お預かりした修理品は直ぐに手掛けるもののイザ自分の物となると中々重い腰は上がらず
【官僚たちの夏】用に貸出たマイクロテレビは一月以上も分解したまま放置しておりました。
今週初めに届く予定だった修理品 (テレビ、ラジオ)が急遽届かないことになり昨日からこれ
らマイクロテレビの再組立て (レストア) に取り掛りました。 昨日今日で 5-303を 2台、5-202
を1台終わらせましたが 5-303の片方の音声出力が無く調べたところスピーカーが断線してお
りました。 この種のテレビの修理に付きましてはこちらの HP http://vrc-tezuka.ne.jp/ からお
問い合わせ下さい。
上の画像からは見えてないのですがボイスコイルの左側、ボイスコイルが表に出たところで
断線しており何とか同様の線材(0.08φ)を使って修理を行いましたが可也難航したことは言
うまでもありません。 接続後ワックスで固めたのが下の画像です。
今日取り組んだ 5-202はアチコチに問題が見られました。 垂直振幅減少、水平振幅過多、音
量調整不良、高圧スパーク、ラスター出現せず、チューナー接触不良等々山盛りでした。
チューナーは分解し接点を磨いたり、板バネのテンションを調整したりで良好となりました。
次に垂直関連のケミコンを全て交換し、またフライバックトランス1次側の共振コンデンサを
小さくし、VR の接点部分をクリーニングしました。 高圧のスパーク、ラスターの問題は使
われていたブラウン管は後期の物、ところが FBT は前記の物でアノードキャップの構造が異
なり高圧が上手く CRT に加わって無いことが原因でした。 忘れておりました偏向/音声出力
基板が挿入されるエッジコネクタが上下で割れておりここも交換しましたのでそれこそ多く
の時間を費やす事となりました。
10月17日 昨日から取り組んでいた 5-205 は何ともコントラストが付かず不思議だったが
何とか原因が見付りました。 何と映像出力のケミコンの足の間を通していたエンパイア チ
ューブの一部が破けていてそこで出力側とショートしておりました。下の画像の 2台 (5-205
と、OEM のサンヨー 5-TP1) は共に AGC が動作しておらず別の機会に取り掛かることにしま
した(8-301の開発者、故島田聡さんの設計と想われるキード AGC が採用されており動作は
チト複雑になります。 キード AGC と聞くと島田さんがソニーに移る前に居た中央無線時代
に手掛けた数機種にも採用されていたことが思い出されます)。 この 3日間で合計 7台を組
み立てましたが、これらの殆どはレストア済と想っていたので予想外でした。
10月29日 このところ修理のご依頼が激減し時間が十分に有る為マイクロテレビのレストア
を 2週間続けた。 結果貸し出した14台の内の13台のレストアを終えたが最後の1台は水平偏
向が機能しておらず、水平の発振トランス、ドライブトランスも替えてみたがドライブ段の
出力が小さい様なので明日以降回路を後期の回路(ドライブ段がダーリントン接続)に変更
してみよう。 ただ CRT の輝度が殆ど無い物もあるので14台全てを実用レベルに持っていく
ことは難しそうだ。