EUはウクライナ支援の負担とロシアへの制裁の返り血を受け、ユーロ安が進みドルと等価になってしまった。
第1次世界大戦、第2次世界大戦で疲弊したヨーロッパの地位は低下し、アメリカにその地位をとって代わられたが、ウクライナ戦争でも同じことが起きてしまった。
ヨーロッパとロシアとの関係は、歴史的にもアメリカとは大きく異なる。
もともとヨーロッパには、ウクライナの加盟ついては、慎重な意見もあったが、アメリカのNATO拡大政策に追随したことで巻き込まれた要素が強い。
建前と本音のせめぎあいであったが、今回は建前を前面に出さざるを得なかったようだ。
もし、今冬に寒波が来襲したら、ヨーロッパの人々は日常生活に大きな打撃を受けるだろう。
何のための制裁か?となる前に、有効な手段を講じる必要がある。