今日お預かりした2台目は Marantz の Model 150 で右チャンネルの音量が少なく、歪が多い
とのお話だった。 この種のチューナーの修理、改造に付きましてはこちらのHP https://vrc-
tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
早速通電し輸送に依る破損等が無いことを確認した、近々取り組ませて頂こう。
4月25日 レストアに取り掛かった。 先ずMPXの動作を診たいところだが底面側には無かった。
上の面に有りメイン基板との接続には 22ピン のエッジ・コネクタが使われていた。
本体内に基板が在ったのでは動作をチェックし難いので先ずエクステンダーを用意した。
この機種でMPXを担当しているIC、HA1156のデータシートをDLしようとしたが上手く行かず
一部だけプリント・アウト出来た。 先ずステレオ・インジケーターが機能しない点を明らか
にしようと6番ピンのところで動作を診たところこの IC は機能している様だった。 ランプを
格納している部分を取り外すのは簡単では無かったが、外して確認したところ矢張りランプそ
の物が断線していた。
12V/0.04A のランプは手元に無かったが略近い値の麦球を組み込んだ結果が下の画像。
バラバラにした部分を組み込み実際に受信してみた。 単にステレオ・インジケーター部分が直っ
ただけと考えていたが、今日動作確認を行った際には右チャンネルの音量が少なく、また可也歪
んでいたのだが何故か音量はドラスチックに増加し両チャンネル共殆ど歪みは感じられなかった。
やがて Dolby FM の設定にしないと音声出力が出ないことが分かったがサテ、本来の動作の仕方
が分からず判断出来ない。
4月26日 回路図上で信号を追ってみたが単に FM ボタンを押すだけでMPXの左右の出力は次段
HA1149 (Dual Audio Amp.) を経由し Out Put Assy の入力に加わっており Dolvy FM 設定とし
なければ音声出力が出ないと云うのは何とも解せない。