桜の見ごろが過ぎて、京都の観光客の一段落を見込んで、京都の散策に出かけた。
四条大宮を起点に、壬生寺、嵐電で北野白梅町に出て、北野天満宮から平野神社へ向かった。
どちらも、梅と桜の名所であるが、学生時代にも訪れたことがない。
人も少なく、新緑が綺麗である。
立命大のキャンパスでは新入生を迎え、明るい雰囲気に満ちていた。
私にとっては、はるか昔のことである。
キャンパスを抜け、「きぬかけの道」を竜安寺へと歩いた。
折角の散歩道も道路が整備され、車が多いのには、多少うんざりである。
さすがに竜安寺は混雑していたので、通過して仁和寺へ向かった。
仁和寺は御室の桜で有名であるが、今年はすでに散っており、1本だけ咲いていた。
「あの娘、御室の桜やな」とは、褒め言葉のようだが、御室の桜は木が低く、花が低いところに咲くので、花(鼻)が低いオペシャンと云っていると言うのだから恐ろしい。
仁和寺の御殿もすばらしいが、金閣寺、竜安寺のような超一流ではないので、比較的観光客も少なく、境内も広く、ゆったりと楽しむことが出来た。
時間の関係で、妙心寺は次回にすることにして、京都を後にした。