テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

T放送局向けテレビ4台のレストア開始

2009-04-12 21:59:00 | Weblog

時々お世話になっている T 放送局のテレビドラマ用に昭和30年代のテレビを数台使うことにな
りその中の 4台をレストアすることとなった。2週間で仕上げなければならず今日から作業に取
り掛ったが可也忙しくなりそうだ。 上の画像はその中の 1台、松下の T14-R1P の同形機でキャ
ビネットは塗装+補修の為他に行っておりこちらでお預かりしたのは中身だけだが  他に日立の
FY-940 と東芝の 14インチの物 2台をお預かりした。この種のテレビの修理、改造に付きまして
はこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

4月13日  昨日劣化していることが間違い無い部品、及び目視で問題が有りそうと判断出来た
部品は交換しておいたので特別問題が無ければ今日の午前中で可也のところまで終わらせるこ
とが出来るだろうと考えていたがドッコイそうは問屋が下ろして呉れなかった。ラスターは出
始めたが高圧整流管は真空度低下でグロー放電しており可也のノイズを発生していた。次ぎに
同期は水平、垂直共掛かってはいたが水平に周期的な同期の外れが見られた。  先ず AFC の出
力 (負荷) に使われている 100KΩが 420KΩ程になっていた。  他にコントラストが調整出来ない
問題も有ったがこれは T 放送局で以前改造(映像増幅のカソードを直接グランドに落とし)  さ
れていた。 水平の問題は直らず同期分離からシンクロで攻めてみたが信号はキチントしてお
り原因不明! 教科書を読み直してみたが何とも原因が分らず初心に戻り基本的なところから
調べ直して見付かったのは何と水平出力の 25E5 の 8番ピン (グランド) と想って 7番ピン (ヒー
ターの片側) に水平 (AFC) 出力からの 0.001μFを繋いでいたことが原因だった。  これを直しヤ
ット好結果が得られたが可也の時間を費やして仕舞い今日予定していた別のレストアには時間
切れとなり取り掛れ無かった。 (仕事場の PC が壊れて仕舞い昨日修理に出した)

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Philco, Seventeener Ⅲ

2009-04-09 18:00:13 | Weblog

今日お預かりしたのは Philco の Seventeener Ⅲで同社の Predicta シリーズと同様非常に奥行き
の小さい (薄い) ブラウン管が使われている17インチの真空管式白黒テレビです。今日は輸送中
の問題がないか確認しただけですが明日以降取り掛からせ頂きましょう。 この種のテレビの修
理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。  
確かこのモデルの第一世代は1950年代末に発売されたと記憶しておりますが今回の第三世代は
何年に発売されたのか目下不明です。

右上に在るセメント抵抗はカビが生えた様な状態で一部が下に落ち真空管の頭に積もっていた。 

4月10日  朝からレストアに取り掛り何とか動作しだしたが垂直の直線性が悪く、また水平の
同期が不安定だった。  他に輝度の直線性にも問題が見られたがこれは CRT のエミ減の可能性
が高い。 折角撮影した画像データを仕事場に忘れて来たので明日アップ致します。

4月11日   コンデンサを交換したり各部の調整を行い略満足出来るレベルとなったが輝度の
直線性の悪さはブラウン管のエミ減に依るものでこれは如何ともし難い(米国に送り再生する
方法は有るかも知れないが)上下の画像に見られる様遠目には問題は無さそうに見えるが。

一通り調整も終えこれで終わりかと想ったところが 5-13Chでは問題が無かったが 4Ch以下で
問題が見付かった。  局発用真空管のエミ減、トランジスタの hfe の低下等で低いチャンネル
が機能しなくなることはこれまでに何度も経験したがどうも今回の問題は別の様でアレコレ
調べたところ何と 4-5Ch間のコイルが断線して (半田付けが取れて) いた。 このコイルを直し

DVD の出力をビデオコンバーター経由で (4Ch) で入力したのが下の画像で一安心。 しかし真空
管テレビの宿命とも云えるが温度上昇(時間経過)に依ってファインチューニング、水平/垂直
同期の最良点が変化するのにはご注意頂きたい。 *以前修理したテレビの持ち主から最初綺麗
に映っていたが数日後画質が悪くなったとのご連絡を頂きファインチューニングの調整はと伺
った時にそれは何かと聞かれ我々の世代では当然のことが若い方には当然では無いことに気付
かされたのでした。

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SONY, ICR-120

2009-04-08 16:31:47 | Weblog

ICR-120 に関するお問い合わせを頂いたので先日手に入れたたものの時間が取れずそのままと
なっていた物を引っ張り出し撮影してみた。   未だ何のテストもしておらず、内部も未確認だ
が今日で久々の本業も殆どけりが付いたので近々レストアに取り掛ってみよう。この種のラジ
オの修理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。

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Grundig, Classic 960

2009-04-08 16:27:46 | Weblog

この 2週間程は久し振りの本業で時間が取れず修理品が可也溜まって仕舞った。 今日お預かり
したのは Grundig の Classic 960、2台で画像だけを見て1950年代の物かと想像していたが届い
た物は最近の IC が多用された中国製の物であった。  お話しでは 1台は中波、短波が動作せず、
また FM のカバレッジを日本バンドに改造して欲しいと云うご依頼で今日は故障の具合を診る
に留めたがゴーサインを頂いたので明日以降取り組ませて頂こう。 この種のラジオの修理  改
造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

内部は基板一枚で殆どは空きスペースとなっている。   どうも電源トランスには常に AC100V
が掛かっており ON-OFF は二次側のみの様で何とも感心しない (手抜き) 設計となっている。

半田も若干粘りの無い物が使われておりどうも回路の何処かにクラックが発生している様だ。
もう 1台は時間経過と共に音量が低下したと記憶しているとのお話しだったが連続試験結果 3
時間では低下は見られなかった。  しかし感度の点で少し気になったので本格的に取り組んだ
ときに細かく診させて頂く事にした。

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SONY, TR-610(前期)

2009-04-06 23:03:17 | Weblog

    今日も予定していた作業が夕方には終わり先日手に入れた TR-610 のレストアに取り掛った。
この機種の前期モデルで全てオリジナルだったが受信は出来ず調べたところアンテナコイルの
ホット側及び 2次側の合計 3本が切れていた。  幸い全て十分な長さが残されていたので半田付
けし直し好結果が得られた。   この種のラジオ、テレビの修理に関しましてはこちらの ホーム
ページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。 尚、好結果が得られたので
オークションに出品致しました。

4月17日 オークションで落札された方から電池のスナップとスピーカーグリル交換のご依頼
を頂いたので取り掛った。 何度やってもこの機種のキャビネットは薄く神経を使う!

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Blaupunkt, Derby 1960年代初頭

2009-04-03 20:41:25 | Weblog

未だ修理には本格的には復帰出来ていないのですが今日予定していた作業が終わり少し時間が
有ったので Blaupunkt の Derby のレストアを少し始めました。  この機種もデザインを少し変
え永年製造されていましたが、個人的には今回のデザインが最も気に入っています。
ロッドアンテナの先端が欠けておりますがそれ以外は可也良好で動作にも特に問題は見られま
せんでした、近々レストアを終えオークションに出品しようと考えております。   この種のラ
ジオの修理、改造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わ
せ下さい。

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