第46回のスーパーボウルは、ジャイアンツの勝利で終わった。
日本では、アメリカン・フットボールの人気はさほどではないが、アメリカではお祭り騒ぎである。
今回は、時間の余裕があったので、初めて、最初から最後まで、TVで視聴した。
AFCを第1位で勝ち進んできたペイトリオッツに対し、NFCのリーグ戦第4位ながら、プレーオフで勝ち進み、調子を上げてきているジャイアンツの対戦となったが、4年前のスーパーボウルの再現とQBの因縁の対決が新聞紙上を賑わせていた。
どちらかといえば、今回はどうしても負けるわけにいかないペイトリオッツに試合前からプレッシャーがあったようだ。
コイン・トスで勝ちながら、攻撃権を相手に渡したのは、どういう作戦だったのだろうか。
アメフトでは、インドアの場合、攻撃権を取る方が有利なのだが。
第1Qで、いきなり反則で失点し、9-0になった時は、このままズルズルと一方的なゲームになってしまうのではと心配した。
どちらのファンでもないので、好ゲームが観たいのである。
さすがに、第2Qで10-9と逆転し、流れが変わったかに見えた。
話題のハーフタイムショーの中継も初めてフルタイムで見たが、マドンナが登場し、盛り上がっていた。
30分以上の休憩が、第2Qの流れを変えたのか、第3Qのペイトリオッツは精彩を欠いてた。
2点差の第4Qは、非常に難しい点差である。フィールド・ゴール1本で逆転であるから、試合の進め方がとても難しい。
結局、ジャイアンツが、21-17で逆転勝ちをおさめるのだが、スーパーボウルにふさわしい試合であった。
本当は、ロング・パスやロング・ランで、もう少しタッチ・ダウンのシーンがあればもっと面白かったのだが。
日本では、京大が、日本一になったことがある。受験勉強に明け暮れた学生を、4年間で鍛え上げ、優勝させたことには驚いたものだ。
好ゲームといえば、全豪テニスの男子決勝は素晴らしかった。
日本では、錦織の活躍の方がニュースになったが、ジョコヴィッチとナダルの試合は、5時間以上の熱戦で、すべてを見たわけではないが、歴史に残る試合内容であった。