「超国家主義(スープラ・ナショナリズム)」のおわりの改稿
かつて世界では封建社会から近代社会への過度期に世界中で幾度
も無益な戦争が繰り返された。たとえば、我が国だけを見ても26
0年余り続いた徳川幕府が大政を朝廷に奉還して明治新政府が誕生
するまでの転換期には幕藩体制の存続を望む佐幕派と倒幕を迫る勤
皇派と間で武力対立が繰り返された。しかし、如何に現(旧)体制が
保守回帰を望んだとしても、熱力学の第二法則「エントロピー増大
の法則」に従えば、「その核心は熱は熱い物体から冷たい物体にし
か移らず、決して逆は生じない」とすれば、近代科学技術がもたら
したIT化の熱い熱は冷たい国家主義体制を融かすのに猶予を与え
ないだろう。これを現状の世界情勢に当て嵌めれば、国家主義者プ
ーチン大統領はかつてのソビエト連邦体制へ回帰しようとして情報
つまりSNS(Social networking service)を統制しようとするが、一
方のウクライナ政府は武力侵攻の現状を包み隠さずに情報化するこ
とによって、「エントロピーが増大した」情報に接したウクライナ国
民は、決して「古き悪しき時代」への回帰を望まないだろう。だとす
れば、ロシア国家主義体制はIT化社会によって崩壊するしかない。
ただ、これは単にロシアだけの問題ではなく、国家主義を保守する中
国、最も深刻なアメリカ、そして日本にも及ぶことは避けられないと
思う。重要なことは、それが事実だとすれば、第三次世界大戦の開戦
は避けられないのではないだろうか?だって、中国もアメリカも国家
主義体制の転換を迫られるとすれば、無血で収まるはずがない。私の
結論はそれだ、第三次世界大戦は避けられない!
では、大戦後の世界は如何なる世界であるか、それこそがボーダー
レス世界、「超国家主義(スープラ・ナショナリズム)」である。
あかん、また酔ったので(つづく)
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