「ロンドン五輪、ナデシコ対カナダ戦」

2012-09-01 08:55:33 | 「閑話放題」
       


   「ロンドン五輪、ナデシコ対カナダ戦」



 ロンドン五輪予選、ナデシコ対カナダ戦を観ました。ナデシコJ

APANは、明らかにこれまでとはサッカーを変えていました。中

盤からのミドルパスを多用して前線に送っていましたが、それがあ

まり精度が良くなくて、相手ボールになるケースが目立った。これ

までのナデシコは、ショートパスを繋いで駆け上がっていたがそれ

が見られなかった。その転換は、相手がカナダであったから試した

のか、それとも、今後も続けるつもりなのか気になる。強豪がナデ

シコのショートパスに対処するために狭いエリアでのディフェンス

をしてくるなら効果はあるかもしれないが、体力に劣るナデシコが

前線でどうしても相手のディフェンスとボールを奪い合わなければ

ならない足の長いパスは反対に危険ではないだろうか。そして、今

さらロングボールの精度を高められないなら、これまで通りのパス

を繋ぐサッカーに戻すべきだと思う。先制点はまさにラストパスが

ゴールのナデシコらしいパスワークだった。ただ、カナダに奪われ

た得点は、今後強豪チームが参考にするに違いないほど為す術のな

い鮮やかな逆襲だった。恐らく、対カナダ戦のようにミドルパスを

多用していると、相手にカットされて一機の反撃を受けるに違いな

い。そうなればナデシコのメダルの可能性さえ危うくなるだろう。

 男子は観れなかったので、この次。ただ、あんまり浮かれていると

アトランタ五輪の二の舞にならないか心配だ。


 「ユーロ杯2012」

2012-07-03 06:14:10 | 「閑話放題」



             「ユーロ杯2012」


 決勝トーナメントの全試合を見たわけはないが、気になったのが

イングランドの弱体化だ。前に、プレミアリーグに外国有名選手が

大勢移籍してくるようになって、国内の若手選手が大きな舞台で経

験を積めなくなり育成され難くなったというウインブルドン現象がサ

ッカーでも起きているというニュースを観たことがあった。そういう

ことがあるのかもしれないが、何よりも気になったのがキーパーだ。

観ていて動きがぎこちないと思った。世界を制するチームには必

ず名キーパーの存在が欠かせない。対イタリア戦はPK戦になって

一度はイングランドがリードしたが、観ていてそのまま逃げ切れると

は思わなかった。結果は逆転されてしまったが、それはキーパーの

ミスからではなかった。2014年のW杯のイングランドが心配だ。

 さて、対イタリア決勝戦のスペインは凄かった。まるでパス回し

の曲芸を観ているようで目が離せなかった。そもそも相手のイタ

リアはドイツとの試合も一瞬の隙を衝いた逆襲で勝ったようなも

ので、ゲームそのものはドイツが支配していた。決勝戦はスペイ

ンの華麗なボールコントロールに圧倒され、ボールを奪いに行け

ば巧妙なフェイントでかわされ、めまぐしくパス回しされ呆気にとら

れるシーンさえあった。そして、後半の3失点以降は明らかに試合

を諦めてしまった。

 そのスペインは今、国家は経済危機で大変だが、スペインのサッ

カーを観ていて「パンとサーカス」を思い出さずには居られなかっ

た。あんな曲芸師顔負けのサッカーを毎週リーガ・エスパニョーラ

で観ることが出来るなら、みんな仕事そっちのけで応援するのも無

理はない。かつて、1985年に阪神タイガースは球団初の日本一

に輝いたが、私はその頃は大阪に居て根っからのタイガースファン

だった。卸売市場で働いていたが、隣の店の番頭さんは、所沢の

西武球場でタイガースを応援するだけのために仕事を辞めてしま

った。みんな仕事なんかどうでもよかった。テレビで日本シリーズ

の中継を観ていると、レフトスタンドの最前列に陣取って大きな旗を

振り回して満足そうな番頭さんの顔がアップで映し出された。私は、

ガラガラの市内を配達中に軽トラのラジオで対西武6回戦を聴き

ながら走っていたが、淀川に架かる十三大橋の上を走っている時

に、阪神の初回の攻撃で大洋から移籍してきた長崎がライトスタン

ドに満塁ホームランを放った。ライナーで飛び込んだと絶叫するア

ナウンサーの実況を聴いて私は涙を流しながらハンドルを握って

いた。長崎選手は、大阪出身で元々阪神入団を希望していた。大

洋ホエールズの中心選手として活躍していて将来の監督まで嘱望

されていたが、しかし、球団コーチの娘さんと離婚するとトレードに

出されてしまった。そんな話しを聞いていたので彼の一打は殊更

うれしかった。ま、要するに、サーカス、今でいえば野球やサッカー

に熱中する余り、政治経済がおかしくなるといういうは今日ではな

いとは思うが、阪神タイガースの日本一に浮かれた大阪は、その

後、浮かれたままバブル崩壊に見舞われて未だに立ち直ってい

ない。スペインもまた不動産バブルの崩壊があったようだが、大

阪の二の舞にならないようにサッカーの応援はほどほどにして

経済危機を華麗なフットステップで切り抜けることを期待してます。



          *「パンとサーカス」

パンとサーカス(ラテン語: panem et circenses)は、
詩人ユウェナリス古代ローマ社会の世相を揶揄して詩
篇中で使用した表現。権力者から無償で与えられる
「パン(=食糧)」と「サーカス(=娯楽)」によっ
て、ローマ市民が政治的盲目に置かれていることを指
摘した。パンと見世物ともいう。ガス抜きや愚民政策
の例えとしてしばしば用いられている言葉である。
                                        (ウィキペディア)






「ザックジャパン 対オーストラリア戦(アウェー)」(試合結果)

2012-06-13 00:51:01 | 「閑話放題」



   「ザックジャパン 対オーストラリア戦(アウェー)」


            (試合結果)



 今日の試合のヒーローは主審だった。人は自分の中立性や公平性

を何によって測って良いのか実は誰も解っていない。我々の中立性

は何時だってブレまくっているのだ。恐らく、彼は少し厳しい判定

(レッドカード)を下したことをゲームの中で終始考えていたに違い

ない。そうでないとオーストラリアの人々に申し訳ないと。そこで、

埋め合わせするためのきっかけを日本のプレーに探していた。公平

性が求められる警察官や公務員が市民から見て身内の不祥事に甘い

処分を下しても彼らは決してそうは思わないのと同じだ。そこには別の

論理がはたらいている。更には、甘い言葉で誘ってその時になって裏

切る政治家やそれを伝えるマス・メディアを見てみろ。つまり、我々も威

張れるほど彼から遠く離れて生きている訳ではないないのだ。中立性と

いうのは仲間意識からは生まれてこない。我々だって組織(身内)の論

理に従うかそれとも自分の信念を全うすべきかで常に迷っているではな

いか。ただ、観客にとって、選手ではなく中立性を見失ってブレまくる主審

(権力者)がヒーローになるゲームほど醜いものはない。今の民主党政権

のように。

 オーストラリア 対 日本 = ( 1 対 1 )


(追記)

それにしてもオジェック(豪監督)は何でケネディーを出さなかったのだろう




 

 「ザックジャパン 対オーストラリア戦(アウェー)」

2012-06-12 18:59:43 | 「閑話放題」



   「ザックジャパン 対オーストラリア戦(アウェー)」


 この試合は前にも記しましたが引き分けで十分です。豪勢は、

土地の利を生かして、というのは、ピッチは元々ラクビ―場でし

ょうから荒れている筈です。つまり、日本のパスサッカーを封じ

る為に敢てそういう競技場を用意してくるに違いないのですから

日本のサッカーは出来ないでしょう。それで、彼らはボールを取

ればロングパスで勝負してくるはずです。ですから、あまり前線

を上げ過ぎてはいけません。それと、この前のオマーン戦ではペ

ナルティーエリア外から何度もロングシュートを打っていましたの

で、そのこぼれ球に注意をしなくてはなりません。それと、やはり

ケネディーのヘディングに気を付けることです。

 勝たなくていいのです、引き分けで十分です。

 私の予想は、0対0です。攻めるなジャパン!



「ザックジャパン対ヨルダン戦の 結果」

2012-06-09 02:23:55 | 「閑話放題」



     「ザックジャパン 対ヨルダン戦の 結果」



 ボールがキックオフされて1分も経たないうちに日本が勝つと思った。

ヨルダンのディフェンスのマークの緩いこと。何か八百長試合を見てい

るような気がした。先制、追加点と得点をしてもゲームそのものは退屈

で、その上、ヨルダンの選手が2枚目の警告で退場させられた時に、も

う見るのを止めました。やはり、次のアウェーでのオーストラリア戦こそ

がザックジャパンにとって大きな試練となるでしょう。引き分けでいいん

だけど、その守りの要の吉田が故障してメンバーから離れたことの方が、

この試合の結果よりももっと大きな結果だったということにならなければ

いいんだけど。と言うのも、次のオーストラリア戦で、ケネディーの長身(

194センチ)を生かした得意のヘディングシュートを互角に競って阻止で

きるディフェンダーが吉田(189センチ)の他に誰が居るだろうか。豪勢は

ケネディーを中心に空中戦を仕掛けてくるのは想像に難くない。また上背

に劣る日本は空中戦に滅法弱い。つまり、次の試合を見据えてこの試合

の結果を一言で言えば、

「吉田の故障が痛すぎる」

と言うことになる。

 あぁ、ケネディーのヘディングシュートが目に浮かんでくる。