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昨年はチケットを取り損ねたので、今年は発売日にインターネットで、中央9列目の席を確保した。
ウイーン・フィルおよびウィーン国立歌劇場のメンバーを中心に一流プレイヤー30人で特別編成されたオーケストラによるコンサートである。
プログラムは多彩であり、ブルッフ作曲の「クラリネットとヴィオラのための協奏曲ホ短調」は初めて聴いたが、クラリネットのP・シュミドール、ヴィオラの清水直子はともに素晴らしい演奏であった。
ベートーベンの交響曲第7番は、何度も聴いているが、指揮者なしの30人編成の小規模オーケストラでの演奏は初めてである。
聴く場所が良かったのか、30人とは思えない迫力の演奏であった。
プレイヤー個々人のレベルが高く、各楽器の人数が少ないので、プレイヤーの一人ひとりの音を聴くことができるというのは別の楽しみがある。
18世紀ごろは、現在のような大ホールでフル編成のオーケストラの演奏は少なかったであろう。
先日、サヴァリッシュの追悼番組で、N響による第7番を聴いたばかりであり、聴き比べも興味深い。
拍手がやまず、アンコールで2曲演奏されたが、久しぶりの良いコンサートであった。
開演前に、代々木公園を訪れたが、平日というのに若い人たちがいっぱいいるのに驚いた。
日本は本当に平和な国だ。
帰りの電車で優先席の車両に乗り合わせたら、若い女性が占拠しており、先日読んだブログを思い出した。お世辞にも美人と言えない3人で、両手の指に指輪も見当たらなかったので、あまりもてないのだろう。しかし、日常の何気ない行動がその要因とは思わないのだろう。
最近の若い男は席が空くとすぐに座るようだ。体力がないのか、少し苦労も必要なようだ。