株価が大きく下がり、世界経済の不透明感が蔓延する中で、課題は多いにも係わらず、予算委員会での議論のレベルは低い。
委員会は発言の取り消しやレベルの低い行動への追及に時間を取り、肝心な議論が深まらない。
答弁は逃げばかり目立ち、時間が来れば、多数で採決しようとの魂胆が見え見えである。
日銀のマイナス金利は世の中を驚かせたが、日銀の狙った効果は想定外だったようだ。
黒田総裁は、個人の預金金利には影響しないような発言だったが、早くも引き下げが始まっているから、個人の生活にも影響が出ている。
今回の決定は、5対4の賛成多数決で決定されたとのことだが、賛成したのは、安倍内閣に任命された委員ばかりとのことである。
このような重要な決定は、少なくとも、3分の2以上の6対3で決定すべきではなかろうか。
安倍の発言も、パフォーマンスと見透かされると効果がない。
困ったことだが、当分、悩ましい時期が続きそうだ。