今日お預かりした SONY, TR-714 は今から 49年前自分でも毎日使っていた 2バンドの小型 7石
トランジスタラジオです。 当時始めて作ったトランジスタ短波送信機の動作試験や、ハム局
を探す際の方向探知機としても大活躍してくれたモデルです。 サテ、症状は IF 段での発振+
バリコンのローターでの接触不良、VR のガリ (少) 等が診られました。 この種のラジオの修
理に付きましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
10月20日 修理のゴーサインが出たので取り掛かった。 先ず IF の発振は机上で行ったシミ
ュレーションが的中し AVC 回路のレストアで良好となった。VR のクリーニングも行い、最
も困難が予想されたバリコンのローターの接触不良に取組んだ。
スピーカーを固定するスタッドが片方取れていたので接着剤で固定した。
サテ、バリコンの後ろに在るローターの接点部分を外し磨きたいところですが上の画像に見
られる様トリマーが乗った部分はかしめてあり(多くはネジ止め)外すのは諦めました。
サテ、如何にするか? ここには間違っても接点復活剤を吹きかけてはならず(時々接点復
活剤が吹きかけられ駄目になったバリコンを見掛けます)奥の手を使わせて頂きました。
アンテナ端子 2個に繋がるリードが共に切れていたのでこれらを直し終了と致しました。