想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

BEST OF JACK TEAGARDEN  (ROULETTE RF-7004)

2011-06-11 18:33:38 | 旅行記

ジャック・ティーガーデン楽団 (tb、vocal)ジャック・ティーガーデン

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義母の米寿の祝いを兼ねて、義弟夫婦達と、数十年ぶりに有馬温泉に出かけた。自分で源泉を持つ老舗の旅館であったが、別館は、景色の眺めが本館に劣り、風呂に遠いとかで、ほとんど貸し切り状態であった。日曜日の夜の宿泊なので、さほど混んでいるとは思っていなかったが、やはり、不況の影響は大きいようだ。

折角なので、何か記念になるものを買おうと思ったが、目ぼしいものがなく、話を聞いていると、「有馬筆」を作っている工房があるとのことで、訪ねてみた。現在、有馬筆を作っているのは、此処だけで、この老女が亡くなれば、途絶えてしまうだろうとのことであった。私自身は、書道の嗜みがないので、筆を評価できないが、素人目にも良さそうなので、記念に購入した。

「伝統工芸品展」へ行くと、日本の工芸品の素晴らしさに見入ってしまう。後継者がいなくて、途絶えていくものも多々あるようだが、残念なことである。

私は、最近のジャズには、あまり興味が持てない。古いと云われるかもしれないが、私が好きなジャズは、伝統的な1920年代から40年代で、せいぜい、60年代までである。

伝統的なジャズの代表として、思い浮かぶ一人に、ジャック・ティーガーデンがいる。

ジャック・ティーガーデンは、デキシーランド・ジャズ界に長い間君臨した白人のトロンボーン奏者であるが、インディアンの血を受け継いだ彼の演奏には、ジャズのスピリットが感じられる。また、彼のトロンボーンの音色はハートフルであると共に、彼の唄うブルース、「ベイジン・ストリート・ブルース」や「ロッキング・チェヤー」は、何とも言えない味わいがある。

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