平成23年の確定申告をe-taxで済ませた。
昨年初めて利用し、2回目であったので、比較的スムーズに終了した。
間違えて入力すると、指摘してくれるのでとても安心である。
昔、税務署に出向き、長時間待たされ、チェックを受けて、提出した時に比べれば、本当にウソのようである。
我々の年代と異なり、今の若い人は、パソコンに慣れているので、多分、簡単にe-taxを使いこなすであろう。有給休暇を取って、税務署に出かけなくて済むなら、会社任せでなく、自分で確定申告をする習慣ができ、税に対する認識も深まることになるだろう。
もっと普及に努力すれば、税務署の業務も効率化され、余力を脱税の摘発に向けることができる筈だ。
最近の話題は、「税と社会保障の一体改革」であるが、公平性を保つには、国民背番号制が必要になるのだろう。
戦前を知っている者には、国にすべてを把握されることには抵抗があるが、生活保護者他、弱者を救済するには、やむ得ない制度かもしれない。
そのためには、政府への信頼が前提になる。
年金暮らしになり収入は大幅に減ったが、税金が少額になり、厚生年金他の負担がなくなると、可処分所得としては意外に圧迫感がない。
消費税の増税について、街の声の不満ばかりが放映されているが、日本のように貧富の差なく医療を受けられる国はどこにもない。
銀座あたりでランチに店へ入り、年金暮らしと思える女性で混雑しているのを見ると、年寄りも、給付に見合う負担をするのは当然という気がする。
今年は、梅の花の開花が遅いようだが、それでもチラホラ咲き始めたようだ。春はそこまで来ている。