<o:p></o:p>
ジャズの歴史を語る上で避けて通れないのが、デューク・エリントンである。
彼は、1899年4月29日、ワシントンD.C.で生まれた。
彼のピアノ・スタイルはラグタイムであったが、1927年、コットン・クラブへ登場以来の作曲家、編曲家、バンド・リーダーとしての功績は計り知れない。
ジャズ界のみならず、アメリカ音楽界を代表する最高のアーティストである。
「バンドが私の楽器である。」という言葉が示すように、彼の音楽的主張は、主にオーケストラを通じて表現されてきただけに、ピアニストとしての評価はやや低く、ピアノ・アルバムは少ない。
「A列車で行こう」、「キャラバン」、「サテンドール」、「スイングしなけりゃ意味ないね」、「Cジャム・ブルース」他、ジャズに縁のない人たちも耳にしているであろう。
何度か来日しているが、私も2度ばかり、生で聴く機会に恵まれた。
ジャズ界のみならず、アメリカ音楽界の巨人の一人である。