「国際戦略特区」という名の「安倍得区」

北朝鮮のミサイル問題で、国民の関心が森友学園から離れ、最も喜んでいるのは安倍夫妻であろう。
加計学園の問題は、森友学園ほどＴＶでも取り上げられていないが、韓国大統領のスキャンダルと共通する要素を含んでいる。
安倍政権の成長戦略の柱として、「国家戦略特区」なるものが作られた。
それに伴い、「国家戦略特区諮問会議」なるものが設けられたが、諮問会議の議長が安倍首相で、諮問する側のトップと諮問会議の議長が同一人物という奇妙な関係になっているのは驚きだ。
これでは、諮問会議のメンバーは、安倍に忖度するであろうことは容易に予想できる。
議会で多数を持ち、官僚他の人事権を掌握することで、何でも好きに出来る状況になりつつあるのは大いに疑問である。
何年か後に、戦前の治安維持法のような状況にならないことを願うばかりだ。

ＭＬＢの日本選手

日本選手の成績がパットしない。
ダルビッシュ、田中、前田、岩隈の先発投手は、やっと勝ち星を挙げたものの、防御率は良くない。
イチローの不振も気になる。
チャンスに、代打で、バンドを失敗して、三振する姿は、これまであまり見たことがない。
現在、年齢に加え、安定した出場のチャンスにも恵まれず、能力を発揮しにくい環境にある。
どうしてマーリンズにとどまるのか不思議な気がする。
かって活躍したシアトル・マリナーズが、オフにイチロー獲得の動きを見せたようだが、フロリダは気候も暖かく、年齢的には、ここのほうが楽なのだろうか。
しかし、シアトルでのマリナーズとマーリンズ戦でのイチローの歓迎振りは驚きだった。
この歓迎振りを見ると、最後をマリナーズで戦うに値するように思えるのだが。
個人記録を優先するなら、出場機会を第一にすべきだが、５０歳まで、大リーガーとして、野球をエンジョイすることを優先しているのだろうか。
イチローといえども、やはり年齢には勝てないか。

心配で嫌な事件

小学生の少女が殺害された事件の犯人が逮捕され、地元の小学校の保護者会の会長というから驚きだ。
殺された少女は、日頃から、通学時に見ている父兄に対して、何の疑いも感じていなかっただろう。
全国の親も子供も誰を信じてよいのか、人間不信に陥る困った事件だ。
犯人は黙秘をしているとのことで、事件の背景は今のところ不明だ。
私にも孫がいるので、他人事ではない。
世界中でテロ事件が起き、人間不信が蔓延している中で、本当に身近なところの日常での事件である。
子供たちの心の傷をどのように癒して行くかは大きな問題である。
今後も同じような事件が発生する可能性が充分にあり、対策が必要だが、さて、どんな方法があるのだろうと考えると頭が痛い。

大臣はガン、一掃しなくては

「一番のガンは、大臣という人たち。一掃しなくてはいけない。」と、ある大臣が発言したとしたら、大喝采だろう。
山本地方創生大臣が、セミナーで、「文化観光を進めなければならないが、一番のがんは学芸員という人たち。一掃しないといけない。」と発言したという。
能力もないのに、大臣になって、自分が偉くなったとでも勘違いしているらしい。
現在の安倍内閣の大臣の資質は何度となく問題になっているが、ここまで来ると、大臣に選ぶ人間の目に問題があると言わざるを得ない。
北朝鮮の問題で、他のことが隠れているが、国会での、情報隠し、強引な運営はあきれるばかりである。
多数であれば、都合の悪いことは、無視するやり方は度が過ぎている。
野党はだらしないし、与党の中にも、異論を唱える者がいないのはがっかりだ。
自分の選挙のことしか考えない議員は一掃しなくてはならない。

驚きの１７歳

卓球の平野選手が、鉄壁の中国勢を連覇して、アジア選手権で優勝した。
リオ・オリンピックで、卓球陣がメダルを獲得して、大いに盛り上がったが、中国との力の差を見せ付けられた大会でもあった。
東京オリンピックまでに、どこまで差をつめられるかが、課題であったが、何しろ中国選手の層が厚く、次から新しい選手も登場するので、かなり難しいというのが本音であった。
平野は、リオの補欠であったが、その悔しさをバネに日本選手権で優勝して、東京オリンピックの有力候補にのし上がったところであった。
準々決勝で、金メダルの丁寧に勝っても、ラッキーかと思わせたが、準決勝、決勝と中国の上位ランキング選手を破っての優勝だから、本物だ。
まさに伸び盛りなのだろう。
このまま、順調に成長して欲しいものだ。