今日お預かりしたのは1970 年代中頃の物と想われる Blaupunkt, Frankfurt Stereo USで FM は良好
に機能したが AM は殆ど機能せず、強力な局のみ辛うじて受信可能と云う状態だった。この種の
カーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。
12V専用機種だが車 (Porsche 356, 1962) は6Vの為、下のDC-DCコンバーターが使われていた。
3月6日 ゴーサインを頂いたので修理に取り掛かった。 プリント基板は両面プリントの物が使われて
おりスルーホールが問題を起こすことが多いので先ずはそれらの再半田から 始めた。
どうもスルーホールに問題は無い様だったが、上の画像の左に在る(コアが赤く塗られた)高周波トランスと想
われる物を少し動かすと感度がドラスチックに増加した。 ならばとこの基板を外すべく分解に取り掛かった。
高周波回路が乗っている基板のパターン面を細かう診てみたところ以前にも多くのランドに半田付けをやり
直した形跡が診られた。 高周波トランス付近の半田付けをやり直し通電した結果好結果が得られた。
トラッキング等の調整も行い十分実用となる感度が得られた。 サテiPod用のアダプタのお話も有った
のでその為の準備に取り掛かり、手元に無いDinの7ピンのプラグが必要なことが分かった。
3月7日 昨日買って来たDinの7 ピンのプラグを組み込んだ。 モノラルの物は多く手掛けて来たがステ
レオ対応の物は少なく若干手間取ったが好結果を得た。