この 2週間程は久し振りの本業で時間が取れず修理品が可也溜まって仕舞った。 今日お預かり
したのは Grundig の Classic 960、2台で画像だけを見て1950年代の物かと想像していたが届い
た物は最近の IC が多用された中国製の物であった。 お話しでは 1台は中波、短波が動作せず、
また FM のカバレッジを日本バンドに改造して欲しいと云うご依頼で今日は故障の具合を診る
に留めたがゴーサインを頂いたので明日以降取り組ませて頂こう。 この種のラジオの修理 改
造に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
内部は基板一枚で殆どは空きスペースとなっている。 どうも電源トランスには常に AC100V
が掛かっており ON-OFF は二次側のみの様で何とも感心しない (手抜き) 設計となっている。
半田も若干粘りの無い物が使われておりどうも回路の何処かにクラックが発生している様だ。
もう 1台は時間経過と共に音量が低下したと記憶しているとのお話しだったが連続試験結果 3
時間では低下は見られなかった。 しかし感度の点で少し気になったので本格的に取り組んだ
ときに細かく診させて頂く事にした。