想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

Benny Moten‘s KANSAS CITY JAZZ (VICTOR RA-5341)

2011-07-27 14:06:04 | 社会・経済

カンサス・シティ・ジャズ : ベニー・モーテン楽団

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アナログTV放送が終了した。初めて、テレヴィジョンなるものを知ったのは、昭和25年、小学生の時、西宮で開催されたアメリカ博である。父に、連れて行ってもらったが、あまりの人の多さで、子供はつぶされて危ないというので、テレビ館には入らずに帰ったのを思い出す。アメリカ文化が憧れの的であったころである。

TVの記憶と云えば、昭和29年、電気屋の前で、多くの大人に交じって見た「力道山対木村」のプロレス、中学1年の時、毎日、学校帰りに電気屋に寄宿していた友人を訪ねて見た相撲放送、三々五々、食堂に集まり、皆で一緒に見た会社の寮生活、本当に驚いたアポロの月着陸の映像と、時代に応じて生活へのかかわり方が変わり、いろいろな想い出と重なる。

デジタル画像は、自然の風景、世界遺産、美術番組等を見ると、本当に綺麗だなと思う。

しかし、今では、インターネットで世界中のことを見ることができるので、TVも転換期にあるのだろう。

先日、囲碁の本因坊戦をインターネットで、観戦した。山下本因坊が、3連勝のあと、3連敗したが、決勝の第7局を制して防衛した。そういえば、将棋の名人戦も、森内名人が、同じく、3連勝のあと、3連敗し、決勝の第7局を制して防衛した。

実力が伯仲した二人が戦うのであるから、一方的になるのはおかしいのだが、勝負の流れと云うのは、本当に怖い。その勝負の進行を見ることができるのは、大きな楽しみである。

キャデラックや電気製品に囲まれたアメリカ人の生活を映画で観て憧れたものだが、同時に、音楽に魅せられた。アナログ放送で、音は決して良くはなかったが、FENで流れる音楽は、新鮮であった。ジャズである。

今日のレコードは、RCAビクターが驚異的技術で、ジャズの歴史的名盤を再生したXレーベルから再編集したものである。ジャズの歴史上、重要な位置づけにあるカンサス・シティ・ジャズの大御所的存在であったベニー・モーテン楽団の1926年~32年の演奏を収めている。


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