「あほリズム」
(851)
香港が中国共産党によって民主的な自治を奪われて以来、ミャン
マー、ベラルーシ、アフガニスタンと世界の政治体制は立て続けに
非民主化へと傾いている。もはや民主主義は人々に夢と希望を与え
る政治体制ではなくなってしまったのだろうか?すでに世界の人口
は80億人に達せんとして、しかしそれを養う大地は太古より限ら
れている。にもかかわらず全世界の人々が挙って近代生活の豊かさ
を求めれば地球を増やすか人間を減らすしか方法はない。もちろん
地球は増やせないとなれば人間を減らすしかない。そして人間を減
らすには戦争が最も合理的である。ところで、「民主的平和論」と
いうのがあって、それは「民主主義国同士は戦争はしない」という
命題で、18世紀末のドイツの哲学者イマニュエル・カントが論じ
たのだが、もしそれが正しければ、非民主化の流れは人間を減らす
ための戦争の準備なのかもしれない。
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