日経平均上昇の不思議

日経平均株価の上昇が続き、２万円も夢でないと株式市場は沸いている。
ダウ平均が下落しても日経平均は上昇するというこれまでとは少し違った様相を示している。
北陸新幹線の開通で沸いているが、一般市民の景況感はさほど上昇していないのが実態のようだ。
日経平均が２００円以上上昇しても、ファナック１社で、１００円以上寄与している計算になり、寄与度の大きいファナックやファストリが上昇すると、日経平均は大幅に上昇するので、全体の景況感と一致しないケースも出てくる。
大企業のベアが決着し、景況感は上昇するだろうが、裾野にまで広がるには時間がかかるだろう。
それでも、大学の合格発表、卒業、入学、入社とそれぞれにとってのイベントと春の雰囲気が人間の気持ちを明るくするので、良い方向に向かうのではないかと期待が持てる。