今日お預かりしたのは久し振りの Panasonic,TR-1010 と TR-1020 で TR-1010 はラスターは
出るがファミコンの出力が見えないとのお話だった。 このところ視力の低下が甚だしく細かい
作業は困難となったがこの種の物の修理のご依頼は HP http://vrc-tezuka/sakura.ne.jp/ (新)
にお願い致します。
TR-1020 は全く動作しないとのお話だった。
ファミコンを添えて頂いたので早速動作を診てみよう。
ファミコンを使ったことが無く最初梃子摺ったが何とか RF 出力を得られた。
TR-1010 の方はフロント・エンド~映像検波までの間に問題が在りそうだったが一応回路図は在る
もののパターン図が殆ど読めない画質だったので諦めた。 片や TR-1020 の方は電源スイッチまで
は繋がっていたが、それ以降の電源(安定化)回路?が機能していない様だったが回路を細かく追う
必要が有る。
12月6日 遂に76回目の誕生日を迎えた、集荷に見えた佐川急便の K さんにそのことを伝えたと
ころ自分と同じ(60才代)位と想っていたとのお話だった。 閑話休題 TR-1020 に朝から取り
掛かった。 上の画像で止めネジが1本欠けている。
分解の手順を記したものが有ると良いのだが。
何とか中身を表に出した。
先ず怪しかった電源スイッチを診て見たが問題は無さそうだった。
次いで安定化電源回路に取り掛かったが基板上に X が記されていた。
フレキシブル基板が折れていたが回路に問題は無かった。
交換された電解コンデンサのリード線が切られずにそのままとなっていた。 安定化の為のトラ
ンジスタ Q73 のエミッタ回路(青く印を付けた)の先が表に出ていたがその上にコネクタが二つ
在る為パターンがどう走っているのかが分からずここまでとした。
何とか組み込みホットしたところで床に燐青銅?製の金具が落ちていることに気付き再度分解した
分かって仕舞えば CRT 裏面のアクアダックをグランドに落とす金具だった。 イヤハヤ疲れた!