旭化成建材の杭打ち工事に関する旭化成の調査委員会の中間報告が株主に送られてきた。
内容は、すでに新聞報道されているので、特に新鮮味はない。
旭化成の株主にとっては、この不祥事により、株価が300円以上下落しているので、思わぬ大損を被っている。
旭化成は、例年開催している「OB新年会」を中止したようであるが、役員たちは、先輩達からの苦言から逃げたということであろう。
内容で一番気になったのは、旭化成建材の社長人事である。
記者会見にも出た当事者である常務が社長昇格とはどういうことだ。
責任を取って退任すべき立場ではないのか?
メスを入れるには、旭化成の他事業部門から、人材を選任できるはずだ。
必要なのは、建材事業の専門知識ではないのではないか。
13億円の特別損失を計上し、さらに上積みされる見込みであり、巨額の損失は金だけでない。
今年の最も注目される株主総会になるのだろう。