先日手掛けた TR-714 の MW が何としても動作せず、他の人に診て貰った方が良さそうだったので
主催しているラジオクラブ内の鉄人の一人 M さんに診て貰うことになった。 この種のラジオの修理
のご依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
今朝 M さんから頂いた中間報告に依ると局発用バリコン(回路図内の10 )の端子に40mV 程の電圧
が発生しており、容量を測ろうとしたが不可能だったとのことだった。 ここをアンテナ用の V/C 端子
(回路図内の 5 )に繋ぎ換えたところ発振し出したとのことだった。 局発側 V/C に問題が在った。
可成り前にヤフオクで TR-714 を買っておいたが VR ツマミが割れていたのでそのまま仕舞い込んで
いたのを引っ張り出してみた。 (その際出品者に説明と違うでは無いかと云ったと想うが若い人の様
だったので返品はしなかったが改めて診たところダイアル用のツマミも可成り割れていた)
一応ラジオ本体は動作していたが MW 側が不安定だった。 バンド切り替えに半田付けの問題が在
った様でスイッチ部分の半田付けを全てやり直した。 結果安定に動作する様になった。
割れていた VR 用のツマミはゴム系の接着剤で修理が試みられた様だった。
ダイアル用のツマミはダイアル糸の駆動部分が殆ど無くなっていた。 サテどうするか?
2月1日 エポキシ樹脂が硬化したので加工に取り掛かった。
円周部分を丸ヤスリで少しづつ削って行ったがセンターがハッキリしないので中心に3φの穴を開け
ることにした。 最初1.5φ程の穴を開けたまでは良かったが3φで開け始めたところ見事に割れた。
2月5日 エポキシ樹脂は諦めベークライトの円柱、またはプラスチック・ギアを使ってみるかと考え
後者を選んだ。
プラスチック・ギアの高さを固定するネジの高さに合わせてノコギリで切断した。
選局ツマミに接着し、次いで円周部分を丸ヤスリで凹ませたが後から削り過ぎたと感じたが遅かった!
一応組み込み最初良好に動いたのでヨシヨシと安心したが、直ぐに外れる様な音がしてテンション
が落ち、空転する様になって仕舞った。 どうもダイアル糸が一部切れ伸びて仕舞った様だった。
2月8日 途中が切れかけて仕舞ったダイアル糸(右)より若干細いダイアル糸で張り直し、また駆
動部はこれまで1ターンしか巻いて無かったが2ターンに増やしてみた。 結果良好に動きだした。