大会の最初の山場が100mであれば、最後を飾るのは4×100mリレーである。
男女の4×100mと4×400mリレーが行われるが、一筋縄では行かないのがリレーである。
これまでも、圧倒的に強いと思われた米国がバトンミスで失格になっている。
4×400mリレーでは、ほとんど実力通りの結果になるが、4×100mリレーでは予想外の結果が発生する。
ただ今大会では、男子は米国が、女子はジャマイカが金、銀、銅をそれぞれ独占しており、どんな記録が出るかが楽しみであった。
ところが、男子はカナダに、女子はアメリカに苦杯を喫し銀に終わった。いずれもバトンミスである。
大会最後を飾ったのは、男子棒高跳びでディプランティスがなんと6m21の世界新を達成した。
6m06を余裕で超えていたが、一気に6m21の世界新とは驚きだ。
大阪世界陸上で、イシンバエワが世界新に挑戦したのを思い出した。
素晴らしい大会だった。