昨日はバレンタイン・デーという。
私の机の上にも、おざなりのチョコが置いてあった。多分、昔と違い、くれる人がいないだろうと、可哀そうに思ったのだろう。
今年は、バレンタイン商戦に異変があるという。贈り方に変化があり、男女間だけでなく、もっと幅広い感謝の贈り物の機会になれば、それはそれで良いのではないかと思う。
もともと、キリスト教国でない日本で、バレンタイン・デーがこんなに騒がれる方がおかしいのだろう。
最近は、女性が強くなり、何もバレンタイン・デーにチョコを贈らなくても良い時代になっているが、中には、気の弱い女性もいるだろうから、残しておく方が良いこともあるだろう。
ベストでなくても、やむ得ないことは多々ある。
TVを付けると、あちこちで年金問題を取り上げている。
ただ気になるのは、どの番組でも、損得勘定ばかりがクローズ・アップされていることだ。
現在の年金制度は、既に破綻の状況にある。4割の人間が支払う気になれない状況での現行制度の継続などあり得ない。
子供の頃、先生や軍人は恩給があって良いという話を聞いた覚えがあるが、自分たちには関係ないことであった。
経済成長が止まり、出生率は減り、寿命が延びれば、試算の前提条件が大きく変わったのだから、できるだけ速やかに制度改定しなければ立ちいかないのは当然である。
本来、損得で考えるなら、自己積み立て方式でなければならないが、そうではないはずだ。
ただ、現在の年金制度をベースに生活している者が多数いることを考えると、急激な変更は難しいのが現実である。
ここは、恵まれている者が、多少の犠牲を払うことが必要な気がするが、如何なものだろう。