テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

KRAFT のプローポーショナル ラジコン送/受信機(1970年代末)

2013-03-13 14:27:21 | Weblog

 

昨夜 KRAFT 製の初期のプロポ用送受信機修理のお話を頂いた、型番等不明だったが手元の資料で
初期の物を探してみた。  お話では 10 Chで72 MHzの物とのことだったので送信機 T-10 と受信機
R9 の回路を見てみた。 この種のラジコン用送/受信の修理、改造に付きましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

 この回路図に記されている KRAFT (KRAFT Systems Inc.) の住所は 2466 S. Seaman Ave.
So. El Monte Calif.となっており何度か移転し、会社名も変わっている様だった。

3月14日 今日受け取った物は FM のナローバンドの物で送信機が KPT-csIII 、受信機が KPR-8FD
だった。

受信機はダブル・スーパーでトランジスターとICで構成されていた。 電池が無くなっており本来
の電圧が分からない。 電圧が高過ぎて壊して仕舞っては目も当てられず、さりとて低過ぎては動
作しない。

ここでの住所は 450 W. California Avenue  Vista, California となっておりプロポーショナル機器が
本格的に製造ラインに乗った場所と想われる。

左の電池電圧を示すメーターに3.6-5.4と8.6-10.8とあることから送信機用に9.6V、受信機用に4.6Vと
想像した。 因みに充電器の受信機用出力電圧は開放端で3.76V/100Vだったので定格の120Vでの電
圧は(リニアと仮定し)4.51Vとなるので手元に在った単三型Ni-Cd電池3本を実験用の電源とした。

送信機用のNi-Cd電池はサンヨーの物でオリジナルか、後で交換された物かは不明。 一応充電
してみたが送信のテスト位なら使えそうだった。

幸い送信機は機能し、周波数も 44CH、72.670MHzだった。続いて受信機も動作させ一応問題な
く機能することを確認出来た。 サテ最早新品のNi-Cd電池は手に入らずNi-MH電池で置き換える
ことになるがどうするかご依頼主に伺ってみよう。

3月15日  その後 KRAFT のカタログを調べてみたところ1977年の物に KPT-7CS が網羅されていた。
今回の物は KPT-7CSIII (7チャンネル) なのでその後の物と想われ1970年代末頃の物と想像出来る。

 

3月17日 久しぶりに秋葉原に出掛け必要な部品を調達した。 国内でNi-Cd電池は製造されなくな
って久しいが探してみると中国製の物は可成り売られていた。 電池の格納部の深さがもう1mm深
ければ何とか単三型の物が使えたのだが浅い為無理をせず単四型のものを使うことにした。 この
単四型のNi-MH電池は900mAhの容量が有るので元々の650mAhの物よりは可成り容量は増えた。

コネクタの Din 6pin のジャックは何時もの店に無く、何軒かまわり4軒目で(店頭には無かったが)
聞いたところ奥から出してくれた。配線に取り掛かったが古いNi-Cd電池の近くに在った線材は発生
したガスが原因か腐食が激しく半田付けも容易では無い。

折角なので汚れも洗いコネクタ部の配線を終えたが、先日外れていた2本が何処に繋がっていたか
分からなくなったが先日撮影しておいたこの辺りの画像が大いに役立った。

下にダンボールを2段重ね、厚手の両面テープで Ni-MH 電池を固定した。

コメント
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