サラ・ボーン・ベスト・ステージ
女子サッカーがワールド・カップでまさかの優勝をして、その話題で盛り上がっている。大変な快挙であることは間違いない。今まで一度も勝ったことのない相手に、この大舞台で勝って優勝したのだから、大いに喜べばよい。逆に、相手は、格下相手に負けられないと、随分プレッシャーがかかったことだろう。PK戦に持ち込んだところで、勝ち運は向いていたといえそうだ。
男子より、女子の方が世界水準に達しているものが多いようだ。後進国やイスラム圏ではまだまだ、女性解放が進んでいないことも、一つの要因だろう。
しかし、勝つだけでなく、負けても印象に残る試合もある。
先日のウインブルドン・テニスでの、クルム・伊達公子とビーナス・ウイリアムズの対戦はそのひとつであろう。実は、試合にならないと思い、録画しなかったのだが、翌日、7-6、3-6、6-8という結果を見て驚いた。後日、試合の一部を見たが、素晴らしい試合内容であった。いつまでも、ウインブルドンの記憶に残る試合となるであろう。
それにしても、私も、もう少し若かったら、まだまだやれると、彼女に勇気づけられたことだろう。最近は、若いということに目が行きがちであるが、経験がこんなにも素晴らしい財産であることを示してくれた。
女性の、いろいろな場での活躍を見るにつけ、日本の政治の場でも、女性がもっと活躍すれば、日本も変わるのではないかと云う気がする。残念ながら、現在の議員、首長の中には、期待できる人物が見当たらないが。
ビリー・ホリディ、エラ・フィッツジェラルドと並び、女性ジャズ・ヴォーカリスト、御三家の一人が、サラ・ボーンである。
このレコードは、シカゴのナイト・クラブで、1957,8年に録音し、廃盤となった2枚のLPをまとめたものである。彼女の歌は、大ホールのステージより、こじんまりとしたナイト・クラブでの歌唱に真価が発揮されるように思える。
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