まもなくスーパー・チューズディであるが、今回の予備選は少しばかり様子が違うようだ。
大統領は民主党と共和党が2期で交代することが多いが、今回は当初から共和党に有力候補がおらず、混戦と見られていたが、なんと、飛び出したのは異色のトランプ氏であった。
特異な発言ばかりが伝えられるので、とんでもない候補のように思っていたが、これまでの予備選の結果を見ると、その支持は確かなようだ。
もし当選でもすると、アメリカ大統領だけに世界への影響が大きすぎる。
これだけの支持を集めるのは、現在のアメリカに問題が多く、不満を持つものが多いということなのだろう。
大統領一人でアメリカを動かせるわけではないが、世界のリーダーであるだけにやはり心配である。
一方の民主党は、ヒラリー・クリントン独走の予想であったが、何と社会民主主義者を自称するサンダース氏が善戦している。
若者の圧倒的な支持を得ているようだが、アメリカも随分変わったものだ。
新興国アメリカにも格差と階級社会が根付き、衰退へ向かう分水嶺にあるのだろうか。
スーパー・チューズディの結果から目が離せない。