(童話)万華響の日々

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歌舞伎町ビル火災の犠牲者の両親の苦しみに思う

2015-09-07 17:18:38 | 生と死を想う

2001年9月1日の歌舞伎町ビル火災で44人が死亡したという14年前のニュース、犠牲者の

両親の今も続く苦しみについて9月1日の朝日朝刊で見ました、その犠牲者の一人中村沙理由さん

(当時23歳 栃木県足利市)の面影を14年間追い続けている両親の苦しみを知るにつけ心が痛み

ました、将来はミュージカルの舞台俳優を目指していたが歌舞伎町でアルバイトをしていて事件に

巻き込まれたものです、両親は今でもオーデション用の娘の録音を聴いて偲んでいるとのことです

  犠牲者44人の中には同様の悲劇にあった肉親や友人が多くいることでしょう、このような逆縁

の死、とくに事件・事故・災害で亡くなった子供とか孫を持つ親兄弟や祖父母の心の苦しみは到底

想像できません、同じような目に遭った人ならば慰めも言えるかもしれません、けれどやっぱり

慰めや励ましはできるものではありません、

 ただただ自分の体験を語ってお互いに聞き合うことで共通の境遇を知って苦しみは自分だけではない

のだという慰めが得られるかもしれません、死と生の問題はだれにでも関わることでありながら納得

できる解答を得られる人は稀ではないかと思います、特に親しい者の不慮の死に関係した人はなぜ

自分だけが、この子だけがこんな苦しい目に遭わねばならないのか、その理由がわからず迷宮に

落ち込んだまま悩み苦しみ続けるのだからなおさらでしょう


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