」ぐらいだろうか。
その中で、「ら・ら・ら・クラシック」が衣替えをした。
初回放送を見たが、全くガッカリした。
お笑い芸人を入れて、バラエティ番組と勘違いしているのではないかと思わせる内容である。
これでは、出演する音楽家は気の毒である。
１回だけで判断するのは酷かもしれないが、コンセプトが判らない。
もう少しましな番組になることを期待しておこう。

中村師堂の「いざ歌舞伎へ」、新作歌舞伎も面白い

ＮＨＫの趣味番組で、中村師堂の「いざ歌舞伎へ」という８回シリーズで番組が放送され、中村師堂が、歌舞伎の面白さを判り易く紹介していた。
私は、ＴＶ放送で歌舞伎公演を時々見るものの、歌舞伎座へは、１度しか訪れたことがない。
日本の伝統芸能であり、能、狂言と合わせて、教養程度には知っておこうと接してきたが、楽しむレベルにはない。
今回の放送内容は、判りやすく、とても興味深かった。
師堂の解説が、もともとは、大衆芸能で、歌舞伎は決して難しいものではなく、少し勉強してからと思わず、とにかく一度、足を運んでくださいと言う態度だからだろう。
新作歌舞伎への努力やスーパー歌舞伎への挑戦など、一度足を運んでみようかという気にさせられた。